良い加減のいい加減さ

"守"から"破"へ。これまで何度かブログで言及しておりますが、
これが2回目のモードを受講するにあたっての自分の課題であり目標です。

コピーや型、緩急高低強弱といったセオリックな技術を"守"とするならば、
飾ったり作ったりせず自分のナチュラルな読みや、「毒」などによる遊びやメリハリを追求していくのが"破"だと感じています。
そしてその行動が自分の強みにも繋がっていくと。

その点逸見さんの授業は正に"破"に寄った授業と言えます。 
前回はそんな逸見さんの集大成と言えるラストレッスン「ソフトドキュメント」の授業でした。

「ドキュメント」と言うジャンルは必ずしも滑舌良く明確に読めれば良いと言うものでもありません。
映像の力が強いのでナレーションが立ち過ぎると馴染まなくなってしまう事があります。
時にはあえて滑舌を崩す事も一つのやり方だと逸見さんは仰ります。

今期、明確に目標として設定していたためか、比較的前回のモードよりはナチュラルな読みが出来るようになってきたと思います。

そこは認めていただいた上で逸見さんからは、
まだ細かいところを計算している所がある。それらを一旦取っ払ってもっとざっくりやって良い。
余計な頭は使わず今一番ベストな声を出せたらOK!そのくらいの心持ちでいいじゃないかと言うお言葉をいただきました。

確かにナチュラルとはそう言うものです。
目指すは意識的有能よりも無意識的有能!
正に逸見イズムです!

技術だけでなくマインド面でもためになるお言葉でしたm(_ _)m

この二年間逸見さんには自分の一番の課題となる部分を優しく、時には毒っけたっぷりに、楽しく教えていただきました!笑

これからも逸見イズムのマインドを胸にやっていきたいと思います。
逸見さんありがとうございました!

モード久保多聞

藤本隆行先生『情報の多様性』を受講して-Mina

こんにちは。春16期コアのMinaです。
9月に入り、少し暑さが和らぐ日が出てきましたね。
晩夏の日差しにほんのり秋色がさす今の季節が、とても好きです。

今回の授業は、藤本先生のラストレッスン「情報の多様性」
「総合力の底上げ」をテーマに、4つの異なるジャンルの情報原稿を続けて読むというもの。

一つ一つの番組の映像や空気感を想像しながら、リズムや強弱、声色などを整えてナレーションに乗せてみます。

【いただいたフィードバック】
・ニュースなどで、語尾をしっかり切ること
・文頭から文末にかけて徐々に音の高さを下げていく基本を守ること
・スポーツなどの悔しい話題も暗くなりすぎないように意識すること(客観性を保つ)

細部にも細やかに意識を向ける。まだまだ課題です…!
ですが、日頃の練習をこうした場で具体的にフィードバックいただけると、出来ていることや足りないことの整理に繋がるので、非常に有難く感じます。

藤本先生は他にも、現時点のコピー対象や、強み、課題などについてディスカッションしてくださり、自分が強みにしたいものが合っているのか、ピントがずれているのかなども相談に乗ってくださいました。
私は、重低音は強みに出来るかもしれないけれど、スピード感のある読みは特に強みにならないのではということ。長く活躍なさっているプロの方にこうしたことをお聞き出来ることも、バーズの大きな魅力だと改めて思いました。

そして、藤本先生が毎回の授業のフィードバックをメモに残し、生徒一人一人の成長を見守ってくださっていたことにも、心を打たれました。
難しい、悩ましいばかりの練習の日々の中で、頑張りに気づいて貰えるのは、本当に嬉しい。

先生が授業で教えてくださったことや、他の方へのアドバイスも、一つひとつ私の心の引き出しに貯めていきます。

先生のお言葉ではないですが、この先何度も振り返って、映像を魅力的な「ドラマ」に出来るよう、自分を磨き続けていきます。

改めまして、ご指導いただきありがとうございました。

春16期コア Mina

今夜は十五夜ですね

こんにちは!コア&ブランディング受講中の島崎愛弓です。今回はブランディング、8月27日の「サンプルめった斬り」と9月3日の「マネージャー視点」を振り返ります。

畠山さんの「サンプルめった斬り」、タイトルからしてメンタルずたずた瀕死覚悟の授業かと、事前にサンプルを提出してから当日まで生きた心地がしませんでした。しかし授業が始まると、クラスの皆さんのボイスサンプルが楽しくて、ついクスッと笑ってしまったり、こういった発想もあるのかと勉強になったり。そして何よりも全てのサンプルを聞き、細かく評価してくださる畠山さんの愛に感激し、恐怖心は無くなりました。とはいえ、人間ですもの、自分の評価が気になるところ。評価ついては、コンセプトを絞った点は良いが読みが普通になってしまったこと、作った声が多くもう少し地声の部分が欲しかったなどのお話を頂きました。ダメ出しだけでなく、今後についてのアドバイスもくださる畠山さん、まさに愛です。ご指摘を糧に精進いたします。

そして迎えた翌週の「マネージャー視点」。お昼のワイドショーのオーディションを想定した授業です。義村学長、狩野社長、武信さん、畠山さん、4人が並んだ前で原稿を読む。そりゃもう緊張します。授業の流れとしては、それぞれ自己PRと原稿の中から2種類選んで読み、マネージャー陣だけでなく私達生徒からも投票を行ってそれを発表するというものでした。票が多く集まった方は安定感もあって流石だなと聴き入った一方、授業の録音を後から聞き返すと、自分の読みは技術力はもとより、何とも中途半端な読みだなと愕然としました。アナウンサーの仕事をしていると話した後に、報道を読んで、その後にバラエティ系なら、そこはもっと跳ねた読みをした方が良いというお話を武信さんからいただき、オーディションではオンエアよりもっともっと尖って読まないといけないなと実感しました。他の講師陣の皆様からもボイスサンプルやオーディションについてのお話で普段から言われてきたことですが、いざとなると小さく纏まってしまうものなので、より意識していこうと改めて思いました。今期の授業も今日を入れて残り2週!ラストまで沢山のことを吸収したいと思います!

自分の多様性

「起承転結意識してる?」なんか最近お前ダレてね?と友達に言う感じで言ってくる藤本さんが好きです。推します。コアの岡田昌也です。

今回いただいた原稿、ニューススポーツ緊迫報道食バラエティーと、多種多様な種類。情報のフルコースでした。
自分は「情報」というひとくくりで捉えていましたので、各種どう料理したらいいかわかってません。
特にスポーツの読みがノータッチすぎて、とりあえず元気に読んでもうまくはまる訳もなく。見ず知らずの食材、とりあえず煮とく?みたいなものしか出ませんでした。
意識していたコピーのお披露目せず、不完全燃焼。消し炭になりたかった。

各原稿はおよそ 四段落程。起承転結盛り込むのにちょうどよい。情報のフルコースを料理できるシェフになります。
おれはこう読む!!自分のドラマのを作り上げたいです。
ふじさーん(宣伝)ありがとうございました!!

気づきの場所にする

再び、春16期コア土曜クラスの勝田です。
墨屋先生のボイストレーニングのあと、
藤本隆行先生の授業「情報の多様性」

報道、スポーツ、衝撃ニュース、情報の4パターンの原稿を読みました。

藤本先生の授業は、
技術面はもちろん、より鋭角に学ぶためのマインドセットができることもありがたいです。
教室に座って受け身の姿勢ではなく、プロとして自分が何を得るかを自分で決める。
まさにバーズの教え、自立のためのアドバイスだからです。

今回の授業では「ここを気づきの場所にする」という言葉がささりました。
コピーや練習をしてきて、授業で試し、講師に聞いてもらって気づく。
人から言われたことで「やる気出ました」でなく、
内面から出るものでモチベーションをあげてほしい、と。

今回、私がやったコピーの披露は伝わりませんでした。
もっと力が抜けるとよい、とのアドバイスをもらいました。
なるほど。あとで録音を聞くと練習とは違う。
いつでもどこでも成果が出せるまで練習するということがわかってよかったです。
指導を受けた時は、いわゆる“ダメ出し”が印象に残ります。
録音を聞くとちゃんと成長部分も指摘してもらっていました。
これも大切。
・よくなっている
・前(コピーの授業の時)に言った声を作ってる感や裏声感はなくなっている
・落ち着きも出てきている
・空回り感もなくなっている(←コレ、自分でも気になっているところ)

そして一番大切なこと。
全体的に悪くはない、そこそこ読めてる
・ここから!
・色を出していきたい
・これ、勝田さんである必要あるかな、と考えると…
・自分の武器を作り上げる
・バーズで一番大事なことは自分の強みを見つけること

出ました!“そこそこ”!!!
これです。
まさに私の人生のテーマ⁈「“そこそこ”から抜け出す」(笑)
“そこそこ”のロイヤルストレートフラッシュなのです。
“唯一無二”になるためにバーズを選びました。
そのうえで、
「半年経って何か一つくらいありませんか。特長とか武器とか…」という問いに即答できなかったのは痛い。
痛みを感じて、体で覚える!
藤本さんが言うところの、気づきの場となっています。

アフターでは先輩方のボイスサンプルをたくさん聞く機会があり、
遠い道のりを感じ、2,3日モヤモヤもしました。
さらに数日経って…いずれにしても、自分を超えることだって思えました!
時にモヤモヤしながら、成長します。

地声を取り出す

春16期コア土曜クラスの勝田香子(カツタキョウコ)です。
土曜日は授業前に墨屋那津子先生のボイストレーニングを受けました。
自分の声帯がここにある、って意識して声を出したことはこれまでありませんでした。
声帯炎になって、小さなカメラで映してもらったのを見て、
「こんな形なのね」と思ったことがあるくらい。
(しかもその時は腫れた状態)

私の場合、まずは寝転んでリラックスしてトレーニングするのですが、
家では気付けば寝てしまうことも。
とても心地よいリラックス状態を作るからでしょうか。

今回も私は寝転がって、トレーニング。
声帯を感じられるようになってきました。
また、まるで日本舞踊の所作で、ふすまを開け閉てするように、
声帯をそっと開いて閉じる、という練習もします。
(まだまだ“がさつ”な私です)
その後、声帯から出る「音」を「声」にしていき、
「声」を出しながら起き上がり、座った状態でも出るように。
身体が楽器になったような感覚が何度か訪れました。

この声をいつでも取り出せるように、とことんトレーニング。
「地声を取り出す」
(私の声)ここにいたのね?と懐かしい大切な人に会うような気持ちになります。
ホッとします。

「かつたきょうこです」
「かつた」の“つ”を出すのが難しいとのこと。
そういう一つ一つに行き届かせ、
その声を原稿にも使えるように…とことん地声!

堀場亮佑先生『リズムと緩急』を受講して- Mina

こんばんは。春16期コアのMinaです。
一つ前のレッスンですが、今の気持ちをきちんと言葉にしておきたく、ブログに残します。

堀場先生の最後のレッスン「リズムと緩急」
半年前に、わくわくしながら見学したレッスンでした。

“2つの原稿を選んで、リズムや緩急に差をつける” という授業で、
私は、ドキュメンタリーと情報を選択!

ドキュメンタリーは、苦手なストレートを少しでも改善するため
情報は、今頑張っている夕城さんのコピーを見ていただくため

そんな目的で取り組んだのですが、どちらも苦戦…!

【いただいたフィードバック】
1. スピード

内容毎に変えられてはいるが、「情報」の読みは前半6割部分が速すぎる。
→古い夕城さんボイスサンプルのように、スピード感のある読みに取り組んでいますが、
中々うまく行きません…
後で聞き返してみると、全ての単語が早くて、スピードが一定!
一文の中での緩急も足りていないので、もっともっと大きく付けようと反省。

2.ニュアンスのバリエーション
ニュアンスを付ける際、語尾を笑顔にするだけになっている。(ワンパターン)
ニュアンスのタイミングを変えるなど工夫すると良い。
→具体的に対処法をアドバイスいただき、帰って実践してみたところ、単調さがやや改善!
以前のレッスンで教えていただいた「表現の三編み」が、もう少し見えてきた気がします。

せっかく最後のレッスンなので、ちょっとでも成長を見ていただきたい!
と思ったのですが、自分を良く見せようとすると、すぐ空回りします…! 恥ずかしい。。

ですが、夕城さんのコピーに気づいていただけたことはとても嬉しかったです!
初心者なりに一歩前進出来ているだろうかと感じました。

この半期を振り返ると、堀場先生にはナレーションの「コア」として、
たくさんの大切なことを、本当にわかりやすくご教授いただいたなと、
改めて思い出します。

まだまだ私の技術が拙くて、身体に落とし込めていませんが、
時間がかかっても、いつかちゃんと体得出来るように、引き続き取り組んで参ります!

堀場先生、レッスンやボイスサンプル、オプション等々、
ご指導いただき本当にありがとうございました。

春16期コア Mina