土曜モードクラス、岡田まりです。
独学で宅録の沼に片足突っ込んでいる事を学長に知られてしまい(笑)、
バーズブログにシェアするべし!とのお言葉を頂きましたので、
拙文ではありますが、「私が思う」機材の話を自分のnoteで恐縮ですがシェア致します。
前後編に分けております。
https://note.com/mari_okada_voice/n/nfceda60cc39a
https://note.com/mari_okada_voice/n/nab6144721186
独学で長期間のブランクを含めて暗中模索してきただけの人間なので正解では全くありません。
こういう人もおるんやなー、と鼻くそほじりながら口を半開きにして
読み捨てていただければと思います。
詳しい方には目新しいことは一切ございません。
閑話休題。
レッスンの振り返りをこのブログに投稿しているのですが、
モードのレッスンの密度がものすごい濃くて、
咀嚼と飲み込みと消化に毎週えっちらおっちらしております。
むちゃくちゃ楽しい。
何週間分か、まとめます。
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逸見さんの「情報のトレンド」。
実際の情報番組の原稿を2種類、読み込まずにとのことだったので
必要最低限のチェックをした上でレッスンに臨みます。
まず、どちらの原稿を読むのか自分で選んでから読み始めます。
こういう時、必ず苦手だなー、と思う方を選ぶようにしています。
得意な方を見せてあわよくば褒められたい、と思ってしまうけれど、
その為に学費を払っている訳じゃあないので、なるべく
うまくいかないだろうな、と思う方を選ぶようにしています。
君はマゾなのか?とアフターで学長に聞かれましたが、
恐らくそういう要素が多分にあるんだと思います。芸事やってる人、多少なりとも
そういう気質を持っている人が多いような気がするんですけど・・・。
閑話休題。
自分の中のイメージする情報番組って私よりも高い声で、跳ねてテンポ良く、
聞いていて楽しくなるようなイメージが固定概念としてあったのですが、
無いものねだりをしても仕方が無いので、楽に出せるトーンで取り組んでみました。
原稿の内容が楽しくなるものだったので、読んでいても自然と
リズムを崩したり、速くしたりして、楽しく読めた気がします。
以前はよく「間が同じ」という言葉をこれまで頂いてきていたのですが、
これまでとは少し違うかも?という実体験が少し出来たのは
嬉しかったです。ああいう感覚をいつも持てるようになるには…?
もう少しアウトプットの精度を上げる練習をしようと思います。
アフターでもお話させて頂いた中で、クラスメイトとも意見が合ったのは、
今回のレッスンはコアの講師の方々の発言ととても重なる部分があって、
点と点がつながった感覚がありました。
中でもピーンときたのは、「ナレーションは自由だ」と言う言葉。
コアの最初の方のレッスンで田子さんが仰っていた言葉です。
半年経って再び邂逅したこの言葉、当時とはまた違った響きになっていました。
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翌週はよしいさんによる「報道の読み」。
昨年夏のセミナーでも聞いていただく機会があったのですが、
なかなか癖からの脱却が出来ずにいます。
レクチャーしていただいたコツを全く会得出来ない読みを披露して、
ごもっとも且つ非常にロジカルに解説頂いたので、
その方法をたくさん練習するしかないなぁ、と思えたレッスンでした。
ストレートって、一番難しい。
難しいから挑戦し甲斐があるなぁ。
チャレンジはしてみたものの、見事玉砕したおかげで、
新たな方向性のヒントをたくさんいただけた回でした。
アフターでも試行錯誤の結果をぶつけさせて頂き、
とても真摯なお言葉を伺うこともできました。
特別ゲストで聴講でいらしていた方とも
現場のあるあるトークを伺うことが出来て、
生放送番組に入ることの恐ろしさと肚の括り方を
ほんの少しだけ想像して、震えておりました。
物腰柔らかく、でもとっても現実的なアドバイスをくださるので
とても有り難く、得難い時間になりました。
有難うございます!
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その翌週は、佐川さんの「VOの約幅」。
VOとは、ボイスオーバーの略語で、アニメや外画吹き替え以外の
テレビ番組に於いて、日本語話者ではない人物などの言葉を音声で置き換えることです。
声優さんがなさるアニメーションや外画吹き替えの芝居を当てはめると、
番組から浮いてしまうから、ボイスオーバーは、お芝居とは全く異なるものだ、
という座学からスタートします。
事前に頂いていた映像と原稿の中から、各自指定された箇所をトライします。
これまでナレーション読みしか聞いてこなかったクラスメイトが
セリフを読んでいるのがとても興味深かったです。
演技経験なしの私は、見事撃沈!
自分では全く気づくことが出来なかった癖を指摘するコメントを頂けて、
新たな発見になりました!ありがたし!!
ナチュラルな表現、色々模索したいと思います。
ナチュラル・・・。
何を持ってナチュラルと定義するのか、とかアホみたいな方向に
迷走してしまいそうな気もするのですが、
色々なコンテンツを見聞きしてインプットを増やしたいと思います。
コアの半年で培った軸をより強固なものにする半年間にしたいです。
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更にその翌週は、大野さんによる、「放送作家とコラボ」。
ゲストに放送作家さんをお招きして行われたレッスンです。
事前に出されたお題の中から、自分が取り組みたいお題を自分で選んで、
原稿書きと音源提出をした上でレッスン当日に臨みます。
強欲なので、しっかり全てのパターンの課題に取り組みました。
原稿を書く作業は、ボイスサンプルを作る時に毎度取り組んではいるのですが、
画やBGM、SE、テロップなどをイメージしながら書くように、でも
ナレーションで説明し過ぎるとダサくなるもんなぁ、と考えて、
あまり言葉を詰め込みすぎないように気をつけてみました。
しかし、削ぎ落とせない言葉や、テロップの文字もある程度は拾わないと、と
ある程度の制約の中で手探りで言葉を探す作業はとても新鮮で、且つ面白かったです。
全くタイプの異なる番組の読みにも取り組んで、頂けたフィードバックにも
納得しかありませーん!
実際に放送作家さんにお会いするのは初めてでしたが、非常に理論的で、
ナレーターにも理解しやすい言語に置き換えて話してくださるので、
読みを聞いてもらってのフィードバックも的確で、聞いていてうんうん頷いてばかり。
ミキサーとして参加してくださった小枝さん含め、場合によってはお三方から
お言葉を頂けることもあり、とても参考になることが多かった回です。
画像は私の誕生日祝いに開けたワイン。
イタリアに住んでいた頃に買っておいたものです。
このIL BORROのワインはエノテカとかでも入手出来たはず。
実はサルバトーレ・フェラガモ一族が経営するホテルがトスカーナにあり、
まだ小さかった子供達を連れて、車で週末旅行で泊まりに行きました。
人口過疎で寂れた村を丸ごとフェラガモが買取り、ホテルにしたのです。
村の中にもフェラガモのショップや工芸品のお店など色々あり、とても楽しめました。
ご興味のある方は是非。おすすめです。