読んで読んで読みまくる!

そこそこ長いこと大人やってますが、記憶に色濃く色濃く残る1週間でした。

ブランディング秋19期、小川真由美です。

兼ねてから熱望していた大江戸さんのオプションをこの度、念願叶って実現して頂きました。モードの授業の中でも自分自身の急速な進歩を感じられたのが大江戸さんの宿題提出・評価型のレッスンで、私の持つアナウンス型の対局にある華やかな表現を集中的に学びたくて、顔を合わせる度にお願いしておりました。

大江戸さんから伺ったタイトルが『読んで読んで読みまくるオプション』

タイトルから既に背中がシャキッとする緊張感はありましたが、想像以上でした。

ネタバレ回避で詳細には言及しませんが、

1週間前から課題が出され、制作して提出、評価を頂くという形式。

出されたVTRにBGMやSEなどを付け、ナレーション。いろいろな表現を試してみると、それに対する評価を頂きます。

「こんな表現をしてみよう」・・・うむ。

「よし今度はこんな表現で」・・・裏目。

「それならこんなで」・・・小川さん、これです!!この表現です!!

略しましたが評価の文章は長く丁寧です。しかもウルトラスーパーハードスケジュールの中、このヒトは一体いつ寝ているのだと思えるような24時間体制で評価をくださる。

課題は毎日天から降ってきます。油断してると日に2本。”おおえど”の「ど」は「ドS」の「ど」ではないかと思ったことが週に7回つまり毎日。白目を剥き、船を漕ぎ、しかしながら仲間の深夜や早朝の課題提出にやる気を掻き立てられ、久しぶりに部活や合宿を思い出す日々でした。

興味深かったのは受講者4人のそれぞれの映像理解です。同じVTRにそれぞれの理解のBGMを付け、それに合わせた表現。BGMによって世界観もまるで変わり、全く別の作品が出来上がりました。課題によっては同じものに2度3度挑戦。1週間を終えヘトヘトになった対面授業でそれぞれが言っていたこと。「スコーンと抜ける瞬間があった。」

課題に取り組み、評価をもらい、それを理解してまた表現することの繰り返し。そしてそこから生まれるもの。

『読んで読んで読みまくる』という、まさにこのオプションの真価が現れていると感じました。

いかん、書いてて涙が出てきた。課題を出すにあたって幾つかのことを犠牲にはしましたが(笑)こちらがやればやっただけ、ものすごい量の作品を全て聞いて全てに的確な感想をくださる。何を置いても取り組みたい貴重な時間でした。

振り返れば・・・モードの大江戸さんの初回レッスンでは課題に対しBGMも付けられず「BGMは努力中」と書いて提出したレベルの私でしたが、お陰様で多くの動画や長尺のドキュメントも完成できるようになりました。

そして音のバランス、BGMのセンスなど、改めて自分の現場のスタッフへの尊敬と感謝も覚えました。

1週間、本当に根気良く接してくださいました。「僕は今、とにかく寝たいっ!寝たいんだっ!みなさんも寝てください!お疲れ様でした・・・」と言葉を残して去って行った大江戸さんの背中が印象的でした。素晴らしい方です、心から。

今、完成した課題をPC画面ではなくTV画面で見返しています。大江戸さんのありがたいメモを見ながら。「TV感」という言葉がよく理解できます。これからの糧にします。以降足を向けては寝られません。ご指導ありがとうございました。

(Instagramからの投稿がHPには反映されず、再度投稿失礼します)

なぜ滑舌は良くならないのか?松田先生の授業で理解した「音の仕組み」

「滑舌は、原因をつぶさない限り良くならない。」
自前の脳筋トレーニングでは滑舌が改善されない理由を知りました。

「そういえば渇水って言ってたなぁ」と思い出しながら、盛大な雨の中、傘もささずに散歩。
結果、びしょ濡れで帰宅しました。何をしているんでしょうか。
20期・春コアの杉田です。

さて今回は、松田先生による「発声滑舌お助け隊」の授業を振り返ってみたいと思います。

事前に滑舌難題ナレーションを宅録で提出し、添削をいただいた上で授業に臨みます。

まず最初に教えていただいたのは、
「滑舌が良い人は、発声も良い」
確かに言われてみれば、
「発声が悪いけど滑舌だけ良い人」って見たことがありません。

つまり、滑舌だけを直すことはできない。
発声とセットで整える必要がある。

一番伝わるのは日常会話だとのこと、
頭 → 語尾に向かって下がるのが自然な流れ。

途中で上げたりすると
・しゃくり
・うねり
といった癖が生まれる。

確かに、普段の会話で謎の抑揚をつけている人はいません。
ナレーションも同じ。
自然に読むためのポイントは、一文字目をしっかり発音すること

そして、声はどこで響かせるか。
同じ音程でも響かせる場所で声は変わる
また一定の場所を響かせることによってうねりやしゃくりを防ぐ効果もあるとのことでした。

日本語は「一文字一拍」
一文字=一拍
長音・促音も一拍

これを守ることで
聞きやすくなるし、早口に聞こえなくなる

そして、あいまいな方が伝わる単語もある

無理に発音しようとして、ぎこちなくなったり崩れたりするならば、自然な方が良い。
これはかなり目からウロコでした。

「滑舌は原因を潰さないと一生直らない」
・自分の癖を知る
・修正する
この繰り返し。

正しい発音は、舌がどこかに触れている状態
・舌の位置がズレる
・動きが弱い
これだけで発音が崩れる。
舌も筋肉。鍛えろ。

音を曖昧にしないために、一音をコンパクトに、スタッカートのように
鋭く出す。
そして無駄な音を混ぜないで輪郭をはっきりさせることが重要

発声はどんな楽器を作るかという作業。
・どこを響かせるか
・どんな音にするか
これを探る作業が必要。

そして学んだことを踏まえて実際に収録しました。

テーマは
「良い響きを探る」
どこを使うとどうなるかを体感しながら、フィードバックをいただきました。

滑舌も発声も、
「なんとなく」ではなく仕組みで理解するものだと強く感じました。

まだまだ自分の「正解の響き」は見つかっていませんが、
今回教えていただいたポイントをもとに、引き続き滑舌、発声の研究をしていきたいと思います。

松田先生、貴重なご指導ありがとうございました!

ナチュラルボイスが最強?ナレーションの「トレンド」とは

「ナレーターは365日24時間、ナレーターであれ。」

一日の寒暖差が10度を超え、寒いのか暑いのか身体がバグを起こしがちな今日この頃。
さらに黄砂の追い打ちで、体調管理の難易度はハードモード。
20期・春コアの杉田です。

さて今回は、目黒先生による「マイクと発声」の授業を振り返ってみたいと思います。

事前に課題原稿をいただき、宅録で提出。
その音声を聞いていただいた上で授業に臨みます。

すでにこの時点で
「声はごまかせない」「自分の声、読みと向き合う」
という現実を突きつけられます。

まず、様々な図を使ってバーズの目指す発声について説明してくださいました。

バーズでよく聞く言葉、「トレンド」。
これ、発声にもあるとのこと。

時代によって求められる声は変わる。
だからこそ、いろんな表現を知り精査、その情報を鵜呑みにせず別の視点で調べる習慣が重要になる。

では、そのトレンドとは何か。
それは「ナチュラルボイス」

ナチュラルボイスとは
・高くてもキンキンしない
・低くても暗くならない
・張っても力まない
・抑えてもこもらない

自分にも、聞く側にもストレスがない声
この「軸」となる声を見つけることが重要になります。

日本語は「子音+母音の言語」音の種類が少ない分、
・発音が曖昧だとすぐバレる
・滑舌の悪さがそのまま出る

だからこそ
「母音をしっかり響かせる」
これが基本になります。

ナレーターは誰よりも「ちゃんとしゃべれる人」
そのためには
・音を分解する
・繊細に作る
・一音一音に責任を持つ

まさに「音の職人」です。

授業では発声の仕組みを図解で学びました。

・空気(呼吸)が動力
・声帯で音になる
・共鳴(咽頭・口腔・鼻腔)で響く
そして、母音が響き、子音が形を作る

ナチュラルボイスを作る要素はこの3つ。

① 姿勢(楽器)
良い姿勢=良い音

② 呼吸(エンジン)
安定した声の土台

③ 響き(音)
共鳴で声を作る

姿勢が整うと
・声が出やすい
・見た目も良い
・メンタルも整う

姿勢を整えることで緊張したときのリセットにもなるという実用的なアドバイスも。

そしてナレーションにはコントロールされた呼吸が必要であるということ。
・腹圧を使う
・呼気を安定させる
・深い位置から出す
これにより、響きのある声になります。

日本語は「アクセント+音程変化」で形成されている
これが自然にできるようになると自由な表現が可能になる

今はマイク性能が高いので頑張って声を出す必要はない
むしろ、出しすぎないベストな位置を知ることが重要。

ナチュラルボイスを獲得するには
・日常で声を意識する
・365日24時間ナレーター
・一音も落とさない
・ミラリング=音の収集
知らない音は出せない。
だから、音を「集める」ことが重要。

良い声は「作られる」
発声は自分の軸を作るもの

そして、自分の声は、自分で決める

以上を踏まえた上で、今度はバーズのブースでナレーション録り。
ひとりひとりの生徒の発声や読みに対して、丁寧にコメントしてくださいました。

これまでここまで細かく「日本語の発声」を意識したことはありませんでした。

今回の授業で、
・声は感覚ではなく構造
・ナレーションは技術の積み重ね

であることを強く実感しました。

ナレーターは「声を出す人」ではなく「音を設計する人」
まずは自分の「ナチュラルな軸」を見つけること。
そこからすべてが始まると感じました。

目黒先生、貴重なご指導ありがとうございました!

初めてのオプションレッスン


4月16日に初めてオプションレッスンを開かせていただきました。19期春の篠田有香です。

今回、講師をお願いしたのは「あおい洋一郎先生」。
開こうと思ったきっかけとしましては、モード→コアと通い、モードの最後の方で受けたあおい先生の「ストレートバラエティ表現のレッスン」をもう一度受けたかったのと、曜日の関係で半期休学になるので ここで気合を入れ直し半年間の目標を立てたいからでした。

オプションを開くのは初めての事でしたが、一緒に受講してくださった皆様ありがとうございました!

当たり前ですが、オプションは授業内容を聞いて「受けたい」と思った皆様が集まってくださります。なので、初めて会った緊張感もあったのかもしれませんが、同じ目標に向かう熱い空気感があって教室に入ってドキドキとワクワクが凄かったです。

あおい先生のレッスンは、生徒側からのリクエストで【バラエティ番組内でのストレートの活かし方】でした。
(ストレートとそれ以外という分け方は、今回のレッスンで良い意味で無くなりましたが)

生徒1人ずつ、それぞれに合ったアドバイスや、基礎練習を提案してくださったり、今の悩みを聞いてくださり その場で繰り返し根気強く見て下さる濃厚レッスン。
あおい先生が、生徒のやっている状態と、今回のレッスンで目指したい方向を両方実演してくださり、とてつもなくわかりやすい内容でした。(頭で分かっても、その場で出来るかどうかは別問題ですが!!笑)

提案して下さる基礎練習も目の前でそれぞれが実践すると、一時的ではありますが確実に変わっていて、いかにナレーションには聞きやすさストレスフリーに対する対策が大切なのか身に沁みました。 『基礎練習は2、3年後の楽しみ』
心に刻みます。

とてつもなく濃い内容で12人。本当にありがとうございました。

通常のレッスンでは会わなかった方も多く参加してくださり、色んなナレーションがあって、それぞれの個性と良さと思いがある。聞いているだけでも刺激的な時間でした。

今回のオプションレッスンだからこそ感じられたものが確実にありました。
そして、ここで出会えた新しい仲間もできました。
地道にコツコツ 未来を楽しみに進みます。

あおい先生ありがとうございました!

「声は人なり」プロナレーターの条件とは

「声は人なり」とある有名ナレーターの言葉ですが、
今回の授業で、その意味をこれでもかというほど実感しました。

桜はあっという間に散り、気づけば夏日。
春、どこ行った?とツッコミたくなる今日この頃。
20期・春コアの杉田です。

さて今回は、田子先生による「ナレ知っとく!」の授業を振り返ってみたいと思います。

みんな大好き田子先生が、
「ナレーターって、こういう感じでやればいいんじゃなーい?」
という軽妙な語り口で、とある有名ナレーターを例に授業がスタート。

まず投げかけられたのは、
「ナレーターに必要なものは何か?」

出てくる、出てくる…
・魅力
・人間力
・コミュニケーション力
・日本語力

…いや、まだまだあります。

・原稿理解力
・発声・滑舌といった技術
・体力・集中力・健康
・営業力・情報発信力
つまり、全部です。

ナレーターは「声だけの仕事」ではなく、総合格闘技であると痛感しました。

ここで飛び出した、「ナレーターは日雇い労働者」であるとの一言。

つまり、その現場で出会った人からしか仕事は来ない
一回一回が勝負

だからこそ、
「365日営業」
道端に落ちている仕事をコツコツ拾っていく。

そして
「またこの人と仕事したい」
と思ってもらえるかどうか。

そのために、日常からすべての力を磨いておく必要がある。

ですが…どれだけ技術があっても、体調を崩したら、すべて終了。

規則正しい生活の重要性から、
なんと行きつけの病院までご紹介いただき(笑)

さらにカバンの中からは、
「現場お役立ちグッズ」
が次々と登場。

まるで某テレビショッピングのような展開に、教室は大盛り上がりでした。

ナレーターの「三種の神器」
・手土産
・名刺
・ボイスサンプル

これらを工夫して準備することで
・印象付け
・会話のきっかけ作り
にもつながる。

そして何より、準備があることで、安心して現場に集中できる。
喉の状態や身だしなみが気になっている時点で、実力の10%も出せない。

そして、ナレーター一人ひとりに合う
・マイク
・音のバランス
がある。

だからこそ
ミキサーさんとのコミュニケーションが超重要。
良い声を「録ってもらう」ことも、プロの仕事。

そして、現場で原稿をもらったら
・間違いはないか
・読みにくい部分はないか
・誤読の可能性はないか
を徹底チェック。

授業では、わざと間違いだらけの原稿を修正するという実践も行われました。

結果は…半分も見抜けず撃沈。

ただここで教えていただいたのが、
「ナレーターは情報の最後の砦」
もし間違った情報がそのまま放送されれば、誰かが責任を取ることになる。

だからこそ
・知識
・語彙力
・情報収集力
が必要になる。

さらに印象的だったのは原稿を「超える」という考え方。

ナレーターは
「原稿を正しく読む人ではない」ということ。

ナレーション収録は、Jazzセッション。

決められた譜面(原稿)はあるけれど、
・映像がしゃべれと言ったらしゃべる
・タイムコードは自分で打つ
・テロップや効果音と合わせる
といった技術的なものはもちろん

・どう乗るか
・どう絡むか
・どう面白くするか
はナレーター次第。

そして
・リードもする
・ミスリードもする

求められたことをやるのは当たり前。
それ以上を与えるのがプロ。

この言葉がすべてを物語っていました。

田子先生のユーモアあふれる授業で、教室は終始笑いに包まれながらも、
AI時代でも生き残るための
「人間にしかできないナレーション」とは何かを考えさせられる時間でした。

ナレーターは
・声の仕事であり
・人の仕事であり
・信頼の仕事

「声は人なり」

有名ナレーター田子先生の人柄から、この言葉の重みを胸に刻みました。

田子先生、貴重なご指導ありがとうございました!

「ナレ知っとく!」

春20期コアクラスの鍵谷聡美です。
第2回コア講義では、田子千尋さんによる「ナレ知っとく!」を受講しました。

今回の講義では、実際のナレーターの一日を追いながら、リアルな仕事の流れや、ナレーターとして最初に知っておくべきポイントをとてもわかりやすく解説していただきました。

講義を通して特に印象に残ったのは、ナレーターに必要な力の多さです。
「読む」だけではなく、読解力・表現力・想像力・演出力・営業力など、まさに“総合力の仕事”だと実感しました。中でも「表現力は絶対に大事」という言葉は、自分の今の課題と直結していて強く刺さりました。

また、声を使う仕事だからこそ健康管理がすべての土台であり、「一度の体調不良でチャンスを失うこともある」という現実の厳しさも改めて認識しました。
技術だけでなく、自分の体と向き合うこともプロとしての責任だと感じています。

本番前の準備についても、想像以上に細かく奥深いものでした。
名刺や服装、手土産といった一見ナレーションとは関係なさそうな部分も、「どう見られるか」「また一緒に仕事をしたいと思ってもらえるか」に直結しているというお話がとても印象的でした。

そして何より心に残ったのは、
ナレーションは“読む仕事”ではなく、“セッションである”という考え方です。

ディレクターや作家と一緒に作品を作る立場として、受け身ではなく、自分の解釈や表現をぶつけていく姿勢。
「やりすぎ」と言われるくらい挑戦して初めて、自分の表現が見えてくるのだと感じました。

頭では「正しく読むだけでは足りない」と理解していても、いざ原稿に向かうと、どうしても“文章をなぞるだけ”の読み方になってしまう自分がいます。
だからこそこれからは、一文一文の意味や意図をしっかり捉えながら、自分の中で咀嚼して「どう伝えるか」を考える時間を大切にしていきたいと思いました。

今回学んだことを一つずつ実践に落とし込みながら、
自分の声で誰かの心を動かせるナレーターに近づいていきたいと思います。

田子先生、ありがとうございました!