地声を取り出す

春16期コア土曜クラスの勝田香子(カツタキョウコ)です。
土曜日は授業前に墨屋那津子先生のボイストレーニングを受けました。
自分の声帯がここにある、って意識して声を出したことはこれまでありませんでした。
声帯炎になって、小さなカメラで映してもらったのを見て、
「こんな形なのね」と思ったことがあるくらい。
(しかもその時は腫れた状態)

私の場合、まずは寝転んでリラックスしてトレーニングするのですが、
家では気付けば寝てしまうことも。
とても心地よいリラックス状態を作るからでしょうか。

今回も私は寝転がって、トレーニング。
声帯を感じられるようになってきました。
また、まるで日本舞踊の所作で、ふすまを開け閉てするように、
声帯をそっと開いて閉じる、という練習もします。
(まだまだ“がさつ”な私です)
その後、声帯から出る「音」を「声」にしていき、
「声」を出しながら起き上がり、座った状態でも出るように。
身体が楽器になったような感覚が何度か訪れました。

この声をいつでも取り出せるように、とことんトレーニング。
「地声を取り出す」
(私の声)ここにいたのね?と懐かしい大切な人に会うような気持ちになります。
ホッとします。

「かつたきょうこです」
「かつた」の“つ”を出すのが難しいとのこと。
そういう一つ一つに行き届かせ、
その声を原稿にも使えるように…とことん地声!