「天城越え」と涙

柿喰ケケ子 こと 木Bの 松坂貴久子です。
先日の山上先生オプション「行間イメージを表現する」では、ナレーターとして どんな思いで原稿に対峙するべきか…自分の甘さを まず思い知らされました。
「天城越えを歌えるようにしておく」との事前課題でしたが、カラオケでしょっちゅう歌っているので 曲の世界は解った気になっていました。そして授業でも、技巧的に上手く表現することにばかり気をとられていました。
当然誰にも何も伝わりません(*_*)
この歌詞の裏にどんな物語が隠されているのか…噛み砕いていきます。そして主人公の気持ちに寄り添おうとしますが、いざ自分の番になると やはり形にとらわれ、自分の中にある 在り来たりな表現の中から何とか上手く見せようとしてしまいます。
やはり誰にも何も伝わりません(*_*)
何度目かの私の番になり、「これが最後!」との思いで、事務所の窓越しに見える緑の高台に向かって歌いました。と その時、
自分が主人公の女性になり、目の前の緑の高台が 確かに燃え盛る天城の山に見えたのです!
「あなたとぉ~越えたい!天城越え~♪♪♪」
少年を思いながら歌い、何故だか涙が溢れたのです!!!自分でも驚きました。
そしてもっと驚いたことに、初めて回りの皆が拍手をしてくれたのです!
技巧的にはメチャクチャだったと思います。でも、いえ、だからこそ、
「人が思わず感動するって、どういう時だろう?その感動が波動を生むってどんなことだろう?」
ということが、解った瞬間でした。
天城を越えるには、表現者として自分を越えなければなりませんでした。
山上先生、ありがとうございまし\(^_^)/
柿喰ケケ子でした。

ボイスサンプルを収録して感じたこと

金曜ネクスト「ふくちゃん」こと豊福浩子です。
バーズに通い始めて約1年半。先日バーズスタジオにてボイスサンプルを録りました。
目的は今の自分を知るため。
素人としてスクールバーズの門を叩いて1年半。いつかバーズでボイスサンプルを録りたいと思うも敷居が高くて勇気がでない日々。
だけどここで一壁ぶち壊さなきゃその先が見えない。いつまでも初心者でいたくない。そんな気持ちでスタジオバーズに予約メールを送りました。
カウンセリング当日。山上さんから美味しい当たり前田のクラッカーをもらって食べてスタート!
基本中の基本、「自己受容〜強みを知る〜自立」の1例を改めて教えなおしてていただきました。
多くの人は苦行も悟りも飛ばした上で自分の強みとは何かを考えてしまうそうです。
かくいう私もまだ自分自身の限界を超えていないので強みの判断がついていません。
「自分を追い詰めたいんです。」
私の言葉に、山上さんはボイスサンプルのジャンルをいくつか提示して下さいました。その中の1つに【今まで授業で使った課題】がありました。
山上さん「これが一番厳しいよ。一度授業でやってる分言い逃れできないから。もしダメだった時のショックはかなり大きいし、仕事からは遠ざかることにもなりうる」
その言葉に、これは絶対に挑戦する価値は大きいんだと直感した私はそれを選択しました。
その中で私に出された課題は
●振り切り。
●胸を打つ表現。
●想定を超える評価(200%の評価)を得る。
●実際にこの原稿を読まれた講師の方から嫉妬される読みをする。
嫉妬心を芽生えさせるくらいの読みができれば胸を打つ表現ができたという証拠だ、と山上さん。
その証拠に、バーズ新春シャンソンショーでの朗読【蜘蛛の糸】では、その表現に畠山先生が嫉妬心メラメラだったそうです!
「滑っても大丈夫。滑ったからって捕って喰われることはないんだから思いっきりやればいいんだよ。後ろ指差されてなんぼだから。でも余裕はちゃんと持って。」
山上さんのアドバイスを心得てから収録までの2週間。練習漬けの日々でした。こんなに自分と向き合えた練習はあったかな?できない事が全面に見えて本当に悔しい。でも徐々に分かってくることもある。発見もある。楽しい。でも難しい。胸を打つ表現ってどういう感情で表すものなんだろう。
そして収録日当日!収録前に山上さんから美味しい苺ショコラをもらって食べてスタート!
1回目の読み!
・・・即座にブースから部屋に呼び戻される始末(>_<)あぅ。まさか本当に捕って喰われるのでは、とビビっていると・・・・ 「ふくちゃんに聴かせたい曲がある!」 そう言って山上さんが流した音楽は長渕剛の「captain of the ship」 「瞳を閉じて聴くように!!・・・・ちなみに約15分くらいあるから!」 ♪決めるのは誰だ!やるのは誰だ!行くのは誰だ!そうだお前だ!お前が舵を取れ!ヨーソロー! 長渕さんのこの曲はもはや曲ではない、まさに魂の叫び! そしてその勢いで再びブースへ。 とても楽しい。気持ちがどんどん高揚していくのを感じました。 その後山上さんのミキシングがスタート! 再度ブースへ。ディレクションが始まりました。 山上さん「その表現は腑に落ちてる?」 私「ぬぬぬ・・・」 何度かのリテイクが続きました。 山上さん「まだ魂がこもってないね。この部分、喉を潰してもいい覚悟でもう一回。これが最後のリテイクだよ。・・・本当に最後だよ!」 私「はい!」 山上さん「ん〜・・・・・・もう一回!」 私「はい!」 私は山上さんが「これが最後のリテイク」と言っているにもかかわらず、まだ読ませてもらえると期待してしまっていました。本来なら「えっもう1回読んでもいいんですか?!」なのに「はい!」って・・・、危機感がなさすぎです・・・。山上さんにそこを指摘され、ハッとしました! ミキシング作業が終わり、今の自分をあらわすCDを受け取りました。まだまだ荒削りな自分。 私はとても複雑な気持ちでした。山上さんのディレクションに答えられなかったこと。ディレクションに本気でぶつかっていけなかったこと。これじゃ全力なんて呼べない。これで胸を打つ表現なんてできるわけがない。何かがズドーンと私の中に落ちました。 山上さんは私に「最初はこんなものだよ。声色を変えたりしてたし工夫できていたよ」と仰ってくれました。 その言葉がとてもとても嬉しかったです!でも悔しかったです!肝心なのは胸を打つこと。それがテーマだったのに答えられなかった。と同時に自分の課題としっかり向き合えた事が嬉しくもありました。 ボイスサンプルの予約を入れてから収録までの期間で得たものは貴重でした。これは経験しないと得られないものだと実感しました。 収録が終わってバーズを後にして、そのまま新葡園へ。 ちょっと遊びにいくつもりだったのですが、魂をバーズに残してきてしまい家に帰れず、そのまま木曜Bの授業を見学。(木曜Bの皆さま、邪魔してごめんなさい) そしてそのままアフターバーズにも参加!本当に全くもってバーズ漬けな一日でした。 山上さん、今の私に大切なことを教えてくれて本当にありがとうございました。意識が変わりました。そして、この初めての感覚(なんか無性にザワザワする)を一生忘れません!山上さんをウヒョっと言わせられるような表現ができるようこれからも精進します。 そして木曜レッスンの皆さま、録れたてボイスサンプルを聴いていただき、さらに感想も述べて下さってありがとうございました(^O^) 最後まで読んでくださってありがとうございました。 以上です♪

山上先生の成分@ボイスサンプル収録

木Bクラスのタダウチです。
今日、ボイスサンプルの収録をさせていただいたので、感想を投稿させていただきます。
人間の体の60%は、水でできていると聞いたことがあります。
それなら、山上先生の残りの40%は、愛でできているのではないか、というくらい、バーズに通う生徒やナレーションへの愛情をひしひしと感じました!
まずは、山上先生への相談タイム。
山上先生は質問に対して、とても親身になって聞いてくださり、また真摯に惜しみなく答えてくださり、「えー!」「なるほどー」「そうなんですかっ!?」の連続でした。
ナレーション界の「実は」な実話も聞けて、大変勉強になりました。
そして、テンションが上がったところで、いよいよボイスサンプルの収録。
曲選びでは山上先生は、私の声質や表現に合うようにと、ひとつひとつ探したり細かく曲を編集してくださり、「こ、ここまでしてくださるなんて・・・」と感動しました。
表現の幅や発声やはぎれなど課題も見えて、本当にボイスサンプルを収録してよかったと心から思います。
もっともっと面白いボイスサンプルを作れるように、次に収録するときまでには課題を克服して、表現の引き出しをいっぱい仕入ておこうと思います!
山上先生、本当にありがとうございました!!

バーズに通ってイチバン嬉しい日^^

畠山先生について書きます
先生と初めてお会いしたのは
昨年3月の入試の時でした
私のプレイを聴くや
先生の表情は見る見るうちに不快なものになりました
(何かが間違っているんだな・・・)
それだけが伝わってきました
昨年4月よりバーズのベーシックコースが始まると
先生が感じたままの私への評価
授業の度に向き合うことになりました
どうしてそこで切るのか?と聞きたくなる程の、気持ち悪い文の切り方
うねりのあるヘンな読みクセ
クサい表現
地声でなく、わざと作られた読みが非常にあざとい
何よりリアリティーが全く感じられず、何も伝わってこない
先生の前では小手先は通用しません
私のナレーションの課題になりました
そもそもナレーションって何だろう?
表現って何だろう?
前向きに向き合えない時期は
スクールに向かう足が重たくなる時期もありました
生まれて初めて喋ることが苦痛になりました
自分の発する読みの全てが薄っぺらに感じてしまいました
そして
何よりメンタル面で先生の授業を受けるのが怖くなりました
今のままでは酷評しか得られないと後ろ向きになり
先生の求める課題に素直に取り組めず
逆行したプレイをしたこともありました
先生からその理由を問われた時には・・・心を閉ざしてしまったのでした
迷走したベーシックでの私
振り返り、大いに反省し
ネクストでは先生に伝わるナレーションを目標にすることにしました
感じたままに、私の言葉で、緊張せずに先生に伝えたい
ストレートナレーションを地声で読みたい
参考になったのは
クラスメートの読みでした
それぞれの良いところを観察し、自分に取り込めないか試行錯誤しました
伝わる読みとは?
授業中クラスメートと諸先生とのやり取りを客観的に見つめて
理屈ではなく感覚的に捉えだした気がします
ネクストでは畠山先生の授業はたったの2回
2回のチャンスのうち、最初の回は失敗に終わりました
そして今日がラストチャンス
下手でもいい
とにかく先生に届けよう
飾らずに等身大の私の声を届けよう
無我夢中で読みました
そして
先生はおっしゃいました
「表現が小さくても、技術的に拙くても、伝わる読みがあります よかったよ 大きく成長しましたね」
年甲斐もなく
わーん、と泣きました
先生ありがとう
課題を与えてくれてありがとう
私たちは安易な褒め言葉など求めていないのです
ありのままを語ってください
是非、これからも^^
生まれて初めてナレーションを読んだ気分です
バーズに通ってそろそろ1年・・・
イチバン嬉しい日は 今日でした!
土曜ネクスト パブマリリン^^

全方向サウンドシアター!!パート2

木曜Bクラスのめぐろです。
先日、Facebookにも投稿させて頂きましたが、お釈迦様のお導きにより(笑)改めましてブログにもアップさせて頂きます!!
宜しくお願いします!
・・・というわけで、
「全方向サウンドシアター!!パート2!!」
物語はあまりにも有名な、芥川龍之介作「くもの糸」
歌あり、魂を震わす渋い朗読あり、彼の国のニュースキャスターを思わせる力強い読みあり、歌舞伎あり、妖艶なダンスあり・・・そして、カンダタ・・・!!!!
一つの方向に捕らわれているうちに、もう一方では別の表現が動いている、誰からも目が離せない!!
まさに生!!
表現と表現の熱いぶつかり合いでした!!
とにかく、止まることのないドラマに、いつしか会場が一体となっていました。
あの日、あの会場中にいろんな感情が渦巻いていました。カオス!!(笑)
会場での臨場感はもう、文字では伝えきれないのです!!
この興奮は、「!」マークの多さくらいでしか表現できないのがもどかしい・・
思えば学生時代、数々の名作に触れる機会があったのに、教科書からはみ出して読んだことって・・・ないなあと思いました;
表現には、いろんな形があるのが自然で、自由なんだなあと感じました。
こんな表現があるんだー!!と、新しい世界観に触れられたが事に大感激です!
みなさんから全身で表現してるエネルギーがビシビシ伝わって来ました。
*
楽しかったー!!!*
私もがんばろう!と、ポジティブな気持ちになりました!!
素敵な時間をありがとうございました〜!!!
めぐろ

新春シャンソンショー!! だけじゃなかった~><

こんばんは^^
フランソワです♪
今日、仕事で行けないかもと思っていた『新春シャンソンショー』に急きょ行けることになり、行って来たのですが → あぁ・・・間に合って本当によかったです。
みんなに会えたし、お話ししたいと思っていた人達とお話しできたし、最近、気持ちが停滞気味だったので本当に良い刺激をもらいました。
と・く・に・♪
あの『蜘蛛の糸』 !!!!!!!! 衝撃を受けました !!!!!!
あんな表現方法&朗読があるんですね〜。すっごくすっごく面白かったです。企画・構成・演出は斬新だし、演者のみなさんの表現魂を感じました。全員、自分の出番はもちろん、スポットライトを浴びていないポジションの時でも役を演じきっての空気や踊りを表現する演者たちに感動!!!!
みなさま、ありがとうございました。
あぁ〜楽しかった^^
やっぱり行って良かった^^
あの時間全てから元気パワーをもらいました!
素晴らしい会をありがとうございました!