義村学長『華品毒のある表現』

水曜モードの復学Mです。
先日の授業は義村学長による『華品毒のある表現』でした。
現代詩をはじめ、様々なテキストを使って『華品毒』をそれぞれ表現しましょう、というもの。

一人が読んでから、読んだ本人、聞き手側、一斉に『3つのうちどの表現で読んだか』グーチョキパーで提示します。
全員一致の場合もあれば、半々の場合も、ほとんど伝わっていない場合も。(自分も聞き手側として、分類することも難しかったです。) 読んだ本人の主観と、客観の差が出ることも多々あり、興味深い観点でした。

その後、トッププレイヤーたちのボイスサンプルを聴いて、其々が持っている生来の『持ち味』は、華品毒のうちどれにあてはまるか(どこが強いか)解説を聞き、それがカテゴライズに大きく作用するということが分かりました。 それをよく理解して、武器にすることが、ブランディングになる。

もちろん表現に(華品毒)全てが入っていることが一番ですが、自分の持ち味の中で、そのパーセンテージをどう生かすか。

自分の強みを認識すること。
そして、強みを生かす表現を研究していくこと。
自分のブランディングにおいて、とても重要なことだと感じました。

私の場合、『毒』の要素が強いことが分かりました。
客観的にどう聞こえるかの意見を頂けることは、本当に勉強になります。大きな気付きを頂き、またひとつ、頭の中で繋がるものがありました。

そして、この日は『華品毒』を表現仕分けることで精一杯でしたが、『華品毒』をしっかり「ナレーション」に落とし込んでいくこと…研究を重ねます。

華・品・毒 貴方はどのタイプ?

タイプ別のカテゴライズはポケモンみたいでテンションが上がります。見た目は大人、中身は子供、その名は神林拓真です。

今回のレッスンは義村学長による「華品毒のある表現」

17ヶ条にも入っている重要要素の一つ、いや三つです。
漢字3文字並んでるとなんかかっこよくて素敵ですよね、悪・即・斬みたいな。

現代詩やある文章をそれぞれの華・品・毒のいずれかのイメージで読んでいく今回のレッスン。一度全員読み終えてから、華・品・毒の表現の本質をそれぞれのタイプに位置するトップナレーターのボイスサンプルを交えながら説明いただき、その後別原稿を読み進めていくというフロー。
全員参加制で各々がどの表現でプレイしたのかを評価するのも主観と客観のギャップを明確に得られ非常に興味深かったです。
本人は華のつもりで読んでいても、クラスの大半が毒と感じる。逆に中途半端な表現では聴く方の印象もバラバラに別れるなど。

表現の本質を説明いただいてからは各自の読みも大きく変わり満場一致も増えました。
ただ自分の変わり方が「声色を変えただけ」の所謂声優読みになってしまったのは非常に悔しさが残ります。
初回は明確なイメージを捉えないまま漠然と読んでしまったために評価が割れ、説明を受けた後のプレイでは「ナレーションとしての表現」にならず…
個人的に、現状どの方にも「声優読み」であると初見で指摘されており、脱却しなくてはと自分の読みのどの部分を矯正すればいいか、音の運びをどう処理すればいいか試行錯誤するもイマイチ本質がつかめそうでつかめず、というか客観的に自分の声を捉えられていないのと、瞬時に改善点を見抜く耳も持ってないことが悩みです。固まってないコンクリの上でタップダンスしてるみたいにハマって行ってる気がします。固まる前に抜け出さねば・・・!

アフター&ミッドナイトではボイスサンプルについての質問や、プレイだけでなく改めて自分の在り方について考え直す機会を頂きました。
ボケっと生きてはいられない。今回の僕はちょっぴりまじめです(台無し)

応援ありがとうございました!神林拓真の次回作にご期待ください。

ウィスパーは一日にしてならず

モードクラスのこじらせ松田です。先日は逸見先生の「フラット&ウィスパー」のレッスン!いやーウィスパーがこんなにも難しいものだったとは!ほんの少しの変化も大きく表れてしまい、もう精密作業です。ミリ単位のアクセルワークです!

ブースに入って第一声がヘッドホンの返しで「おっ、いいかも」なんて思ったが最後。それ以降その雑念がしっかりと表現に反映されていき、意に反する結果に!フラットにしなければならないのに色がついてしまう。邪な気持ちが全部バレます!要注意です!
逸見先生から「普通のナレーションみたいな感じが出てるので」って、ふだん普通のナレーションが出来ないのに何でウィスパーのレッスンで普通のナレーションが出るんだ俺のバカ!
これを引っ剥がす為の逸見先生の策は、一度ウィスパーのまま全部のせをやります。やったら、「じゃあ今乗せたのを全部外してやりましょう」と。これはわかりやすい!練習に使わせて頂きます!

自分も含めて多くの方がハマってたのが、「それ。今の感じ。そのままやってみて」で、やってみると違っちゃうという。なんでしょうねえ。狙いに行くと力が入って変わってしまうんですかねえ。
ちなみにアフターでこの力んでしまう事を学長にお尋ねしてみた所、「それは古くから世阿弥も言ってる事で、だから《稽古は本番のように。本番は稽古のように。》と言うんだよ」と教えて頂きました!

その後アフターバーズのお食事で逸見先生の貪欲さとポジティブさを目の当たりにしたのですが、生徒がおふざけで唇を震わせて喋ってるのをすかさずコピーに入り、瞬時に守破離して自分のものにしてしまい「これ現場で使う!」とか「私はふざけたいの!ネタが欲しいの!」という発言に第一線で戦う方のアンテナの張り方を見ました。ステキです!

それにしてもバーズブログで発信してみるもので、色々皆さんにアドバイスお願いしますって発信してましたら、イケてる元クラスメイトの方がファッションアドバイス下さったり、ミッドナイトでも皆さん私の瞬発力や反応に関する数々の試練など頂きありがとうございます!しっかり反映していきたいと思っております!

【何もしない表現】逸見さん「フラット&ウィスパー」

水曜モードの復学Mです。
先日は逸見さんの「フラット&ウィスパー」の授業でした。
実際にスタジオマイクを使って、ウィスパーを実践してみると、どんなことになるか?の実験、というもの。

とにかく、繊細な世界でした。
私の場合、息を出そう、出そう、とすると、力が入った感じになってしまう。
逸見さんから「もう少し何もない感じで読んでみましょうか」「今の(真ん中のフレーズ)くらいの力の抜け具合で全体的に読めますか」「ではわざと色々盛って読むとどうなりますか」「では逆に、何もない、能面みたいな顔で読むとどうなりますか」次々と繰り出されるディレクションに、頭フル回転で対応することに精一杯。でも、その都度録音を聞かせていただけて、少し客観視もできて…この「ウィスパー」という表現は、ほんの少しの(表現の)違いで、大きな違いになることを体感しました。

体を緩めて、響きの良いところで、『何もしない表現』で、人の心に届ける。

やりすぎてしまう(表現しようとしすぎてしまう)と『ダサい』表現になってしまう、まさに『今っぽさ』『トレンド』を感じる表現。そこには絶妙なセンスも必要。

『フラット』という『立ち位置』(ナレーションへの感情の乗せ方の問題)、まだまだ理解しきれていませんが、とても勉強になりました。その立ち位置、更に研究します。

フラット&ウィスパー(逸見さん)トップサンプル(狩野さん)

本日のMとBについて。こりん星。

●フラット&ウィスパー●

『ウィスパーは1日にしてならず。』

前期受講した際、メリハリについて指摘を受けました。でもメリハリに注意に向きすぎて仕舞い遠くなっていました。

更にフラットに…難しい。

どんな技術も日進月歩が必要だなと痛感します。

また他の人のを参考に踏まえても、身体の使い方は人それぞれ。ウィスパーはその人の癖や普段気付かない所が顕著に現れるため、王道に寄ってしまうとかえって、ライバルを増やすだけ。でもウィスパーもパターンがあれば武器にはなり、他の読みのきっかけにもなるのでやってみる価値はあると再確認できました。

【ウィスパーのヒント。】

お風呂場でやってみる。

『しゃんしゃん』と言ってみる。

セクシーに!は、響きのこと。

助詞と接続詞を息混じりにする

●トップボイスサンプル●

10人ほどのサンプルを聞いて、

自身の特徴を活かしたもの、やってみたい番組をトコトン形にしたもの、OAをうまく使って構成されたもの、今までの構築してきたものを壊して色をかえてみたものetc…

OA有る無しでお会いした方そうでない方々の試行錯誤してきたのか?が見えた内容でした。

今回のブランディングの予習として、

猪鹿蝶のHPにインタビューを読んでいて、当時と今とどんな視点に変わっているのかな?とも聞いてました。

・PRから現場に繋いだ人

・テレビスタッフ側でなくMGに面白いと思われる

・3枚目バラエティーetc

5年前程から変わらない所もあり流行りを取り入れればまたボイスサンプル提案にもなるのかと思いました。

ただまだまだトップに並ぶには道のりは遠く…半面、具体性に色味を帯びられたかなとも思いました。

フランスの煙こと、土曜モード&ブランディング小町まりです。

モードクラス今回のレッスンは、名付け親の逸見先生による「フラット&ウィスパー」。

前期のレッスンで、「あなたの読みは例えるならフランスの煙のようで、イメージはジェーン・バーキン」と仰っていただきました。

逸見先生のその例え方がもう既にお洒落でなんという感性だ、と衝撃を受けたのが半年前。

今回は諸々を踏まえて大人アンニュイを目指して挑みました。

ウィスパーはその名の通り囁くような読みですが、大まかに芯があるもの・芯がないものがあり、それだけでも受け手の印象が全く変わります。

ポイントは息声にしても色艶は消さないこと。内向的にならず、前に出すこと。力を入れないこと。

何より大切なのは声の響きにあります。どれだけ響かせられるか。

そして難しいのが、当然派手な読みではないのでちょっとした間が意味を作るということ。

逸見先生がディレクションしてくださることでレッスンではより良く響かせることが出来たけれど、

このほんの少しの調整を身体に覚え込ませ、現場では自分から提案していかなければなりません。

繊細で大胆で非常に難しい。

ウィスパーはドキュメンタリーだけでなくバラエティなどでもちょっとしたスパイスとして使うことが出来るので、

今後も自分なりの良い響きと表現を追求して参ります。

狩野社長によるブランディングクラスではトップサンプルを拝聴しました。

自分の立ち位置がより明確に分かりました。

アフターバーズで狩野社長に自分の課題や悩みについてお話しさせていただいたのですが、

課題があるのはとても良いことなのだと言っていただきました。

俄然燃えています。

なるべく早く今の課題をクリアして次に見えてくるであろう課題に出会いたくさえなりました。

考え方一つで状況は変わる。とても響きました。

邁進していく所存です。

今週の土曜日もあっという間の1日でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

やっちゃえ(ヴぉぅぇ)ウィスパー

オッス!オラ、カンバヤシタクマ!
ヒャー!!今週のスクールベーズもすんげかったなぁ!オラおどれぇちまったぞ!!

今回のレッスンは逸見先生の「フラット&ウィスパー」

ドラゴンボールばりにドーンと来てガシャーン!!バーン!!って感じで発声して生きてきた神林にとって川端康成ばりに繊細過ぎる世界でした。
レッスン内容は一人ずつブースに入って原稿の1行をウィスパーで読み、返しや逸見さんからの指示を受けてリテイクしていくフロー。
少しニュアンスが入るだけで大きく表現が変わってしまうため、修正力が求められます。

神林は先週「かわいい読み」とのことだったのであえてウィスパーも高めにいってみました。
繊細に、出し過ぎずを意識したら音がか細すぎて「え、蚊なの?あるいはミジンコなの?」って感じに。極端から極端か。

ポイントとしては
– まず響かせることが大事。一旦「声にだけ集中して読む」いかに自分の声をうまく響かせるか。全部を息にするのでなく「息を混ぜる」イメージ。
– ただウィスパーにすると暗くなりがちなので内にこもってしまう。ナナメ45度上を向く気持ちで、人に届ける意識。物語が始まるような感じで。
– 話し言葉のように、いかにもなナレーションの間や呼吸にしない。

これらを踏まえた上で「よ け い な こ と を せ ず な に も な い 読 み」

逸見さんのわざと現場っぽい感じのふわっとしたリテイクを投げかけられみな悪戦苦闘…ウィスパーはナレーションっぽいものを求められない現場が多いとのことで今まで勉強したことをとっぱらって真っさらにやるのが重要なのかなと感じました。
難しい反面、自分の息をうまくコントロールできるようになれば、ウィスパー以外でも表現の幅が広がり楽しくなりそうな予感。これからは常にウィスパー気味で桃井かおりみたいに喋るわよ。エスケートゥー。
逸見さん曰くウィスパーで思いを込めすぎると読みがダサくなりがちとのこと。
あと男性陣は逆に思いを込めようとするとだいたい矢沢が降臨するのが面白かったです。

最終的に僕に求められたものは「ナルシズムをやや脱いだ等身大の草○剛」
今回は発声からマイクに向かう位置から頭の中に?マークが浮かび過ぎて視界がスーパーマリオの世界みたいになってました。この「?」を上手く叩ければコインが出てきて稼げるナレーターになれるんですね。イャッフー!

今回のアフター&ミッドナイトは毎週のように最後まで残り翌朝ほぼ寝ずに出勤してる神林を慮ってか、「君は早く帰りなさい」と仰る学長の優しさが身に染みたので帰りました(都合のいい解釈)

応援ありがとうございました!神林拓真の次回作にご期待ください。