その気なんの気?きになる気〜

NextをInspireするナレーター、土曜コアの田中奈々です。日立社員なので「この木なんの木」は完璧に歌えます。

今回のレッスンは、鈴木省吾先生の「CMの立ち位置」。

CMが好き!CMナレーションをしたい!と思っていたので、ずっと楽しみにしていたレッスンです。

「読む」というスイッチが入ってしまってダサく聞こえること、プランが見え見えで嘘っぽく聞こえることは絶対嫌!そんなことを考えてプレイました。後から自身の録音を聞いてみると、意外にも「読む」スイッチは切れている印象。でもただボソボソ喋っているだけでまるで表現になっていない感じ。これでは意味がない…! 

そこで活きてくるのが、省吾先生の大切にしている「その気になる」こと。

感覚の波に乗る、変化する感覚に身を委ねる、その先に表現が生まれる。

どうやったら「その気」になれるのか?それには「呼吸」が大事。呼吸ひとつで感覚は変わる。

んんん…難しいです…。頭でも十分理解できていないので、体現するのはもっと難しいです。

まずは自分の呼吸と感覚と声がどうリンクするのか、そこを研究してみたいと思います。カオナシになったつもりで、日々声をあげていきます。感覚を研ぎ澄まして、いろいろなことに敏感になりたいです。 

目指したいのは、レッスンの中で省吾先生が繰り返していた「人間のあやうさ・ギリギリの感じ」。機微を捉え、感覚に委ね、コントロール出来るか出来ないかギリギリのラインで魅せる。そのLIVE感にこそ嘘のない表現が宿るのだ解釈しました。なんだか音楽にも似ているかも。解釈が間違ってたらすみません。省吾さん、ありがとうございました!