ついに関東も梅雨入りしました。
雨は嫌いではないのですが、足元がびしょびしょになるのだけは勘弁してほしいところです。長靴を買おうか毎年悩むのですが、「年に何回使うんだろう…」という思考に負け続けています。 20期・春コアの杉田です。
さて今回は、藤本先生による「表情で表現」の授業を振り返ってみたいと思います。
授業冒頭、レッスンへの向き合い方についてのお話でした。
藤本先生曰く、
レッスンは学ぶ場ではなく、披露する場。
レッスンで課題を持ち帰り、残りの6日間で自主練習を行い、次のレッスンでその成果を披露する。
本当に大切なのはレッスン以外の時間をどう過ごすか。
ということでした。
これは非常に耳が痛い話でもあり、同時に納得感もありました。
さらに、
ダメ出しを待つのではなく、自分で考える。
ということも強く仰っていました。
そのためには、
・他人のプレイをよく聞く
・良いところを見つける
・気になった部分を分析する
自分のことは意外とわからなくても、人のプレイはよく見える。
だからこそ、
他人から学んで持ち帰る。
この姿勢が重要なのだそうです。
今回のテーマは「表情で表現」。
先生がまず投げかけたのは、
なぜみんな笑顔の表現ばかりなのか?
確かに、明るいナレーションと言われると、つい笑顔に寄ってしまいます。
しかし、笑顔の表現にもグラデーションがある。
そして、表情は笑顔だけではない。
表情の変化は一行の中にも存在する
テレビナレーションは情報を伝えるだけではありません。
そこには感情や空気感が存在します。
上手いナレーターは、
一行の中で表情を変化させる。
怒り、驚き、疑問、親しみ、期待感……
様々な感情をグラデーションのように織り交ぜながら表現しているとのことでした。
ただし、入れすぎも禁物。
聞き手が想像できる余白を残すことも大切だそうです。
ここで非常に面白いお話がありました。
藤本先生曰く、
ミラーリングとは想像すること。
ナレーターが
・どんな表情で
・どんな筋肉を使い
・どこを響かせて
声を出しているのか。
それを想像する。
もちろん正解かどうかはわからない。
でも、
想像すること自体に意味がある。
とのことでした。
続いて発声へ。
ここでは藤本先生が実際に受けているボイストレーニングをベースに、私たちの声を確認してくださいました。
印象的だったのは、
プロほどボイトレをしている
という話。
藤本先生自身も、仕事でついた癖をリセットし、ナチュラルな状態へ戻すためにボイトレを続けているそうです。
なかでも印象に残ったのは
・口は要らない(口でしゃべらない)
・口は顔よりも前にあるイメージで。
・使わないを覚える。
・発声もイメージが大事。
余分な部分を使わず豊かな響きを使うことが大切とのことでした。
先生は一人ひとりの響きを確認しながら、
一番良い響きを探してくださいました。
そして、
その人にしかない響きこそ最大の武器
だと仰っていました。
ボイトレは声を鍛えるだけではありません。
目的はむしろ、
・耳を鍛えること。
・体調による変化に気づけるようになる。
・調子の悪い原因もわかるようになる。
だからこそ重要なのだそうです。
後半はバラエティ原稿。
ディレクションは、
「アゲアゲでお願いします」
という設定。
番組のアバンを想定しながら読み進めていきます。
今回面白かったのは、
前の人の読みを受けて、色を統一して読むこと。
一人で完結するのではなく、
番組全体のトーンを作る感覚が求められました。
印象に残ったアドバイス
・大胆に変化する
・映像を想像して読む
・笑顔以外の表情を入れる
・タイトルはタイトルらしく
・ディレクションに変化で応える
・自分から提案する
どれも実際の現場を意識した内容ばかりでした。
授業を通して何度も出てきたのが、
ミラーリング
という言葉。
テレビナレーションの型を学び、
様々なパターンを吸収する。
そうやって引き出しを増やしていく。
やはり避けては通れない道です。
本日のレッスンで学んだことを持ち帰り、
残りの6日間でどれだけ育てられるか。
そこが本当の勝負なのだと思います。
次回はいよいよミラーリング課題の発表。
今からかなりドキドキしています。
藤本先生、貴重なご指導ありがとうございました!