バーズの秋を振り返るその3

水曜コアの梅田愛子です。11/12(土)は墨屋先生の「ナチュラルボイス」の授業でした。序盤に言われてドキッとしたのは、「毎日がオーディション」ということです。いついかなる時も見られている意識を忘れないこと。たとえzoomであっても、それは同じ、と墨屋先生。この日zoom受講で、しかも出先からの参加でiPadの位置がなかなか決まらずカメラをドタバタと動かしていたため、見られていることを意識していませんでした。反省! そして、zoomに映るときのワンポイントを教えていただき、肝に銘じました。

さて、今回の感想を一言で表すなら、「コア中のコア」な授業。なんといっても、呼吸の大切さです。先生が日本人の呼吸の浅さについておっしゃっていましたが、確かに私も集中したり考え事をしたりすると呼吸を忘れる癖があって、稀に体調不良をきたすことがあるので、本当に気をつけようと思いました。声を生業にしたければ、人より息をすべし、ですね!

墨屋先生の授業は不思議です。「人間そのものが素敵なら、声も素敵になる」という先生の言葉が象徴する通り、最初は「え?」とか「ん?!」とか思ったりするのですが、突き詰めていくと、なるほどそこへ辿り着くのか・・・!と、ある瞬間に心の底から実感するような、究極的な教えが詰まっています。答えは決してすぐに与えられるものではなく、自分の中の小さな変化だったり、周囲からの何気ない感想だったり、そうした「気づき」を一つ一つ重ねていくことで、唯一無二の答えとして一気に腑に落ちていくもの。そして、身につけば今後のナレーター人生を支えてくれる力になるもの。その種子みたいなものを、「大切に育てるんだよ」と墨屋先生が授業でくださるのだという気がしています。今回の呼吸トレーニングも、まさにそうです。花咲かすためその種子に水をやり育て続けなければ。・・・とは言え道のりが遠すぎて、めまいがしそうにもなります。どんな夢も叶うというユートピア、どうしたら行けるのだろう、教えてほしい、みたいな、ゴダイゴでいう『ガンダーラ』のような気持ちになります。特に1期目のコアの時はそうでした。しかし今回は、墨屋先生から「声が変わった、響くようになった」と言っていただけて、少しはガンダーラに近づいているのかもしれない、と喜びを噛み締めたのでした。これからも頑張ります。ありがとうございました!