"センスとは知識である"
バーズに通っているとしばしば耳にする言葉です。
デザイナーの水野学さんも同じようなことを仰っていますね。
「コピー」を通じて型を身に付け、読みのセンスと自身のスキルを磨いていく。
正にバーズの教えを体現しているような言葉に思えます。
実際バーズに通うことで様々な知識が身についたことには間違いありません。
最近、ふとコアクラスのラスト授業「強みを探す」で使った原稿を復習しました。
いざやってみると当時とは違う読み、違うBGMを選んでいました。
それは知識が身につき以前とは違う目線が養えたからだと思います。
今新たな課題は「知識」をどう「センス」に昇華させるかということ。
勿論まだまだ身に付けられる知識は大量にあります。
しかしパフォーマンスをする上で現状持っている知識を上手く活かさなければなりません。
ヒントは先日のあおいさん授業であったと思います。
"ナレーションはナレーターの自己表現の場ではない"
ナレーターはその番組をちゃんと理解し、ディレクターの意思を汲み取った表現をすることが何よりも重要である。
そしてそれを的確に自分の知識からチョイス出来るかどうかはその人のセンスだと思います。
その辺が自分はまだまだ未熟だなと先日の「スタジオ実習」の授業で実感しました。
根底にあるのはやはり「与え手」になると言うこと。
このタイミングで気づけて本当に良かったです。
これからも自分が「与え手」である事をしっかりと自覚してやっていきます。
きっとそれが優れたセンスにも繋がっていくのだと思います。
モードクラス久保多聞