ルールを知り、使いこなす

水曜モードの花海志帆です。
おしゃれな人を見かけると、自分もあんな風におしゃれになりたいと思ってしまう性分。自分も同じような格好をして、試みるけど、なんだかうまくいかない。一度はそんな経験をしたことある人もいるのではないでしょうか。
これはファッションの話でもありますが、ナレーションの話でもあります。

あるコピーが頭から離れなくなってしまい、違う喋りをやってみようと思った矢先のことでした。以前レッスンで「〇〇ぽいね」と言われ、嬉しいようなうーんって気持ちに。
コーディネートでいうと、今日気合入ってるね、秋っぽいねとか言われるあの感じです。昔からおしゃれしていると思われる(頑張っているように思われる)のが苦手で、昔から着こなしにしっくりくる日はありませんでした。

今回、あり方を含めて「緩急高低強弱」の授業をしてくれた大江戸さんにそのことを相談すると、こんな言葉を頂きました。
『おしゃれなデザインを作るっていうのは簡単なことで、そこにちょっと崩れたところを作って色気を出すことが難しいんだよ(リリー・フランキー)』

半年前にまったく同じような言葉をもらったことがあったのですが、半年の時空のゆがみを経てようやく理解。
(※当時貰った言葉は「あなたは華がある。けど、おしゃれって簡単に作れる。そこから頑張ってください」←当時の私には正直ハテナでした笑)

でも、いまだからこそ、かなり共感する言葉。
おしゃれに見えるのは簡単だと思いますが、そこから少し崩して個性を出してみたり、意外だけど面白い合わせ方ができたりするのが、きっと自分らしさなんでしょう。

「ぽいね、と言われたらそれはインプットができているということじゃない?それからだよ」大江戸さんの物事の捉え方に、助けられました。ぽくなってから深めていく。「ぽい」というのも、様式美。そのルールを知り、使いこなす。ファッションに置き換えて理解できたことは大きな収穫でした。

言葉にして相談や質問すると、いまどの地点で迷子になってるか位置が掴めますね。私はまだ完全に着崩す段階ではないことがわかりましたので、ひたすらに様式美を捉えていくのみ!そんでアウトプットで定着させる!

(大江戸さん手書きの学びの定着ピラミッドの図(写真)を見たい方はお知らせくださいまし)