「センスは知識から始まる」を思い出しました

藤本先生の「バラエティチェック」を振り返ります。

コピーの宿題を通して、耳がちょっとずれてるんだな…ということがわかりました。

もっと響きで捉えるべきなんだなと。

他の方のコピーを聴いていて、うんうんわかる…同じように掬う…

と思っていたらアレ?これだとずれてるのか…逆にここはOKの範疇なのか…ということがたびたびありました。

差の埋め方をどうしようと一瞬考え込むも、

コピー対象のすべての番組を追う、2ヶ月ごとにコピー対象を変える、と教えていただき

まずは物量をこなすことで耳を養っていこうと腹落ち。

漫然とやっていたら下手したら何年経ってもちゃんとできるようにならないのでは?という不安があったのですが

まずはデータを量でインプットしていくこと、折に触れチェックしてもらうことで改善していけると安心できました。

コピーは練習している時は上手くなったような気がして楽しいです。

ナレーターさんごとの特色が面白く、早速コピーで得た特徴をサンプル収録の際に取り入れました。

もっと解像度を上げていきたいです。

秋16期コア・ヤスクニ アイナでした。

産声からずりばいへ

昨年の目黒先生の「ストレートの型」を振り返ります。長文です。

ストレート、おそろしいほど難しいです。

頂きを見過ぎなのかもしれないですが、それ以前に、完成形をなぞるより

初期段階としてまっすぐ読むことが難しい。

できる人にとっては何がわからんの?という感じだと思うんですが、

まっすぐの正解の状態と範囲がわからない。長文になればなるほど。

しかし「フラット」を学んだ時は

まずまっすぐ組とまっすぐじゃない組を聞き分けることすらできず途方に暮れたのですが

何度も授業の録音を聞き返すうち

ちょーっとだけわかるようになってきました。

今回段下がり、と言われてたいへんわかりやすく…

しかしやっている最中に合っているかわからない、

はっきり下げていくと奈落の底に落ちる問題!

自信がないと思いながらやっても良いことはひとつもないという当たり前のことを忘れるほどできませんでした!

新ジャンルすぎる〜。ピヨピヨ。

問題を整理すると、自分の場合、意味を切り離して音として捉えることが苦手。

「すべて」など強い言葉に引っ張られる、

このへんを意識して気をつけていく必要があると分析。

録音して聞き返すとそりゃ大きく外していればわかるんですが、

微妙だと判断がつかない。

ものによってはエ?これで立ってるの?レベル。

正確な耳がない状態でどう自分で鍛えていけばいいんだ〜と困ってたんですが

目黒先生からわかる人に聴いてもらえばいいという至極真っ当な解答をいただき…

たびたびストレートをやってらっしゃる方に聞いていただき…

そしたら!たぶん数週間前よりはちょっとだけわかるようになってきました〜!!!

もう!ひたすら!耳を鍛えるのも筋トレです!!!

昔ベテランさんが「意識してやってれば絶対良くなるから」と言ってくださったことを思い出しました。

秋16期コア・ヤスクニ アイナでした。

「初めての……」

今年初めてのモードは、
大野 恵里佳さんが放送作家さんとコラボしての授業でした。
水曜日・土曜日とそれぞれご紹介してくださり、
土曜日は『関ジャニクロニクル』などを手掛けられた藤谷弥生さん。
そして、なんとなんとなんと、藤谷さんが担当された番組のアバン部分のナレーションを、
自分で書いてみるという宿題が出されました。

映像に合わせたナレーション原稿を書くのは初めての経験です。
まずナレーションのない映像を見てみると……
「え?何も浮かばない。書ける気がしない」
というのが最初の印象でした。

もう一度見ても、
…無…
とはいえ提出期限もあるし、シンプルな仮のナレーションと番組概要とに向き合います。

2つの番組から一つ選んで書き始めます。
今度は、与えられた仮ナレーション以上のものが出てくるのか不安になりながらも、
「なるほど、ここで番組内容を説明するのね。仮ナレがなければ全く浮かばなかった」
と徐々に書く意欲が出てきます。
(あとで聞いたら、仮ナレは大野さんが私のような“無”になる人のために書いて下さったものでした)

そうこうするうちに、最初のひと言目がふっと湧いてきました。
そのまま一気に、とはいかず、そこから何度も書き直しながら書き進めます。
映像の中に、出演者の声があったため、そこにつながるコメントにするためには、
前をどういうナレーションにしたらその声に繋がるのか、
アバンだから番組内容を伝えつつワクワクさせたい、
テロップをより素敵に見せる言葉を使いたい…。
また、どうしても映像の時間内におさまらないものは、
当日の録音で早く読もうと練習することにしました。
(やはり当日ほんのちょっとこぼれた)

いずれにしても短い時間に視聴者に興味を持ってもらう言葉選びは、
なかなか難しく、それでいて途中からとても楽しくなってきました。

今回の事前の取り組みや授業当日を通して、
実際のナレーションでは、もう出来上がった原稿を読むわけなので、
私たちは伝え手として、なぜこう書かれているのか読み解く力が必要だ、
そして理解した上で、声に乗せるということをまさに体感することができました。

新年早々の初体験。
さらに授業ではクラスメイトが様々な言葉で原稿を表現していて、
とても面白く、何度も感心し、
さらに、プロの実際の原稿では、「こうきたか、この言葉は出ない!」と脱帽しました。
今回もとても良い授業で、バーズ生活2023年はハッピーなスタート!

秋16期モードの勝田香子(かつたきょうこ)でした。
今年もよろしくお願いいたします。

お嬢、【ゲスト講師】と【放送作家とコラボ】を受講

ふるさと納税で冷凍庫がパンパン!

お嬢こと前田幸です。ごきげんよう。

さて、今回のブランディングにはゲスト講師が!
なんとっテレビ朝日・エグゼクティブプロデューサーの加地倫三さん!

毎回、狩野さんの「ゲスト講師」の授業では様々な方をお招きしているそうなんですが、思いもよらぬレジェンドの登場に嬉しくて嬉しくて。。

こ、こんな貴重な機会がカリキュラムに含まれているなんて有難すぎる。
色々なお話しを聞くことができて、本当にあっという間の90分でした。
ありがとうございました!

そしてブランディングの後はモードの授業「放送作家とコラボ」
講師は大野さんです。

OGとしてバーズで何回かお会いする機会のあった大野さん。
お嬢の憧れのお人柄で、素敵な方だぁと感じていました。
講師として授業をされている時もその印象は変わらずで、かたくなりがちな教室の空気をしっかりほぐしてくださいました。

そんな大野さんの授業では
水曜は放送作家の村松浩介さんをお招きし、生徒が自分で書いたアバンの課題原稿を披露!

大野さんからは、読みの部分の感想を
村松さんからは、原稿を構築する際のアドバイスを
ひとつの原稿にふたつの角度でのお話しを聞けるって!良い!

今までにないアプローチで原稿と向き合える貴重な機会でした。

2023年もバーズは最高だー!!
以上、お嬢こと前田幸でした!

年の瀬4連投④

水曜コアの梅田愛子です。12/17(土)は目黒先生による「ストレートの型」の授業でした。コアやモードではまだzoomでしか受講したことがなかったのですが、遂に初の対面受講! 緊張しすぎて結局最後まで一度も噛まずに読めない有り様でしたが、楽しかったです! 皆さんいつもこんなにドキドキしながら読んでいらっしゃるんですね。こういう「生」の空気感を肌で感じることが重要なのだなあとしみじみ感じつつ学べた今回の授業は、ストレートナレーションの表現手法を3段階に分け、1段階ずつステップアップしながら読んでいくという内容でした。普段は様々な技術が統合されて1つの表現となっているものを、手法ごとに敢えて分解して読むということは、その手法以外の全ての手法を「やらずに」読まなければならないということ。これには想像以上の集中力やコントロール力が必要でした。どうしても言葉が立ってしまうし、どうしても何かしてしまう。声にした時のままならなさといったらもう。ですが、目黒先生がアドバイスして下さった通り、音の高低を全身で表しながら読んでみると、ちゃんと読めました! 声と体の動きが連動していることをまたも実感。その連動をイメージして読み方を自在にコントロールできる状態を目指しながら、チャレンジ精神も忘れずに来年も励みます。目黒先生、ありがとうございました!

年の瀬4連投、お騒がせしました。
今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。

年の瀬4連投③

水曜コアの梅田愛子です。12/7(水)は藤本先生の「表情で表現」の授業でした。事前にタイトルから想像して、きっと今回は縦横無尽に表情筋を動かしまくる授業に違いないと思い込んでいたのですが、むしろその予想とは対極にある内容でした。余計な部分を極力使わずに、地声の響きを生かして表現する重要性。これを、解剖学的観点から大変論理的に教えていただきました。筋肉がこう動くと声はこうなる、体をこう動かすと余計な力が抜ける、といった知識を自分の体で実践し、人体の不思議を存分に味わいながら発声の変化を実感することができました。篩骨洞、腸腰筋、、、など、藤本先生がおっしゃる耳慣れない名前に胸が躍り、生態学・解剖学から発声を学ぶ本(『うまく歌える「からだ」のつかいかた:ソマティクスから導いた新声楽教本』)を思い切って購入! 読みながら、体のどの部分を使って読んでいるのか具体的にイメージして声を出せた方が表現に説得力が出るのではという予感に、うずうずしてきます。とは言え、頭でそうわかっても実際にできなければ意味がない・・・! 今回のナレーション実践でも、「やりたいことが聞き手まで届いていない」という言葉をいただいたばかりです。4期目も早いもので折り返しということで、授業やボイトレで声を出せる毎回のチャンスを生かし、聞き手に届くように模索しつつ読み切っていきます。藤本先生、ありがとうございました!

年の瀬4連投②

水曜コアの梅田愛子です。本当に美味しいごはんが炊けると、それだけで何杯でもおかわりできる! 11/30(水)は、そんな比喩が絶妙な、墨屋先生の「フラットストレート」の授業でした。まず短い例文を録音。その後で、受講生がお互いの読みをコピーし、自分の読みグセを客観的に捉えてから、最後にもう一度、冒頭で録音した例文を聞き直すというものでした。最初と最後に例文を聞くことで、自分の耳が確かに鍛えられたことを実感できたのはもちろんですが、受講生同士のコピーというスタイルがなんとも斬新で、自分の読みが相手の耳にどう届いているのかについて、ありのままを知るきっかけになりました。面白い! そして、難しい! よし、こういう読み方ね、わかったぞ、と思って実際に声にしてみてもしっくりこず、読みながら違和感だけが増していくような、不甲斐なさ。だけどクラスの中には、瞬時に読み手の特徴を理解して、そっくりにコピーしていらっしゃる方もいて驚きでした。しかも、なんだか軽やかに楽しげにさらりとコピーしているように見えて、これもまた驚きでした。両手を広げて、すーっと相手の読みを受け入れて吸い込んでいくような感覚。私にはそれが足りないような気がしました。聞こうとしてガチガチになり、結局視界(聴界?)が狭まってしまっているのだと思いました。互いのコピーに挑戦し、「互いの鏡」になるレッスンを通して、聴く姿勢を進化させなくてはと学んだレッスンでした。自分のクセを知り、美しいフラットストレートをコントロールできるように精進します。墨屋先生、ありがとうございました!