「ナレーターは365日24時間、ナレーターであれ。」
一日の寒暖差が10度を超え、寒いのか暑いのか身体がバグを起こしがちな今日この頃。
さらに黄砂の追い打ちで、体調管理の難易度はハードモード。
20期・春コアの杉田です。
さて今回は、目黒先生による「マイクと発声」の授業を振り返ってみたいと思います。
事前に課題原稿をいただき、宅録で提出。
その音声を聞いていただいた上で授業に臨みます。
すでにこの時点で
「声はごまかせない」「自分の声、読みと向き合う」
という現実を突きつけられます。
まず、様々な図を使ってバーズの目指す発声について説明してくださいました。
バーズでよく聞く言葉、「トレンド」。
これ、発声にもあるとのこと。
時代によって求められる声は変わる。
だからこそ、いろんな表現を知り精査、その情報を鵜呑みにせず別の視点で調べる習慣が重要になる。
では、そのトレンドとは何か。
それは「ナチュラルボイス」
ナチュラルボイスとは
・高くてもキンキンしない
・低くても暗くならない
・張っても力まない
・抑えてもこもらない
自分にも、聞く側にもストレスがない声
この「軸」となる声を見つけることが重要になります。
日本語は「子音+母音の言語」音の種類が少ない分、
・発音が曖昧だとすぐバレる
・滑舌の悪さがそのまま出る
だからこそ
「母音をしっかり響かせる」
これが基本になります。
ナレーターは誰よりも「ちゃんとしゃべれる人」
そのためには
・音を分解する
・繊細に作る
・一音一音に責任を持つ
まさに「音の職人」です。
授業では発声の仕組みを図解で学びました。
・空気(呼吸)が動力
・声帯で音になる
・共鳴(咽頭・口腔・鼻腔)で響く
そして、母音が響き、子音が形を作る
ナチュラルボイスを作る要素はこの3つ。
① 姿勢(楽器)
良い姿勢=良い音
② 呼吸(エンジン)
安定した声の土台
③ 響き(音)
共鳴で声を作る
姿勢が整うと
・声が出やすい
・見た目も良い
・メンタルも整う
姿勢を整えることで緊張したときのリセットにもなるという実用的なアドバイスも。
そしてナレーションにはコントロールされた呼吸が必要であるということ。
・腹圧を使う
・呼気を安定させる
・深い位置から出す
これにより、響きのある声になります。
日本語は「アクセント+音程変化」で形成されている
これが自然にできるようになると自由な表現が可能になる
今はマイク性能が高いので頑張って声を出す必要はない
むしろ、出しすぎないベストな位置を知ることが重要。
ナチュラルボイスを獲得するには
・日常で声を意識する
・365日24時間ナレーター
・一音も落とさない
・ミラリング=音の収集
知らない音は出せない。
だから、音を「集める」ことが重要。
良い声は「作られる」
発声は自分の軸を作るもの
そして、自分の声は、自分で決める
以上を踏まえた上で、今度はバーズのブースでナレーション録り。
ひとりひとりの生徒の発声や読みに対して、丁寧にコメントしてくださいました。
これまでここまで細かく「日本語の発声」を意識したことはありませんでした。
今回の授業で、
・声は感覚ではなく構造
・ナレーションは技術の積み重ね
であることを強く実感しました。
ナレーターは「声を出す人」ではなく「音を設計する人」
まずは自分の「ナチュラルな軸」を見つけること。
そこからすべてが始まると感じました。
目黒先生、貴重なご指導ありがとうございました!