ナレーションは〇〇と同じ?

 医療系ナレーションを任されたい!春コア17期、水曜クラスの工藤茜です。 毎週投稿に挑戦していて、少しずつ文章構成にも慣れて参りました。

 さて、本日のレッスンは松田先生の「発生滑舌お助け隊」でした。

 今回の事前課題は「滑舌総出演」というスクールバーズの滑舌教本の中から各々講師によるチェックを希望する箇所を30秒程度録音して提出するものでしたが、前日朝時点で提出済が2名。

 かくいう私も前日夜に駆け込みました。
 日曜に一度録ってみたものの、誰も上げていないため、これは練りに練ってから上げるものなのか?松田先生とは、半端なものを提出した生徒は教室からつまみ出すような人物なのでは?という気の迷いが生じたからです。

 結局、前日夜に取り直したからと言って大きく変えられるはずもなく。つまみ出される覚悟でそのまま提出しました。

 そして迎えたレッスン当日。

 表題にしたのが今回のテーマ
外国語習得と同じく、ナレーションも「できるようになると聞けるようになる」そして、聞ける耳を持つことで自分の癖を直すことができるということで聞ける耳を育て、課題を克服するためのレッスンでした。

 まずはナレーションで重要になる発音のルールについて、日本語は母音の数で音節を数える「モーラ言語」であることを踏まえて「長音」、「側音」、「撥音」をおさらいしていただきました。

 特に「音の高低」についてのお話が私の最近考えていたことを言語化していただいた心に沁みる内容でしたのでご紹介します。
 単純に音程が高い低いとは別に、響かせる位置を上げたり下げたりするだけで同じ音程でも高くなった(あるいは低くなった)気がするという内容です。

 私はこれまで外画の吹き替えの勉強をしていて、例えば恰幅のいい御婦人だったら太い声になるように発声の位置を下げる、ブロンド美人だったら明るい声を出す為になる頭に響かせる、なんて小技を使っていた訳です。そして、そのキャラの中で維持して発声しなければキャラが太ったり痩せたり、老けたり若返ったりするのです。そうならないための訓練していたおかげか、今回「しゃくり」についてのダメ出しは受けませんでした。

 一方で、昨年夏頃から、おのれの真ん中の声はどこに行ったのか?ということに悩むようになりました。特殊な声ばかり研究したせいで、地声が行方不明に。
 なるべく地声のままでニュアンスをつける訓練を模索し、最近は目黒先生にもお力添えいただいております。

 悩みも癖もそれぞれですね。

 さて、いよいよ課題の結果発表です。

 54点以上が合格ボーダーでしたが、果たして私の結果は!?

 49.5点!

 ふ、、不合格。。

 激怒した松田先生に、教室からつまみ出される!

ようなことはなく。
分かるまでじっくり丁寧に教えていただきました。ご安心ください。

 私の敗因は「長音」と「撥音」、そして「マイクの芯を狙い過ぎ」でした。さらに、中々解決できなかった鼻に抜ける問題までご助言いただけたので、毎日コツコツ練習して、絶対に真ん中の声=「ナチュラルボイス」を獲得します!

 ちゃんと課題を出せてよかったです。

 松田先生ありがとうございます!
 皆さまお疲れ様でした。