「提案」のヒリヒリ感 – 大江戸先生「リズムと緩急」

こんばんは。秋16期 モード、Minaです。

ナレーションにおける「提案」。みなさんは、どんな事を考えていらっしゃいますか?
私は、未だに手探りでこの言葉に向き合う毎日です。

今回のレッスンは、大江戸先生の「リズムと緩急」
前回を踏まえて、各自課題に取り組み、「全て仕上げて」臨むこと。そんな授業でした。

全て全力で取り組み、前回いただいた課題「張り」と「これが面白い」と思う表現を携えて授業に臨む。
でも、恥ずかしながら、「私じゃなくてもいい」そんな表現止まり。
悶々とした思いが拭えません。

そんな中、当日。追加原稿に関する案内を受け、見た内容に、「これだ!」と思いました。
英語混じりで、パーティーチューンにも、すかしたトーンにも仕上げられそうな、おしゃれな原稿。
かねてから練習していた、ちょっとクールなテイストにハマりそう。
読んでみたい。けど、先生は仕上げて持ってくるように言っていたから、だめかな…

迷ったとき、ふと頭をよぎったのが、前回先生が仰った
「(提案は)講師の指導の逆をやってみよう」というのも有りだ、という言葉でした。

前回いただいた「張る」という課題とは真逆の「引いた」読み。
怒られるかもしれない。
けど、違うなら次までに直せばいい。大江戸先生に訊けるのは今だけ。

決して「上手に読め」とは仰らない。
そんな懐の深い先生の胸をお借りし、失礼にも初見の原稿に挑戦することに。

結果として、決して上手くは読めていません。
きっと先生のイメージするような読みでもなかった。
でも、それも有りだと言っていただけた。

そして、
「(やりたいことがあるなら)細かい技術で一切突っ込まれない」ようになること
「真逆の要素も見せられるようにしておくと良い」という大切なご助言も。

全力で挑戦すると、ちゃんと向き合って貰える。
やりたいことを汲み取って、アドバイスまでいただける。それが凄く嬉しかった。
怖かったし、迷ったけど、やってみて良かったと思いました。

「提案する」ってこういうことだろうか。というのが、ほんの少し見えた。
むちゃくちゃヒリヒリするけど、「自分の読みを探る」ってこういうことかも、と初めて思えた瞬間でした。

もっともっと頑張ろう。

秋16期モード
Mina