ナレーターという職人

4月からあっという間の三ヶ月が過ぎ、今期のクラスも半分が終わりましたね。バーズ感覚の単位だと半年や一年が濃密かつ早く感じるので気づけばいつの間に夏真っ盛りです(^^;

おはようございます!モードクラスの久保多聞です。
今回はあおい洋一郎さん「旬の実技3」の授業を振り返ります。

今回課題となった原稿はモードクラスでは珍しい情報報道番組の1コーナーでした。
バラエティとは違い映像がない状態での「素読み」を想定したり、
ナレーターはどの立ち位置で読むのかといった、情報番組ならではのメソッドを盛り込んだレッスンになりました。

今回の授業で大きなポイントとなっていたのは、
「ナレーションはナレーターの自己表現の場ではない」ということです。

新人やスキルを学んでいる立場からすると、ついつい「どう爪痕を残すか」の方面だけに目が行ってしまいがちです。
しかしナレーターはその番組をちゃんと理解し、ディレクターの意思を汲み取った表現をすることが何よりも重要なのです。

「爪痕を残したい」というマインドももちろん大切ですが、ここだけは一番抜けてはならない事であると気づかせてくれました。

今回のレッスンで今まで指摘されていた課題を克服すると共に、新たな課題を見つけるきっかけになりました。
それらの課題も突き詰めればこの「汲み取る」という部分に関係する内容だと感じています。

バーズの教えである「与え手になる」と関連して大変大事な事を再認識させていただきました。

あおいさんありがとうございました!
次回のラストレッスンも楽しみにしております!

モード久保多聞