平常心と緊張感

連日パッとしない天気が続く中、この日は久しぶりの快晴!
晴れが似合う田子さんの効果でしょうか。笑

そう!
少し間が空いてしまいましたが、今回の振り返りは田子千尋さんの授業!
個人的にとても楽しみにしていたレッスンです。

田子さんの授業はバーズの中でも数少ないスタジオのマイクを使用した授業で、
より実践的なレッスンを受けることが出来ます。

そして「タイム」「SE」「テロップ」「絵変り」といった様々なモノに瞬時に対応して読んでいくという、
正に学長が仰っている「テニス」のようなナレーションを体現した様な授業になっております。

ブランディングを経て再びモードへ通い、改めて技術面でも「広い視野を持つ」事の重要度を再認識させてくれる授業でした!
 
 
さて、今回のレッスンで使う原稿にでこんな言葉が出てきます。

「心の持ちようは常の心に替わることなかれ」

宮本武蔵の「五輪書」に出てくる言葉で、"心の持ち方は常に平常心であれ"という意味になります。

これに関連して、最近個人的に良く考えるのは「緊張」と「緊張感」の違いです。
どちらもどことなく似たような意味合いを感じますが、普段使いとして「緊張」はマイナスイメージ、「緊張感」はプラスイメージで使われていませんでしょうか。

個人的な解釈を述べますとコントロールの有無かなと思っています。
プレッシャーを自分でコントロール出来ていなければそれは単なる「緊張」で、出来ていればそれは「緊張感を持っている」状態であると。

落語家の立川談春さんは良いパフォーマンスをするために敢えて緊張すると聞いたことがあります。

緊張はするもの。
しかしそれをコントロールしながら「常の心」を持ち続けられてこそ、真の「求道者」への道なのかなと思いました。
 
 
楽しいだけじゃなく、指摘するところはしっかり指摘してくださる田子さん!

次回の授業も楽しみにしています!

モード久保多聞