ギックリ腰野郎より、謝罪と御礼と決意表明

「煩わしき洟を己の身から葬り去らんとしたその瞬間、魔女の一撃に襲われた。故に私は、身を屈め、その雰囲気に相応しく座す姿勢すらとることができなかった…」

ムズかしく書き出してみましたが、

「うっとうしくて鼻をかもうとした瞬間、ギックリ腰になって、座ることも出来ずにレッスンを受けることになってしまい、雰囲気を乱して申し訳ございません」、という事を発言したいのであります。

初めまして。この秋から土曜午後のコアクラスで学ばせてもらえることになりました、ギックリ腰ヤロウこと、イニシャルS.M.です。所属先の規定がありイニシャル投稿で失礼致します。今後ともよろしくお願い致します。

本日はコア2回目、目黒先生の発声のレッスンでした。刺激の連続となった初回の「守破離」に続き、今回も、再発見の瞬間が連なり、あっという間に時が過ぎました。

「響き」の探求とは…。そうだよな、なかなか出来ないんだよな、と自省。しかも「響きを遠くに飛ばせることも必要」と。でないと、大きな表現が出来ないことが出てくるかも、との指摘。そうなんですよ、全然出来ないんです、大きな表現が。小さな表現もですけど(涙)。

基礎に立ち返る方法論あり、フッとした瞬間に溢れてくる実践論あり、そして弱点を再確認させてくれる助言あり。えっ、もう時間?という2時間でした。

しかし、これで終わりではなかった。レッスンも終わりかけたその刹那、目黒先生が皆からの質問に答える中でこぼした一言。

「ボロボロになってからでいいんじゃない、組み立てるのは」

突き刺さりました。ついつい守りに入ってしまいたくなるここ数年。見透かされてるのか…?私にとっては、本日の神言でありました。

そんな神の音玉が赤坂の一室に心地よく漂う貴重な2時間に、ギックリ腰なんぞ野暮なモノを起こして雰囲気を乱してしまい、本当に申し訳ありませんでした。目黒先生の愛あるイジリと、ご縁をもてたクラス仲間からの温かい(ナマ温かい、の間違いかもしれませんが…)眼差しに救われました。しっかり養生致します。

原稿を見るだけで身構えてしまう自分。どうやったら、この壁を越えられるのか。

「守りに入ってんじゃねーぞ!」

今日教わった種々メソッドと共に、守らず、攻めの姿勢で、乗り越えていきたいと思っています。

ただし。

皆様、腰だけは、守りの姿勢で。

攻めると、魔女から一撃を食らわされますよ。

追伸。

目黒先生、皆様、本当にお騒がせして申し訳ございませんでした。