全集中CMの呼吸

鬼滅の刃は1話からアンケ出してました。水曜コアの神林拓真です。
今回のレッスンは鈴木省吾さんによる「CMの立ち位置」

複数のCM原稿から選んでプレイ。その際に重要なのは感覚の変化。
気持ちや感情ではなく自分の中で生まれる感覚、それを大事にして読む。その説得力のある言葉に(なるほどすげえわかる)と手をたたく自分と(・・?・・・!!・・・??)とアホ面を披露する自分が心の中で同居していました。

いざやってみると、心と声帯が乖離しているというかなんか想定してたのと違う音が出たなと思いつつ読み進めて終了。省吾さん曰く、プレイ中の自己批評もやってはいけない、こうと決めた感覚でやり通すことが肝心とのこと。

理解力皆無な自分を反省しつつとにかく一番わかる「その気になって読む」という言葉をその通りに捉え(シャオラッ!!よっしゃ読むぞ読むぞ?!?セイヤッッッ!!!)みたいなサンシャイン池崎もかくやという勢いで飛び出し、ン――イマイチだねと良い声をいただきました。
自分でもやりながら隙あらば出てくる(これなんか違くね?)という想いをちょっと今出てこないで!と抑えたりしつつ最後まで彷徨い続けて終了。
後になって皆のプレイを聴くとやはり大事なのは「呼吸」。たしかに思い返すと素の呼吸ではありませんでした。
普段当たり前のように呼吸を整えてから読み始めることが染みついているため、例えば吐ききってから読む、途中で息を止めてから読むなど、呼吸を意図的に変える、そしてそれを自然に自由に行っていく。
途中から自然で気持ちいい呼吸ってなんだろう?と試行錯誤しダースベイダーのようになりながら人のプレイを聴いていました。マスクしてて良かった。

今まで学んだことから全く異なるアプローチ。レッスン中はサッパリ掴めず終わり、でもこれを理解できれば確実に自分のプラスになることだけははっきりとわかる。
含蓄のある話を聞きながらも気づけば省吾さんのダンディで男らしい声にすぐうっとりしちゃう僕、藁半紙並みに軽い声質の神林ですが男としての立ち振る舞い、あり方だけでも見習いたい。

応援ありがとうございました!神林拓真の次回作にご期待ください。