勇者の目的は世界平和、ナレーションの目的は番組を面白くすること!

こんにちは、あるいはこんばんは。
最近はお笑い第7世代がちょっぴり気になる、モードクラス瀬川茜です。

「バラエティの緩急高低強弱」の授業を振り返っていきます。

今日のお話のポイントは「足し引き」
足し引きができると「ぽくなる」←重要!

足し引きは説明しようと思ったらいろいろな言い方がありそうですが、今回は
急、高、強→足す
緩、低、弱→引く
と置くという非常にシンプルな説明でした。

この部分がピークだから他の部分はそれに向けて引こう、セオリー的にはここを足したほうがよさそうだから他で引こう。
全体が区切りに向かって引く流れでも足す部分は足し、立たせながら引くこともある。
どこを立たせているからどこを引いているのか、を見ればコピーは出来る。

なるほど、とは思ったものの1つ疑問が・・・
ピークってどうやって判断するんだろう。ピークから逆算するってことは、ピークが明確にわからなければならないのでは?(以降ピークどこなのか問題と呼びます)
どこを立たせているからどこを引く、というのは1つのブロックならわかりそうですが、ピークを見つけないと、全体の足し引きの構成は理解できないし。

今でもなんとなくならピークの場所はわかる気がします。
論理的には説明できないけど、なんとなくあたりをつけてみたりもします。
でもそれが正解かどうかは全く自信がない・・・

加えて、授業の中で「ナレーターが普段読みながらどんな事考えているのか」動画をみながらも、ピークどこなのか問題に関連してびっくりすることがありました。
原稿全体を読んで、ではなく、初見を読みつつ「ここがピークだな」と考えていたのです! 私は全体の原稿を読んでも確信が持てないのに。
(この動画は他にも興味深い部分があったのですが、ひとまず割愛)

ここからはピークどこなのか問題について、授業を受けて私が理解したことを書いてみます。

第一に、現時点では、原稿から「ここがピークだ」と予測するよりも、まずは現在あるTV番組のナレーションですでにここが足されて読まれているからここがピークなんだ、ということを知ることが先なんじゃないかと思いました。

それはコピーで、
先に強弱を意識して分解することで、「ここが一番足されているからピークなんだ」ということがその原稿内ではわかる
→ピークの部分から逆算して、他の部分の構成(文章内・コーナー・番組等の様々な単位で、どれぐらい、どのように足されているのかor引かれているのか)を観察する
→いろんな番組でやってみてピークの場所、足し引きの構成の生理を知る
という過程を経ること。

そしてその次に、
ピークについて、今の「なんとなくここかなぁ?」よりもはっきりわかるようになる
→じゃぁ他を引く読みをしよう、というようにどうしてその読みをするのか論理的に説明できるようになる
→自分が初見で読むときに役立てることが出来る

ようになるのではないか・・・と。

私は今まで、まず原稿をみて、う~んと考えてしまっていたのです。
例えるなら、過去問はただ解いただけ、傾向と対策はなんとなくやったつもりでテストに臨んでいたのです。本来過去問は、今まではこんなところが狙われていたのね、こんな風に回答したらよいのね、と傾向と対策を知るもので、やっただけでは効果は減ってしまうのに。(これは自分にとってのわかりやすい例えなので、他の人からしたら意味わからないかもしれません)

ピークがどこなのか、明確な公式がきまっているものではないと思います。
ただ、今のナレーターさんたちはどういう部分をピークにもってきているのかを知ることはできるし、知ってからでないと自分が読むときにここがピークだと自信をもって言えません。
ピークがあいまいになってしまったら、きっと足し引きもなんとなくあいまいになってしまいます。

そう読むのには理由がある。というのは何度か今までの授業内でも出てきたことですが、今回少し腑に落ちたような気がしました。

と私の理解の過程を長々と書いてしまったのですが。
とりあえず(細かいところはもちろんいろいろあるのですが)
今後練習で意識すること・・

「足し引き」

以上です!!

モードクラス 瀬川 茜