CMの立ち位置

小町です。

コアクラスは鈴木省吾先生による「CMの立ち位置」でした。

CMはたった一言で印象づけなければならないことも多く,テクニックを駆使するTVナレーションとはまた違うアプローチが必要。

素直な発声で自分の中で生じた何かを,読む時に一緒に出す。これは日頃から自分の感情・五感と向き合っていなければすぐには対応できないと感じました。

原稿を見てどんなアプローチをしようかと考えたところ,ナレーションから意識を離して挑戦しようと実践しました。

バーズに入ったばかりの頃は "その素人読みはTV向きでは無いけれど使えるからニュアンスだけは絶対に無くさない方が良い" と言われていたのですが,どういう意味なのか分からないままそこから離れてTVナレーションを勉強してきました。

2年間の中で身体も読みも考え方も変わったので,思い切って全てを取っ払って2年前のように素直に読んでみたところ,ニュアンスは残りつつもやはりその頃とは似て非なる読みになることが確認できました。

荒削りではあると思いますが,自分の中で切り替えができることを確認出来たこともこのレッスンでの大きな収穫でした。

自分にしかできないことをこれからもっと突き詰めて磨いていこうと思います。

省吾先生の役者の視点からのレッスンはユーモアたっぷりで発見が多く,渋くも優しい低音の響きに耳福な2時間でした。普段の話す声から良い声になりたい。

ありがとうございました。