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北陸から東京に通っている水曜コアクラスの渡辺です。
前回は藤本先生による、

ナレーションの型を学ぶ授業でしたが、
この日私は、これまで1度も経験しなかった
「原稿を貰って1番に読む」経験をする事が出来ました。

私の苗字は渡辺です。又、いつも座っている場所も真ん中辺りだった為に、偶然1番が当たらなかっただけだったのですが、すっかり油断しきっていた私は、
まさかの1番指名に硬直してしまいました。
型どころか、文字を追うので精一杯のありさまです。
前に読んだ人の表現を聴いて、
それにアドバイスしている先生の言葉を聴いてから
どう読むかを決めれば良いと考えていたせいです。

弱々しく不安げに読んだ私は、藤本先生から
「原稿を受け取ったら直ぐに、私はこう読む!と、決める事から始めるんだよ」と教わりました。

情け無いくらい初歩的な事を書いているように感じますが、私にとってはとても重要な気付きでした。

これまで殆どの仕事をバックにかかる曲まかせでやってきました。とりあえず読めるように練習だけはしていくものの、雰囲気は曲から掴むか、ディレクターとご相談!私は真っ白な状態でいる方が何色にも染まりやすいとさえ思っていました。

ですが、これではいけないんだと分かりました。
ナレーター自身がディレクターの想像を超えて、
様々な表現を提案していけるようになる為の学びの場だった事に3か月が過ぎてしまった今頃やっと気付きました。
思い返すと、堀場先生もよしい先生も
自由自在な表現をするようアドバイスをくれていたし、山上先生は、思っていた雰囲気とは全く違う表現を求められたとしても、せいぜい3回で対応出来るようにと仰っていました。
藤本先生からも、今なぜこのコピーをやっているのかちゃんと考えてやる必要があるよ。とか、「型」があれば、どんなに崩れても立て直せるからと教わりました。

色々な先輩方のコピーから「型」を学び
「型」を保険のように持ちながら、自由に読むんだって考えたら果てしなくて途方に暮れましたが、
同時に、ゾクゾクする程のパワーで戦っている東京のナレーター方の中で学べる喜びを感じました。

毎週一回、スケジュールを調整しながら、
何時間もかけて東京を日帰りするのは大変ですが
本当にそれ以上の価値があります。
バーズに通う事を決めて、改めて良かったと思えたレッスンになりました。

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