予習復習スクールバーズ

はじめまして。春13コア水曜クラスでお世話になっている、いつもニコニコ T所 F葉です。 G.W真っ只中。いよいよ時代の区切りがやってきますね。
山上先生から宿題も出ているし、今週来週とレッスンがないので、その分じっくり復習、しっかり予習ができそうです。うふふ。

お天気はシットリしていますが、いつまでもフレッシュな気持ちを失うことの無いよう平成の復習がてら、まずは早速コアのレッスンを振り返って参ります。

前回の授業はコア全20回中の3回目、松田先生の滑舌の講座でした。
事前に宿題の滑舌手帳を頂き、自分なりに準備して挑んだレッスン。

しかし、松田先生のその講座は私の思っていた滑舌レッスンとは全く次元が違っていました。

私のイメージしていた滑舌のレッスンって、なんていうか、ちゃんと言えるか、言えないかの線引きを最初にして、
「言えた人は、線のあっち側ね。ハイ合格!良くできました。ヤッター。」で、 「こっち側の言えなかった人は、言えるようになるまで帰れません、練習あるのみ!がんばりましょう。ガーン。」みたいな感じでした。
まあ、苦手意識があっても直前に何回か練習すれば、気合いでなんとか言えちゃいますからなんとかなる。。みたいな。

キャー!私はなんて恥ずかしい事言ってるのでしょう。

でも、大袈裟ではなく、松田先生の講座を受けるまでは、「言えて当たり前の世界。つっかえたら失格。
うまく言えるかな。どうか言えますように。落ち着いて、出来ると思えば出来るのだ。」と、運に任せてドキドキしていただけなのです。ダメダメですね。

私は、以前から滑舌と発音に対してそれぞれに苦手に思っている箇所がありました。
そう、それぞれに。私はずっと別々の問題として捉えていたのです。
苦手の原因は舌の長短の問題なのか、噛み合わせの問題なのか、はたまた骨格の問題なのか。 原因が分かっていない為、滑舌は無理矢理に、発音は半ば諦めぎみに・・・先の通り気合いで凌ごうとしてきた私です。
良くないですね、これではなんの成長もありません。

松田先生はまずはじめに「シャープな発音」と「滑舌」の関係性を話して下さいました。←この時点ではまだ私、ピンと来ていません。
そして「みなさん一人ずつ自分が言いにくいブロックがあれば、そこから聞いていきますね」と続きました。
上手に言えるかどうかなんて、先生はハナっから頭になかったのです。

ここからが衝撃の連続でした。 私たち生徒一人一人、発音の弱点をそれぞれ指摘し、一音一音原因を分析、舌の位置を修正しながら発音と滑舌の改善方法を具体的に示して下さいました。
そして、いかに「シャープな発音」が重要であるかをそれぞれの「舌」に叩き込んでいったのです。

的確なアドバイスを得て激変していくクラスメイトを目の当たりにし、私も「出来ない」ことを「出来ない」と伝え、治してほしい、どうか助けてほしいと思いました。
もうまるで教室は、無医村に突如現れたさすらいのお医者様の診察待合室かのようです。

そして、私の番がやってきました。まず今まで苦手だった音、言いづらいフレーズを聞いてもらいました。気分はすっかり、まな板の鯉。
伝説の板前、松田先生が急所に包丁を一振り。そのアドバイスは、思ってもみなかった舌の形と力加減だったのです。
口の中のはじめての感覚にとまどい、すぐには上手く音が出せません。なかなか出来ない私でしたが、先生は根気よく教えてくれます。

とうとう、はじめての正しい発声の瞬間。気持ちいいくらいスムーズに音を発せた時、目の前がパァ~っと明るくなるのが分かりました。
知らなかった~この感覚っ!これは奇跡です。

私は、はじめて「ウォーター」と声にしたヘレン・ケラーの気分でした。サリバン先生が「そう!これは水よ、水!ウォーターよ!」。私は嬉しくなって何度でも言います「ウォーター!ウォーーターーッ!」。
とっても感動的ですね。

でもこれはゴールではありません。やっとスタート地点を見つけただけなのです。

これからが大事。前進あるのみ。

松田先生は私にとって、ある時は無医村に突如現れたさすらいのお医者様。またある時は伝説の板長。またまたある時は奇跡の人、ヘレン・ケラーのサリバン先生。

スクールバーズ、1回目の学長と畠山さんの「ナレーション守破離」では、身の引き締まる講義内容。ナレーターとしての覚悟を持って、まるで洗礼を受けたような気持ちになりました。
2回目の田子先生の講義でも、より具体的・現実的に、ナレーターとしての健康管理や事前準備、また、心構えや居住まい、気遣いなど、本当はとても大切な事なのにあまり語られることのない部分を惜しみ無く教えて下さいました。

講義のあと、アフターバーズ帰りの道すがらには、毎度「参加できて本当に良かった」としみじ思っているのですが、
これきっと、残るコア17回の講義の後には、必ず思うことなのだと改めて実感しています。

講義をただ受けるっきりでは勿体ないスクールバーズ。予習復習、反復練習。しっかり取り組み、一歩一歩確実に踏み進まないとなりません。

令和を迎え、その先にどんな自分に出会えるのか、またお世話になった方々にどんな恩返しが出来るのか、とっても楽しみにしています。うふふ。