最初に見つけた足がかり

初めて投稿させていただきます、
土曜コアクラスの長松博史です。

アフターバーズで学長から「髪を紫に染めろ」と言われ、
チキンゆえの哀しさ、わずかに茶色にして限界なところ、
「紫に染めろなんて言ったかな?」と助け舟を出して頂いたお心遣いに
心より感謝申し上げます。

とにもかくにも、バーズに通うようになってから忙しくなりました。
毎週、目から耳から鱗が落ちるような、今まで考えもしなかったような内容ばかりで、
とても一週間では消化しきれず、また次の週がやってくるという調子で、
なんか疲労が溜まっていてそれでいて充実してるような、
焦っているような、そんな不思議な感覚です。
人狼新人戦に誘って頂いた方にはお詫び申し上げます、
今は体力が足りません。もうそこそこいい年なのです。

さて、現在の宿題の話なのですが、ストレートナレーションですね。自分は苦手です。

この難民認定のナレーション、聞いてみると、
うん、これは、なかなかに、うん、難しすぎる。
リズムを取って聞き心地の良さを作り出している一方で、所々微かに変化を付けたり。
「、」のところで下げたり下げなかったり、ピシッと止めたり少し余韻を残したり。
このへんはスロー再生してみるとわかりやすかったです。
これも授業で教わった技術の一つ。
スロー再生した後に通常速度に戻してみると、なぜか早送りに聞こえる不思議。

一番印象的だったのが、地声と、裏声に近い声を、頻繁に入れ替えていることでした。
これはこういう狙いがあってやっているテクニックなのかと、
先週堀場先生に教わって、やっとこの入れ替えている意味がわかりました。
本当に有難かったです。
わかったところで簡単にコピーできるほど自分はスキル高くないようではありますが。
しかしながら、自分にとってはですが、
これ、何か足がかりになるような気がしました。

自分の声はおよそナレーションには不向きな低音なので、
大声張って押し切る、キャラ声にする、などなど邪な逃げ道ばかり模索していました。
参考に佐藤賢治さんのバラエティものを少し聞いてみたのですが、
軽快で自然かつ全然声張ってない。
これが世が求める清く正しきナレーション。
声質も経験値も全然違うので仕方ないのですが、今の自分には到底真似できない。
世の中もっとホラー番組や犯罪報道番組ばかりになればいいのに…。
きっと自分はナレーション難民…人生を無駄にしてしまうのか…。

どうすればいいのか思い悩んでいたのですが、
この地声と裏声を使い合わせる手法、
ここに何かのヒントが潜んでいるような気がしました。
まあ、気がしただけなのかと言われればその通りなのですが、
これがバーズで最初に見つけた小さな足がかり、
いつの日かこれをものにしたいと、思いました。

長文のお目汚し失礼いたしました。

長松博史