スタジオ実習を受けて

ベーシックの栗原です。

今週は武信さんと狩野さんのお二人によるスタジオの実習でした。
映像ありで初見の原稿を二本、ちゃんとブースに入って録り、お二人にコメントをいただくという内容でありました。
ひと月前に同じブースでボイスサンプルを録った身としては、それを活かしてより良いパフォーマンスを発揮したい!と意気込んでいたのですが、、、

そもそもボイスサンプルを録った時のよかったところは、元々力んで頑張ってしまいがちな自分でしたが、だいぶリラックスして色々試したりできる心の自由があったこと。
これは自分にとって大きな成長でした。
よくなかったのは、ブースの小さな雰囲気に合わせた縮こまった表現になってしまったこと。
もっと大草原に居るくらいの広い心もちで解放的な音を出したかった。

それを踏まえてやるつもり、、が。
意気込みが下手な力みとなったからか、マネージャーの方が見ているという欲があったからか、ベストのメンタリティをブースに持って行くことが出来ず、映像に合わせることの苦手も相まって、惨憺たる結果に。

おいおい俺はもっと成長してたはずじゃなかったのか?
これじゃバーズに来る前の自分に逆戻りだぜ。
と今までで一番の大凹み。
お二人のコメントも、ですよねー分かってた!泣
と言ってしまいたくなる内容ばかり。
これじゃダメなんですよ。
自分にできる最高のものやって、その上でさらに上に行くための気づきが欲しいのに〜

そんな自分の結果はともかくとして、他のみんなのやったものとそれに対するお二人のコメントを聞いていると、思うところがありました。
我々は我々のナレーションを、テレビから流れてくるに足る、いわゆるテレビ感を持ったパッケージングを施し、ちゃんと売れる商品にしなければならないんですよね。
お二人がどうしたら売れるかなという一点に集中して真剣に考えてらっしゃるのが本当によくわかります。
それに対し私は、私は私のナレーションを、これが私の作った商品です、と見せられないとしょうがないんです。
原稿を見た段階で、これをどう読もうかなとゼロから考える自分は、商品どころか、とりあえずの試作品も持たずに来てしまったようなものでした。

まだ自分には何かをただで貰おうとしている「生徒」のような姿勢がある。
それを思い知ったことが今回の一番の収穫でした。
さてではどうすればいいのか。
引き続き試行錯誤しながら悩もうと思います。
武信さん狩野さんありがとうございました。