おはようございます!
20期・秋ブランディング・コアの杉田です。
さて今回は、ブランディング、義村学長による「戦略」の授業を振り返ってみたいと思います。
前回の「守破離」で学んだ「売れるための17か条」。
今回は、その中でも「営業」をさらに深く掘り下げる授業でした。
営業、マーケティング、戦略。
どれもナレーターにとって大切なことだとは思っていましたが、正直なところ、これまではどこか漠然と捉えていたように思います。
しかし今回、学長のお話を聞いて、これまでバラバラだった知識が少しずつつながっていく感覚がありました。
そして気づけば、おでん屋さんの話から始まり、ロケット、ハンググライダー、さらには人工衛星へ。
戦略の授業のはずが、ずいぶん壮大な旅になりました。
授業の序盤、学長からこんな質問がありました。
「授業中に、見知らぬおでん屋さんが突然おでんを売りに来たら、皆さん買いますか?」
……買いません。
おでんは好きですけど。
まず「なぜ今?」となります。
しかし、そこにある条件が加わると、教室の反応がガラリと変わりました。
おでん自体は何も変わっていないのに、です。
この例えが実に面白く、営業というものを考えるうえで、非常にわかりやすいものでした。
自分が営業をするとき、相手からはまさにこの「突然現れたおでん屋さん」として見られているということなのです。
自分では一生懸命に準備して、良いものを持ってきたつもりでも、相手にとっては「知らない人が何か売りに来た」というだけかもしれません。
では、どうすれば「この人の声を使いたい」と思ってもらえるのか。
今回の授業は、その問いを考える時間でもありました。
私はバーズに通うまで、ナレーションが上手くなれば、いつか仕事につながると考えていました。
もちろん、技術が必要なのは間違いありません。
しかし、これまでバーズで学び、今回の「戦略」を受けて、改めて感じたことがあります。
上手くなることと、売れることは同じではない。
頭では理解していたつもりでした。
しかし、
「その技術を、誰に、どんな価値として届けるのか?」
という視点が抜け落ちていたように思います。
ではどうすれば良いのか?
どういう戦略を取れば良いのか?
学長は、さまざまな理論やご自身の経験を交えながら、戦略について説明してくださいました。
その中で強く感じたのは、
自分の立ち位置を知らなければ、戦い方も決められない。
ということです。
実績も知名度もある方々と、同じ場所で同じように戦って勝てるのか。
考えるまでもありません。
今の私は、間違いなく挑戦する側です。
では、挑戦する側には、どんな戦い方があるのか。
今回、特に印象に残ったのが、学長がナレーターの状況をロケットや人工衛星に例えたお話です。
まず、地上から飛び立つこと自体が大変。
そして、飛び立ったからといって、それで終わりではありません。
どうすれば長く飛び続けられるのか。
そのためには、目先のことだけではなく、もっと大きな視点が必要になる。
パラグライダーや衛星の話は
非常にわかりやすい例えでした。
振り返ってみると、私はこれまで、ロケットのエンジンを一生懸命磨いていたような気がします。
もちろん、エンジンは大事です。
でも、どこに飛んでいくのかを決めていなければ、せっかく飛び立っても迷子になってしまいます。
今回の授業で、改めて自分のビジョンを考える必要性を感じました。
どんなナレーターになりたいのか。
どんな仕事をしたいのか。
どんな表現を武器にしたいのか。
そして、どんな人に「あなたを使いたい」と思ってもらいたいのか。
まだまだ明確になっていない部分もあります。
しかし、だからこそ今期のブランディングで、そこを掘り下げていきたいと思います。
今回、私にとって大きな収穫だったのが、これまで学長が繰り返し仰っていた「毒のある表現」についてです。
前期の授業でも、何度も耳にしてきた言葉です。
私自身、今期は毒のある表現を研究したいと考えています。
ただ、正直に言えば、
「毒って、結局どういうことなんだろう?」
という部分が、まだ自分の中で曖昧でした。
では、なぜ毒が必要なのか。
今回の授業で、そこに少し答えが見えた気がしました。
それは、誰に向けて表現するのかという視点です。
同じ表現でも、面白いと感じる人もいれば、そうでない人もいます。
全員に好かれようとすれば、角のない無難なものになってしまうかもしれません。
むしろ、誰かの感性に強く刺さるものを持つことが、武器になるのではないか。
そう考えると、これまで学んできた「強み」「個性」「毒」という言葉が、少しずつ一本につながってきました。
もちろん、ただ奇抜なことをすればいいわけではありません。
テレビという枠の中で成立しながら、聞き手の想像を少し超えていく。
今期の研究テーマが、よりはっきりしてきたように感じます。
そして、やはり避けて通れないのが、
「自分の強みは何なのか?」
という問題です。
これが本当に難しい。
前期のコア最終回でも、畠山Mgから教わったことです。
自分では当たり前だと思っていること。
好きなこと。
これまでの経験。
苦手だと思っていることや、コンプレックス。
そうしたものの中にも、自分ならではの強みが隠れているかもしれません。
ただ、自分で自分を分析するのは、なかなか難しいものです。
毎日聞いている自分の声も、自分では普通に感じてしまいます。
自分にとっての「普通」が、他人にとっては面白いこともある。
逆に、自分では魅力的だと思っていても、相手にはそれほど響かないこともある。
だからこそ、さまざまな人の意見を聞き、試し、研究することが必要なのだと思います。
そして何より印象に残ったのが、
自分の強みを良いと思ってくれる人を見つける。
という考え方でした。
誰からも好かれる必要はない。
自分の強みを必要としてくれる人と出会うこと。
そのために、自分の強みを磨き、発信していく。
そう考えると、営業というものの見え方も少し変わってきました。
ただ待っているだけでは、何も変わらない
今回の授業を受けて、もう一つ強く感じたことがあります。
それは、
自分から動かなければ、何も始まらない。
技術を磨く。
ボイスサンプルを作る。
競合を研究する。
発信する。
人とつながる。
そして、自分の表現を必要としてくれる人を探す。
どれも、誰かが代わりにやってくれることではありません。
前期までの私は、技術を身につけることに意識が向きすぎていたように思います。
しかし、今期はブランディング。
「何ができるようになったか」だけではなく、
「それをどう仕事につなげていくのか」
まで考えて行動していきたいと思います。
そのためには、これまで以上にリサーチも必要です。
自分が目指すジャンルでは、どんなナレーターが活躍しているのか。
どんな表現が求められているのか。
その中で、自分が入り込める場所はどこにあるのか。
ただ漠然とテレビを見るのではなく、目的を持って研究していかなければなりません。
そして、研究したことを自分の表現に落とし込む。
今期は、その繰り返しを大切にしたいと思います。
今回の授業では、AIが進化していく時代に、ナレーターがどう生き残っていくのかというお話もありました。
技術が進歩すれば、これまで人間が担ってきた仕事の一部は変わっていくかもしれません。
「なぜ、自分を使う必要があるのか?」
という問いが、ますます重要になってくるのだと思います。
上手く読むだけではなく、自分ならではの感性や発想を持つこと。
相手の期待を超える提案ができること。
そして、まだ誰もやっていないような表現に挑戦すること。
簡単ではありません。
でも、そこにこそ、これから自分が目指すべき方向があるのではないかと感じました。
今回の「戦略」の授業は、私にとって、これまで学んできたことが少しずつつながる時間でした。
前期のコアで学んだ技術。
「強みを探す」の授業で考えた、自分が選ばれる理由。
「守破離」で学んだ、売れるための考え方。
そして、何度も耳にしてきた「毒のある表現」。
それぞれ別々の課題だと思っていたものが、実は同じ方向を向いていたのだと感じました。
「売れるために、自分は何をするべきなのか?」
という視点を、もっと強く持っていきたい。
そして、自分の強みを磨くだけでなく、それを面白いと思ってくれる人を見つけたい。
授業中に紹介された推薦図書も、さっそく購入して読んでみました。
主語を「ナレーター」や「ナレーション」に置き換えて読むと、学長のお話と重なる部分が多く、驚きました。
読んだだけで満足せず、行動に移していかなければなりませんね。
まずは、自分の強みと向き合うこと。
そして、競合を研究し、自分の立ち位置を考えること。
今期の目標である「毒のある表現」にも、積極的に挑戦していきたいと思います。
目指すのは、長く売れ続ける、オンリーワンのナレーター。
いつか人工衛星のように、高い軌道を飛び続けられるように。
……とはいえ、今の私はまだ地上でロケットの設計図を広げている段階です。
まずは、どこへ飛ぶのかを決めるところから。
今回の授業で、次に踏み出す一歩が少し見えてきた気がします。
義村学長、貴重なご指導をありがとうございました!