やっと梅雨明けの便りが聞こえてきました。
天気予報を見るたびに35℃越えの文字がこちらを見つめています。
最高気温を示すあの赤や紫で書かれた数字を見るだけでうんざりするのは私だけではないはず。
ハンディーファンに日傘、冷たい飲み物……。文明の利器を総動員して、この夏を乗り切りたいと思います。
20期・春コアの杉田です。
さて今回は、松田先生による「ストレートチェック」の授業を振り返ってみたいと思います。
今回の授業でも、以前から課題となっていたミラーリングを事前提出し、フィードバックをいただいていました。
授業では何度もフィードバックをしていただいているので、先生は「今日はさらっと」と仰っていましたが……
もちろん、さらっと終わるはずがありません。
生徒からの質問一つひとつに丁寧に答えてくださり、気が付けば内容はとても濃い時間になっていました。
私自身は相変わらずミラーリングに苦戦中。
少しずつ前には進んでいる……と思いたいのですが、まだまだ修行が必要です。
今回で松田先生からの課題フィードバックは一区切り。
これからは、いただいたアドバイスを道しるべに、自分自身で研究を続けていきます。
今回の授業で最初に教えていただいたのは、
今までやってきたミラーリングをこの後、「どう活かすのか」
ということでした。
現場で原稿をもらったとき、
ミラーリングしたナレーターを丸ごと再現しようとする必要はありません。
「この一文なら、あのナレーターならどう読むだろう?」
と考えること。
ミラーリングで学んだリズムや表現を、
必要な部分へ当てはめていく。
そうすることで、自分の表現の引き出しが少しずつ増えていくのだそうです。
初めからオリジナルを目指すと、
どうしても独りよがりになりがちです。
まずは、売れているナレーターの型を学ぶ。
その型を積み重ねた先に、
自分だけの表現が生まれてくる。
これはバーズの講師陣が様々な表現で教えてくださることです。
さらに授業はストレートナレーションへ。
先生が何度も仰っていたのは、
「ストレートは意味ではなく、構造で読む。」
ということでした。
授業では「アレクサンドラ構文」が紹介されました。
一見すると簡単な日本語。
しかし、
日本人でも半数近くが正しく理解できないという話には驚きました。
つまり、日本語は読めても、
文章構造を理解できているとは限らない。
先生は、短い文章だけでなく、
長い文章や難解な文章でも構造で読めば読み解けると仰っていました。
企業VPなどでは、
専門用語が並ぶ原稿を読むことがあります。
意味を完全に理解できないこともあるでしょう。
そんなときに必要なのが、
文の構造を読む力。
文章中のどこがどこを修飾しているのか。
何が何につながっているのか。
これさえ見えていれば、
知らない内容でも自然に読むことができるそうです。
まず授業では、同じ文章を読んで、
「どこを立てたのか」
を一人ずつ発表しました。
すると、同じ文章なのに答えはバラバラ。
その理由も人それぞれ。
そこで先生は、
意味ではなく、構造で考える。
そうすれば、
立てる場所も、立てない場所も、
自然に決まってくると教えてくださいました。
今回教えていただいた方法はとてもシンプルです。
まず、文章を細かく区切る。
そして、どの言葉がどの言葉を修飾しているのかを探す。
最後に、修飾関係をさかのぼる。
すると、
自然と立てるべき場所が見えてきます。
実際にこの方法で読むと、
不思議なくらいナレーションが聞きやすくなりました。
今まで感覚だけで読んでいたときのような、
うねりや迷いが少なくなったように感じます。
文章の構造を理解するだけで、
難しい文章への向き合い方が大きく変わるそうです。
今回の授業で一番大きな収穫は、
ストレート読みは「抑揚をなくす読み方」ではなく、
文章の骨格を理解して読む技術だと知ることができました。
個人的に今まで謎の多かったストレート読みですが、
少しだけ霧が晴れたような気がします。
これからは感覚だけに頼らず、
文章の構造を意識しながら、
ストレートという土台をさらに磨いていきたいと思います。
もちろんミラーリングも頑張ります。
松田先生、貴重なご指導ありがとうございました!