17期秋の3ヶ月を終えての所感

17期秋コア&モードの斉藤あずさです。
表題のとおり、この3ヶ月を終えての所感を書きたいと思います。

色々あるけれど、まずは原稿をきちんと読めることが非常に大事だと思いました。バラエティならば、どのようなバラエティで、その中の、この部分はアバンで……というのは当たり前。
そこからさらに、一文の中の意味をちゃんと読み取れる事が大事だと思いました。たとえば、ただの”おいしいカレーパン”、はほとんど存在しなくて、”どのように”おいしいカレーパンなのか、が書いてある(あるいは醸してある)はずで、そういうところをちゃんと読み取らないと、そもそも自分の読みを作ることはできず、読みの提案ができないからです。日本語の文を、言葉を、正確に理解することは不可欠だと思いました。原稿に流れている文脈、ないし感情をちゃんと読む。

言葉を正確に理解することは、バーズの授業に関してもそうで、講師の方々は皆、すごく慎重に言葉を使っていらっしゃいます。一人一人の読みへの講評やアドバイスでも、その場の雰囲気を大事にしつつ、しかし必要なことは過不足がないように伝えてくださっています。これは復習のために録音を聴いた時に1番痛感しました。授業のその場では、うまくやれた時にはやれた時の、やれなかった時にはやれなかった時の心の興奮があり、頭ではちゃんと聞いていても、(あくまで私は)どうやら正確には聞けていないことがわかりました。いや、その場で聞いてるし、その場でわかってはいるんです、でも本当の理解ではない。あとでゆっくり、正確に意味を理解すると、自分の思い込みに気付きます。とにかく言葉の正確性…いかに、普段、ものへの理解が雑であるか、痛感します。 (もちろん、その場の熱や心で伝えてくださってる事柄もあります。それはその場でキャッチしないとダメです。)

本当に、バーズには有益な情報しかないです。それは受講生の我々にオープンにされています。しかし、きちんと受け取れるか、理解できるかは自分の問題です。私はそこに日々ヒヤヒヤしています。なぜならまずバーズにいて学べる2年間のうちに、元々声の仕事の経験もない私が新しい事を体得し、対価を払う価値のあるアウトプットができるようになるのはかなり大変なことだからです。

そして何かを”真にわかる”ことは、今の私にとっては、どうやら常に自分の予想の外側にあるようです。今の自分の延長線上にはないようです。だから、今までの自分を捨てること。どういう意味なのかをもうチョイ突き詰めて考えればわかる…と思うな、です。捨てるのが1番早いです。(これも、授業内に言葉で言われているけど、具体的に”そういうことか”ってわかるのに時間が少しかかりました)

年末中に3ヶ月の内容を復習して、自分の中で漠然とした部分がなくなるようにしたいと思います。

p.s.バーズの環境も、あと、アフターで直接聞いたり、このバーズブログや、猪鹿蝶の過去ブログで読めたりするマネジメントの考え方も、私はすごく好きです。すごく本質的だと思うし、すごく健全だと思います。世にある仕事はすべてそれぞれのかたちで社会に貢献していますが、このようなスタンス・考え方のもとで、自分を磨いて、声の仕事ができたならば、それは素晴らしい社会貢献だと思います。

2023年を無事に終えられることに感謝し、
2024年が、皆様にとってさらなる飛躍の年になりますように‼︎
希望大家的新年一切順利‼︎
everything goes well‼︎

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