自分が「面白い」と思えるモノ

 残暑お見舞い申し上げます。久しぶりの投稿になってしまいました。春17期コアクラスの工藤茜です。

 今日は堀場先生の「リズムと緩急」のレッスンでした。
 バラエティ、ドキュメント、情報の3種の原稿を使ってリズム、実質緩急と間をひたすら実験していくようで難しくも楽しい内容。

 
 私事ですが、7月に朗読のお仕事をいただいてから自分の間はこれで合ってるのか?読解としてこれで良いのだろうか?と、原稿を見て「こうやりたい!」以外の感情が湧いてくる心理状態でした。

 そこで、先月の堀場先生の「語尾特化」を受講して「チャンジャンケジャン専門店けんちゃん」くらいただの音だと思って扱ってみる精神を知りました。

 けれど、私が憧れたナレーションとはテクニックを基に音を発する行為だったのだろうか…とモヤモヤを抱えたまま夏休みを過ごすことに。

 ついに夏休み明け。
先週の墨屋先生の「NHKメソッド」にて、「文の骨子を理解すれば自然と間も決まってくる」というお話しで文を掴もうとするのは良い、ただ押し付けることなかれ。むしろ掴まなければできないと取り組むべきことは明らかになりました。

 そして、今日。
骨子は意識しつつ、語尾も工夫しつつ挑戦。順番など失敗して速くなってしまったので、2回目どんな演出をしようか考えてまた挑戦。

 レッスン中、堀場先生が「自分が面白いと思うことは人それぞれ違うので、それが個性になる」と話されていました。

 この時、ふと最近テクニックばかり気にしていて忘れていた『遊び心』を思い出しました。

 情報番組の原稿の出だしの1文。
エコバッグの有料化は「悲しい」し「悔しい」のだと思って読んでみました。

 表現力が足らず、「暗い」印象になってしまったのですが、でもその演出をつけようと思ったのは面白いとの感想をいただけました。

 そうでした。私が面白いと思っていたのはこういうことだったのだと思い出せました。

 四本木先生も「自分が好きなものを自分で選択しないと、何かあった時に辛くなる」ので、自分の好きなものは大切にする。というお話をしてくださったこともありました。

 押し売りはしない。プロとして融通が利くよう努力する。でも遊び心も大切にしたい。そのために折り合いを付けられる技術を付けようと思いました。

 堀場先生、クラスの皆さま、毎回心に響く言葉をくださる先生方、ありがとうございました!