「1分も惜しい…」

秋16期モードの勝田香子(かつたきょうこ)です。

今回は、小坂由里子先生、バラエティの原稿を使っての授業でした。
コアの時に小坂さんのコピーをする授業がありました。(講師は藤本隆行先生)
たくさんのキュートとキラキラが散りばめられ、
さらに、とても伝わってきて、
「どうしたらこう読めるんだ〜」と困惑&ワクワクしながら取り組んだ記憶も新しい。
その小坂さんが目の前に。

今回の原稿は…
バラエティでありながら、重みのあるテーマのため、
ただ盛り上げたらよいわけではない、
そこに難しさがあるとのことでした。
そうなのです。
すでにO.A.されたもので、その時にも、
「今回はここはあげないんだ」「厳かな感じがある」と思って見ていました。
やっぱり!
O.A.との答え合わせができるのも、バーズの授業のありがたいところです。

・語尾まで音にすること、そういった細かい一音の違いで表現が違ってくる
・人に伝える気持ちを乗せる
・番組(今回使った原稿の)における、ナレーターとしての立ち位置を小坂さん自身がどう考えているか
・同じ“それは?”でもいろんなパターンを用意する
・変化球を入れると立体感が生まれる
・日本語として正しい読み方でない不自然なことがナレーションとして自然なこともある
・普段の会話から読みのリズムのヒントを得る

などなど、
とても行き届いた繊細さを感じました。

そして授業の中で、こうもおっしゃってました。
ご自身がバーズ生だった頃、優等生ではなかった、
とにかく練習が楽しくて、たった1分の隙に1行でも練習していた、と。

バーズの、売れるための17ヶ条にも
「楽しく努力できる」とあります。

小坂先生が、私たちにエールを送ってくださったように思いました。