オプション【緊張感・シリアスな読み】よしいよしこ先生

ずっと小学1年生、岩居由希子です。1月23日に〈よしいよしこ先生によるオプション〉を開講しましたので、ご報告させていただきます。
緊張度の違う報道原稿を3つ読みました。

1つ目は「YouTubeで話題になった動画」で、内容はひき逃げです。
大きな表現でよいとのことで、参加の大体の方がのびのび読んでいたように思います。
バラエティーにも通ずる表現で、私はこの原稿が一番落ち着いて読めたように思います。

反対に、「国際ニュース」の原稿は、専門用語の羅列で身構えてしまいました。例えば「大陸間弾道ミサイル」は「弾道」だけ粒立ちしてワンワードとしてはおかしなことに。文章も難解で、初見で間違えず、緩急つけて内容を伝えるのは至難の技ですね。

「国内の事件」は、映像も頭の中に浮かべやすく、見慣れた地名や人名でいくぶん安心材料になるものの、やはり緩急をはっきりつけて読むことが出来ませんでした。

報道にも「緩急」は絶対必要です。報道に関わっていらっしゃる先輩方は“技”を繰り出しているのだと、その日は自宅でニュース番組を見ながら一人反省会でした。映像に合っているので違和感がなく、うっかり“技”を聞き逃してしまいます。自分で原稿を起こして練習するしか身に付かないと実感しました。

今回のオプションは、同じ報道原稿でも内容によって得意と不得意の差が顕著に出るのが興味深かったです。大きな表現よりも落ち着いた読みの方が得意な人、先生からのアドバイスですぐに変えられる人、客観的に面白かったです。
私個人としては、緊張感を声色だけでなんとかしようとして、「緩急」の視点が抜けていました。読みクセも発見できましたので、今後の研究で改善したいと思います。
参加してくださった皆様本当にありがとうございました。

そして、よしい先生、ご多忙の中、テーマにそった原稿選びとレッスンをありがとうございました。レッスン中の先生のたくさんの批評の言葉、大変参考になりましたし、穏やかながらもすごい熱量を感じて、私もその真剣さに答えねばと刺激になりました。
これからも「Nスタ」を見て研究を続けたいと思います。また別の機会がありましたらよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました!