プラスチックにはなりたくない。

じゃーんじゃんじゃじゃーん。
じゃーんしゃんじゃじゃーん。

はい、なんの歌でしょう?
ヒントは結婚式です💒

👠大人 時々 子供🧸
水曜モードの森戸美唯です(*´╰╯`๓)♬

実は、先日、人生初の結婚式に出席するため、大分まで行ってきました♨
ボイスサンプルで、課題が見つかった矢先の大分行きだったので、嬉しいような悲しいようなという感じだったのですが…

ナレーターとしても勉強になる大分行きでした✨

それは、結婚式の司会のお姉さんの読み方です。
式を進行する読み、必要事項を伝える読み、厳かな読み、注目を集める読み、誰かに寄り添った読み、会場を盛り上げる読み、さらにアドリブでの切り返し。 数時間の式の中で、実に沢山の読みをしてました。

テレビとは、状況も求められるものも違いますが、こういう表現もあると。
1つ、世界が広がりました💡

さて、連投2回目の今回、
大江戸さんの『バラエティの緩急高低強弱3』の話をさせて頂きます✨

これまでのレッスンで、大江戸さんは、バーズの中でも指折りで、論理的に読んでいる方だと分かりました。

芝居と同じで、ハッキリ二分はできませんが、ナレーションにも感覚派と論理派がいます。
私の場合、芝居では状況によってスタンスを変えたりするのですが、ナレーションは、何が良いのかまだ掴めていないのが現状です。 しかし、論理的な処理は、身につけられれば必ず使えます。
すなわち、優先順位の高い「身につけたい技術」です✊

ということで、近頃は、初見で読む前の原稿理解の研鑽を重要視しています。

しかし、
確かに一つ一つちゃんと考えてから読むと「出来た!」感が増しますが、一方で、他の考え方が出来なくなる感じがあるのです。
つまり、センスが悪ければ、そこから動けなくなるという諸刃の剣。

大江戸さんのレッスンは、1人ではやってみることしか出来ないバラエティの原稿理解に、より論理的な助言と評価を頂ける貴重な機会です🔥

今回の原稿は、40s位の深夜バラエティー。
「ラスト大江戸さん!修行の成果を出す時…!!」
という少年漫画的モノローグのもと、私は、原稿を3つに区切って読みました🔥

1つ目は説明パート。プレーンな読み。でも、私がプレーンにやっても負けるので、軽く俗っぽいイメージで。
2つ目はボケパート。子供か色気で迷いましたが、ボイサンで子供をやった直後だったので、色気でやることにしました。
3つ目は呆れパート。1と同じ人のイメージで、呆れることにしました。

結果、
読み終わった後のフィードバックで、大江戸さんは、この原稿を4つに分けていらっしゃることが分かりました。
3つ目の呆れパートを1行残して終わらせ、最後を4つ目の引きパートにしていたのです。

確かに、その方が味が出る…!

ああ、悔しい。
もっとテレビ観て、センス磨きます。

さらに、2つ目のボケパートを、か弱い子供でやるようにディレクションを頂きました。
具体案が思いつかなかった私は、12.3歳イメージの鼻に通した高い子供声で、表情乏しく読みました。

返ってきたディレクションは、
もっと幼く!
もっとか弱く!
もっと小さく!
もっと息を入れて!

要は振れ幅が小さいってこと。
間違っていたとしても、ガッツリ変えることが大事。

この言葉、もう耳タコでしょ!!
手の甲にでも書いておくレベルで思い出せ!私!

最後に、大江戸さんは、絵替わりの感覚について、
経験からくる能力だからやれば身につく
と、お話しくださいました。

そして、
「半年後にこれが出来てなかったら、森戸さん、偽物だよ」
と。

ビリリ、と来ました。この言葉には。

先日、あおい先生のレッスンで、練習について大きな反省をしたばかりです。
だからこそ、ビリリ。

結婚式に行く途中で宝石の話になった時、母は言いました。
「プラスチックとそんな変わらないかもしれないけど、やっぱり違うからね。偽物を着けてると、偽物なんだなって思われちゃうんだよ」

宝石なら偽物の矜恃もあろうが、ナレーターにそんなものは無い。

嫌ですね。偽物と言われるのは。

本当に本当に練習あるのみ。
足りないものが多くて、レッスン日記でもあるこのブログが、長くなり続けています。

技術が足りない。
練習が足りない。
センスが足りない。
その為にまず、時間が足りない。
スケジュールの改革が必要です。