ストレートは繊細にミクロの振り幅で。

レッスンの翌日、駅前を歩くと持ち帰り専門のお寿司屋さんに行列がっ!普段そんな光景は目にしないもので何事が起きたのかと思ったら列に並ぶ人たちの手には巻き寿司が。…ああ、なるほど恵方巻きですか。節分なんですねえ。テレビナレーションを志す者としては季節モノくらい意識できるようにしておきたいと改めて思いました。心と喉の乾燥にご注意!巻き寿司は普通に食べたい土曜コアクラス“ザ・ビースト”コジラセ松田こと松田靖幸です。

今回のコアクラスは畠山さとみ先生の「場をつかむ」。冒頭は、過去に畠山先生が先輩ナレーターさんとプラネタリウムのナレーション収録に行った時のお話から。その日は映像も資料も何も無い状態だったのに、先輩ナレーターさんは語りでそのスタジオを見事に星空にしてしまったそうです。そういった、聴く人を惹きつける力を養いましょうというレッスン。く〜、そんな人になりてえ!

今回、畠山先生は全員それぞれに別々の原稿を用意して下さいました。それぞれの特性や課題を考慮して選んでくださったそうです。恐れ入ります!
私にふって下さったのは、オリジナル料理の開発に奮闘する料理人のドキュメンタリー。パッと読んでみて好きな感じだし、先生からのお題は「ドキュメンタリーだから、グッとくる感じを」と!いいですねえ!こりゃあもうバッチリ決めてやりましょうね!!

…という思いとは裏腹に、かなり痛々しい仕上がりに。原稿の中に、料理の開発に苦しみ「全然だめだ…」という部分があるのですが、俺が全然だめだよこのやろう。

敗因のひとつには途中でテンポ感を出そうとして、ただ走ってしまったというのも考えられますが…とにかく雑さが露呈してしまった結果に。無念でござる。

レッスン終盤、他の方のアドバイスで畠山先生がお手本を示して下さった場面があったのですが畠山先生が読み始めた途端、私の脳内に自然と映像が浮かんだんです!原稿の世界観に引き込まれる感覚と、優しい響きなのに強さを感じさせる声。ヤベェ、超プロい!!(←バカの感想)先生が先輩ナレーターさんから受けた感動、体験させて頂きました!

レッスンの最後に先生は「ところで皆、普段舌の位置はどこに置いてる?」と問いかけ。大変恥ずかしながら考えた事もありませんでしたが下側にあるかなーと思っていると、なんと正しい位置は上側にベッタリくっついてる状態なのだそうです!こうする事で口呼吸ができなくなり自然と鼻呼吸になって喉を守れるので、そうで無い人は意識して、癖になれば無意識にできますよ。という事であれ以来事あるごとに意識するようにしております!

今回、自分は場をつかむには至りませんでしたが課題があるという事は可能性があると信じて行きます!伸びしろしか無い松田靖幸でした!