原稿に寄り添うこと。

水曜ベーシックの古賀安沙美です。
8月31日、畠山里美先生の『場をつかむ』の授業を受けました。
今期、春10期の里美先生の最後の授業です。
ストレートIII型。
今まで基本的な練習をやってきた上で、
最後はどう作品と向き合うかが大切で、
作品と自分が一体化し、共鳴しあうことで一段落良い表現が生まれるのだそうです。
各々、前もって里美先生からいただいていた原稿を読んでいき、コメントやアドバイスをいただきました。
その中で特に印象的だったことは、
原稿の中にお宝がいっぱいある。
ここはこう読もう!こう読みたい!など、自分なりの表現の見せ場を見つけることが大切ということです。
それが、聞いている人を惹きつけることに繋がるのだそう!
その他、
グッとくることに触発されて読むこと。
自分だけのペースで進めるのではなく、聞いている人をその世界に招き入れること。
ドキュメンタリーの中でも起承転結があるので、キメの言葉を見つけること。
気持ちとリンクした自然な発声が大切。
などいろいろなポイントを教えてくださいました。
それぞれ、二回読むことができたのですが、
個人的には…
一回目は、表情が出てきて良い部分もあるが、それをもっと自由に思い切って出せるようになるとよいとコメントをいただきました。
今の読みでは、いろいろなライバルがいる中で勝てないとのこと。
二回目は、他の方が読んでいた、全く違うジャンルに挑戦してみました。
すると!一回目よりもこっちの方が良いと言っていただけました!
ただ、全体的に息声ベースになっていたので、メリハリをつけることが大事というアドバイスをいただきました。
今年四月に同じ原稿を読んでいたら、ボソボソ囁いているだけの、人に聞こえないただの小さな息声になっていただろうなと思うので、バーズのレッスンと里美先生のボイトレの効果を感じました!まだまだこれからですが!!
今回の授業を受けて、
原稿の内容に寄り添うことが大切だと知りました。
里美先生のおっしゃっていた、ピークエクスペリエンスを体験したいです。
里美先生、ありがとうございました。
——
この日のミッドナイトバーズで心に残った言葉があるので記します。
それは、大江戸先生の言葉です。
毎日ご飯を食べるように、ナレーションの練習をしないと売れない、ということ。
日々の生活の中に溶け込むほどナレーションの練習をしないと伸びない。
大江戸先生とお話をして、初心を思い返しました。
貴重なお話を本当にありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です