大江戸先生のスタジオ見学と山上先生のレッスン

アドバンス伊賀子です!
スタジオ見学とアドバンスのレッスン、関連するので1つにまとめて書きました。少し長いです。
先日、大江戸先生の「綾小路きみまろの人生ひまつぶし」の収録を見学させていただきました!
今回はアドバンスのレッスンのひとコマとしての参加です。
見学の一週間前、山上先生による業界講座+ブースワークのレッスンがあり、MAスタジオやナレーターに関わるスタッフについて、さらに現場に入ってからのやりとりなどを詳しく知ることができました。今回の見学ではレッスンで学んだことを実際の現場で確認できるという有り難い流れ。スタッフの方ひとりひとりに注目し、誰がどの席に座って、どういうタイプで、言葉遣いや大江戸先生とのやりとりなどを注意深く見ていました。
そんな中、スタッフの方が私たち見学者3人のために原稿を用意してくれている姿を見て、ふと思いました。
―― 見学者がいることで、動いている人たちがいる。
よくよく思えば、私たちがいることで気を遣っていつもとは別の席に座ってくれたプロデューサーさんから、実際に見たわけではないですが、見学の機会を作るため話をしてくれた大江戸先生、演出の方、狩野さんも。大なり小なり自分たちの存在が影響を与えていることを実感し、改めて貴重な機会だと思いました。アドバンスのレッスンのひとつだからといって参加できるのを当然のことだと思ってはいけない!
現場での大江戸先生の姿勢はとても勉強になりました。
山上先生のレッスンで学んだ、ミキサーさん一人とっても色々なタイプがいること。それぞれスタッフのタイプも様々。つまり現場によっても色々なタイプがある。今回の現場は大江戸先生が担当するようになってからそんなに回数を重ねていないにもかかわらず、しっかりどういう現場かを把握しての対応をとっていました。その現場に合わせた対応、といっても決してへりくだるわけではなく、ひとつの作品を作っていくメンバーの一員としてナレーションを責任持って担当。誰も読みに関して口を出すことはないし、大江戸先生は直すべきところは自分で気が付いてすぐに直し、自分から提案もし、お互い「お願いします」「ありがとうございます」という言葉を繰り返して収録を進めていました。緊張感ある空気の中でも堂々と、そして主導権すら握ってしまいそうな常に他の誰よりも早く反応するあの瞬発力は本当に印象的です。山上先生のレッスンでも習った現場での行動。自分の目指すべき姿でもあるので、日頃から私ももっと意識してみます!
実は今回、ひとつやってみたことがあります。
山上先生のレッスン時に出された緊急指令、リサーチ。チームに分かれて各局を担当し、全てのスタッフを書き起こすという作業。大変そうなイメージを持っていたのに、これがやってみたら楽しくて楽しくて!山上先生が「実際に書くことで、意識が変わる。プロになる!」と言っていましたが、本当に意識が変わっていくのが分かって面白い!そこで思い付いたのが、「綾小路きみまろの人生ひまつぶし」のリサーチ。
関わるスタッフの方たち全員を調べて、さらに一人ひとりについても出来る限り調べておいたのです。調べたことで別に何かが起きなくても、一方的に知っておくだけで自分の中で得るものが何か違うかもしれない。
と、思ったら!なんと、プロデューサーの方とお話しすることが出来たのです!以前、バーズにゲスト講師として来たこともある方で、なかなか知ることは出来ないプロデューサーさんの思いが聞けました。1分もなかったような僅かな時間の会話でしたが、私はその聞けた一言でスタッフの方たちの見方が変わりました。リサーチしていなければこの貴重なチャンスは生まれませんでした。と思うと、そもそもバーズで提案している考え方はとても偉大に感じます。
自分のいうことは全てバーズの受け売りだと強調する大江戸先生。例えそうだとしても、大江戸先生を通しているのは確実で、とても勉強になりました。ありがとうございました!
スタッフの方たちも、狩野さんもこのスタジオ見学の機会を作ってくださり、ありがとうございました!
誰もが認める言語豊富な山上先生、レッスンでの分かりやすい解説、どうもありがとうございました!
伊賀子

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