超遅まきながらの初めてのボイスサンプル収録

秋8アドバンスのオカです。
やっと初めてのボイスサンプルを収録したので、ここに投稿させて頂きます。
ちょっと長くて申し訳ないのですが、どうかご容赦くださいませ。
バーズでボイスサンプルの収録は不可欠で、早めに撮る事が推奨されています。
しかし不良生徒な私は、お金がないから、もうちょっとうまくなってから撮りたいから…などなど。
イロイロな理由をつけて撮ることをずっと先延ばしたまま休学へ。
その休学中に何度か営業のチャンスに恵まれたのに
サンプルがなかったので具体的に話を進める事が出来なかったという苦い思いや、
練習しても自分の状態が具体的に分からないといった事から、
今まで収録から逃げて来た事を身に染みて反省し…
復学したら今度こそ撮らねば!撮りたい!という思いにやっと至りました。
そして迎えた山上先生の授業「ボイスサンプル論」。
仕事用か自分用かといったサンプル作りの目的を明確にする事や、、
数多くのボイスサンプルの中から自分が選ばれる為の工夫を考える事、
印象づける為のキャッチフレーズの重要さ、
長すぎたりジャンルを詰め込み過ぎたりなど、聞き手の事を全く考えない悪い例や、
買い手の心理、理想時間2分〜3分で3本最強説、面白い=与え手であること、
いかに聞き手を引き込むか、困ったらハートウォーム、
ビジョンを明確にする為の自分への問いかけ10の質問などなど…
濃い内容で非常に勉強になりました。
特に目標を明確にする自分への10の問いかけは、
迷走しがちな私にとって、自分の考えを明確にする大きなヒントになりました。
そして翌日、”今の自分の状態を知る為”という目的で、エコノミーに申込み。
そこで自分に必要な課題を知り、そこからボイストレーニングで弱点に取り込んで行く…
という流れで行こうと思ったのです。
申し込むとすぐに13点の原稿が送られて来ました。
この中から3、4点選ぶのですが、どれもカッコいいのです
アレもコレもやりたい!と選ぶのにかなり迷いましたが、
悩んだ末、今回は自分の力を知る為だからと、それぞれ違うジャンルの
【報道】、【情報バラエティ】、【バラエティ】、【スポーツ】の4点にしました。
そして本番に向けて、それぞれの特徴の再現を目指して練習を始めたのですが、
自分の甘さを知る事になりました。
普段の練習の時は、語尾の言い回しとか何となくコピー出来ている気でいたのですが、
ボイスサンプルを撮る為という視点で録音した声を聞くと…
今まで気にならなかった細かい所がすごく気になってきて、
結果、全然出来てなかった事に気が付きました。
焦った私は今までの自分のいい加減さを反省し、今度こそ必死で取り組みました。
でも、短い期間でそう簡単に上手くなるはずもなく。
再現したいのに追い付けなくて頭を抱えてのたうち回る日々。
でもやっと前日になって、あくまで目的は”自分の状態を知る為”という事を思い出し、
くよくよ悩むのは止して、とにかく全力出し切る事と楽しんで収録に臨もうと思い直しました。
そして、収録当日。
超ドキドキワクワクしながらスタジオへ行くと、そこには導入されたばかりの新兵器が!
そしてブースの中にはモニターが設置されていました。
これはスタジオのMACと連動していて自分の喋った声の波形が見えるので、
例えば撮り直しの時など、タイミングがとても分かりやすかったです。
収録では、
「ちょっと暗いかもしれないから撮り直したいな」と思った所が
逆にトーンが変わって良いという評価を頂いたり、
練習では出来た表現が出来なかったり、
逆に練習で一番悩んだ所が、収録で初めてしっくり出来るようになったりと、
いろんな発見がありました。
それにブースに入って撮るのはネクストの授業以来だったので、
その感覚を思い出すのにも良かったです。
また、緊張してガチガチになってしまうかと思いきや、
合間に松田先生が美味しいコーヒーを煎れて下さったり、
学長と山上先生がファッション雑誌で使われるフレーズ(甘辛とかパステルとか)を
ナレーションのキャッチコピーとして組み合わせるという楽しいトークなど、
細やかな気遣いをして下さったお陰で、リラックスして楽しく臨むことが出来ました。
そして収録を終え、山上先生のミキシングへ。
再生される自分の声を聴くと、やはり下手くそな事や思うように出来なかった事が
悔しくてもどかしくて…思わず頭を抱えて呻き声を上げてしまいました。
でも山上先生は「それよりこの課題をこれからどうすかを考える方が大事だと、山ちゃんは思うな」と言って下さり、
その言葉のお陰で、前向きに考えなきゃとネガティブモードから頭を切り替える事が出来ました。
撮る事によって自分の得手不得手の輪郭がはっきりと見えてきたのは大きな収穫でした。
あのまま独りよがりの練習を続けていては決して得られないものです。
そして先生のリズムマジックのお陰で、ダメダメだった私のナレーションはクリアに聞きやすく
生まれ変わり…その職人技にとても感動しました。
素人の私には機材の難しい事は全く解りませんがミキシングが行われる過程を初めて目にすることが出来て、
勉強になりました。
先生は機材トラブルと超格闘しながらも、ウィスパーや報道読みの注意や、
ナレーションの質問にひとつひとつに丁寧に答えて下さり、有り難かったです。
ボイスサンプルの収録は、先生とじっくりお話する貴重なチャンスでもあるのだと思いました。
そうしたやり取りから、
それまでは自分のキャッチフレーズやどんな方向性で行くかといった事が浮かばなかったのですが、
心の霧がすっきり晴れてきて、次はこんなのを作りたいなとどんどん意欲が湧いてきて、
何だか生まれ変わったような気分です。
山上先生、本当にどうもありがとうございました。
というワケで初めての収録は、自分の”今ココ”を知るだけでなく、
予想を上回る多くのモノをもたらしてくれるものでした。
早く撮った方がいい言われているのはこういう事だったのですね。
遅くなってしまいましたが、
ここからまた新たなスタートを切りたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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