張らない張り

今期映像セミナーを受講してます、目黒です。本日の授業は、山上先生の「張らない張り」
実は昨日スタジオバーズでボイスサンプルを収録しまして・・、思いっきり張りまして・・、今日はきっと自分の読みとは真逆の事を体感するんだろうな〜とドキドキしてました。
大きな表現=大きな声=大きな抑揚=勢い
すべて単純な解答で結んでました。
でも!!!
今日の授業でいざブースに入り、いつもの張った大きな声で読みましたが、なーんか頑張って読んでるんだけど、実際にはミキシングで音を下げるしかないという事実を目の当たりにしました。
(いえ、いつもそうやって何とかしてもらっているのでしょうが自分で気がつけないんですね・・)
次、張らない声。どういう声か文章で書くと、「小さい声」や「息声」ではなく「張らずにマイクにのる響きの成分を前に出した声」でしょうか。いつもイメージしていた発声からすれば、ほんとにこれでマイクにのるの?と、ちょっと不安になるくらいの音量です。
先の張った声と、ミキシング後の張らない声との違いを聴いた時に、後者は頑張ってないのに、表現に説得力がある!なんかかっこ良くなる!とその違いに驚きでした。
も、ただ張らないだけでは効果は出にくいし魅力的にならないということも聴き比べることができたので、いろんな方の声を聞きながら、コピーをしながら研究して行きたいと思います。
映像や作品によって、最大限に伝える為のベストな発声、表現があるということ、その一つの選択肢として、こういう方法があるという事をビフォー、アフターで体感することができました。「自分の表現だけに集中しない」ってこういうことも一つ意識に入れないといけないんだなあ。
ナレーションは作品の一番最後の仕上げ。もっともっといろんなことに意識を向けながら、流行や知識を蓄えながら、作品に命を吹き込めるようなナレーションができるようになりたいと思いました。
来週、そんなビフォーの張りまくった私のボイスサンプルを持っていきたいと思います・・!
これはこれで今の自分に出来ることすべての血を込めたものです。一個一個産み落として形にしながら先を尖らせて行きたいと思います。すべての気付きに感謝です。

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