山上先生カラ破りオプション

水曜ベーシック、二代目バーチーこと千葉一雄です。
先日、山上先生のカラ破りオプションを受けてきました。感想を書かせていただきます。
まず用意されたのは青、黄、赤の三枚のカード。山上先生が求めるものが出来ないと一枚ずつ出され、三枚目の赤を出されたら即退場!緊張感が充満したなかでのレッスンでした。
自分もこれでカラを破れなければ後がない。そう覚悟を決めて参加しました。
まず課題文を読んでみてと言われ、自分なりに気合いを入れ読んでみますが、終わった瞬間に青いカードが。。。これはマジだなと。もしかしてあっという間に退場?という恐怖感も加わり、緊迫感マックスでレッスンが始まりました。
レッスン内容は、まずスタート地点とゴールを決めます。スタート地点からゴールまでは数メートルの直線です。プレイヤーはスタート地点からゴールを目指し、ゴールで課題の詩を読むことが出来ます。しかし、プレイヤーを後ろから一人が引っ張り、前に進もうとするのを邪魔します。残りのメンバーはプレイヤーの前に立ちはだかり、行く手を阻もうとします。つまり前から後ろから来る邪魔者を退けゴールしなければなりません。プレイヤーはスタート地点より前に引き戻されるとカードを出されてしまうので必死に前に進みます。
自分の番になりました。後ろから引っ張られのを退け、前に立ちはだかる邪魔者を振り切り、必死でゴールを目指します。5人以上を相手にもみくちゃにされながら、地べたを這いつくばり前に進みます。恥ずかしいとか考えてる余裕なんかありません!
前に立ちはだかる人が自分に向かって発する言葉が胸に刺さります。「普段が駄目だからナレーションも駄目なんだ」、「このままではプロにはなれない」、「生徒はいつまでだ」、「今日か明日か10年後か」、「実は知っている。うまい人はちゃんと練習している」、「今こうしている間にも仕事をしている人がいる」
見てみぬふりをしていた現実を真っ向から突きつけられ、その言葉を振り切って自分の声を前に出すには、発狂しながら言葉を出さなければなりません。カラを破りたいし、自分に発せられた言葉を払拭するためにもゴールしたいし、自分に負けたくない。
そんな状態で出した言葉はとても響きがあり、叫んでいるのにそこまで喉に負担をかけていなくて、今まで出したことのない言葉が出てきました。これが「カラ破り」なのかと。山上先生曰わくこれが「ゾーンの状態」だと。
最後に全員が何もしない最初の状態で課題を読み上げていったのですが、みんながみんな胸をうつ表現で自然と拍手がわき起こりました。
このギリギリ感を体験出来たのはとても貴重な経験です。
自分に向けられて発せられた言葉、目を背けていた現実を他人から直接聞かされるのもありがたい事でした。
エヴァのシンジ君同様に逃げちゃ駄目だって改めて思いました!
このオプションは禁じ手とのことで頻繁に行うことは出来ないみたいですが、もしオプションが立ち上がっていたら躊躇なく参加してみて下さい!!
何かが見えてくるはずです。

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