交換留学、最終日!

アドバンスの、さいとう・モスキート・ゆうこです。
遅ればせながら、エアーエージェンシー交換留学2日目体験レポートでござぃます。
まずは前回同様、レッスン開始前に生徒の皆さんが各自ストレッチ&発声練習。
前回はやや雰囲気にのまれてしまいましたが、今回は私も真似してやってみました。身体が暖まったせいか、気持ちもかなりリラックスできたような気がします。
この日は、「線画」というアニメーションになる前の画コンテの様な画像に合わせてのアフレコ。ワンカットごとに1枚の画が映し出され、セリフのタイミングになると画面の端にパッと役名が出る…というものです。実際の現場では、この線画を使った収録が多いそうです。
私の感想としては、出来上がったアニメのキャラクターの動きに細かく合わせる前回よりも、この線画の方が自由度が高くやりやすい様に感じました。画からの情報量が少ない為かなり想像力が必要となりますが、その反面、シンプルな画に集中して感情を込めやすく、さらにタイミングも判りやすかったです。
そして今回も、講師の藤原さんからいろいろなお話を聞かせていただきました。
まず1つ、尺に関する技術。
例えば、セリフが尺からこぼれたり、反対に尺が余ってしまったり…と合わせにくい時。これは、求められているセリフのスピードが自分の生理に合っていない為に起こります。そんな時は、リハなどの段階でそのようなセリフをチェックし、「早く」、「ゆっくり」、または調節するためのブレスの位置などの印を予め台本に書き込み、視覚的にわかりやすくするといいそうです。
これはナレーションでも使えるなぁと思いました。
また、前回のレッスンのキーワードだった「パッション」という言葉にまつわるお話も聞かせていただきました。
「もともと努力や情熱という言葉は嫌いです。結局、才能やセンスには叶わないものだと考えているので。でも、才能やセンスを語るにはまだまだ努力が足りないと思うようになりました。だから、最近は努力や情熱という言葉を口にするようになったんです。」
そうだったのか!そんな理由があったとは!
ならば今の自分はなおさら、情熱を片手にひたすら努力する他ないのだなぁとしみじみ思いました。
また、こんなお話も。
「僕はお金をくれるこの仕事が大好きですねぇ。お金を貰えるからこそ真剣に向き合えるんです。好きなことをやって、なんと!お金が貰えるんですよ?それを考えたら芝居もテンションが上がるでしょう?上げてって下さい。」
思わず笑ってしまいました。そして確かにそうだなぁと納得。
好きなことをやってお金がもらえる仕事。声優さんもナレーターも同じです。なんて、幸せな仕事でしょう。そりゃテンション上がります。
でもそれは同時に、お金をいただくに値する仕事をしなければいけないということ。プロという厳しさも、笑いを交えつつ教えていただきました。
レッスンで聞かせていただいたお話はナレーションと共通した部分も多く、バーズで習った事をまた違う角度から再確認出来ました。
また、アニメならではの空間を意識した発声や芝居の要素なども、自分なりに研究して今後のナレーションにぜひ活かしたいと思います。
2回に渡る交換留学。
声優さんたちの学びの場に行かせていただいたことは、自分にとって非常に良い経験、そして良い刺激となりました。たくさんの収穫にホクホクです。
これを材料に、精一杯進化したいと思います!
最後に、このような機会を与えてくださった義村校長、藤原さん、スタッフの皆さん、温かく迎えてくださった生徒の皆さんに、心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!
☆モスキート☆

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