目指せビブグルマン

気づけば2月も終わり。
ブランディングクラス前回の授業、畠山マネージャーによる「サンプルめった切り」を振り返ります。

のっけから真っ黒な武士が刀を振り回すスライドからスタート。まさにめった切り!
うむ。
大丈夫、あれは絵だ、斬られはしない。
例え斬られても心までは斬られないんだから…などと思いつつの授業開始。

畠山さんはサンプルを聴く際、声質・コンセプト・突破力・技術力の4点を意識してチェックしているとのこと。

そうして全員のサンプル再生、からの評価。

僕の感想…皆上手い…!

皆、良い声であり、ナレーションとして遜色ない。実際、皆標準以上の評価は貰えていたと思います。

でも、これが1番の問題なんだな、と。
この「普通に良い」ゾーンからいかに抜け出すか。

畠山さんは今回のサンプルを聞いた際も、以前のサンプルも聞き返し、さらに競合しそうなナレーターサンプルも聞き返し、評価を書いてくれたそう。なので、良い点、イマイチな点、ライバル、将来性など様々な観点でアドバイスを頂けました。

特化するには汎用性をなくすこと。
何でも食べられるファミレスではなく、
「○○にこだわっている□□が美味しい店」と特異点がなければ意中の相手は誘えません。
自分という素材でどんな店が作れるか。

研究と考察と勇気と俯瞰をもたねば、と思いました。

畠山さん、1人1人に時間をかけて向き合ってもらってありがとうございます。
あとわずかですが、またの授業もよろしくお願いいたします。

ブランディングクラス17期秋

堀川輝幸

やっぱり、、、間、、、大切!!

堀場亮佑さんによる『リズムと緩急』の授業を
振り返ります!

水曜コアクラスの田口真子です!

今回は【バラエティ】【ドキュメンタリー】【情報】の3種類の原稿を、
リズムと緩急を変えて読むという内容でした。

それぞれのジャンルにどのような特徴があるのか、自分に合う読みは何か?など
とても多くのことを学びました。

中でも印象的だったことは、
『間』に関してでした。

緩急=読んでいるところのスピード&読んでいないところのスピード・間

間を取るために意識的に腕を動かしたり体を動かしたりするとよい。
体を動かしてる間は、読めないから。
自分が思っているよりも、間はたっぷりとっていいんだなと感じた日でした。
特にドキュメンタリーでは、間を取ることで
聴いている側はそこに何か意味があるように感じるのだそうです。
"間を取る"ということだけでも、番組のジャンルが変われば『間の意味』も変わってくるのか、、!
と、ナレーションにおける『間』の深い意味に感動しました。

また、原稿を読んだ後に堀場さんが
沢山のアドバイスや、どんな風に聞こえるのかを
教えてくださり、とても勉強になりました。

自分のいいところを武器にできるように、
頑張ります。
そして、足りない部分を沢山研究していきます。

学びに感謝です。
ありがとうございました!

田口真子

 

聞き返し 忘れたころに 効果出る

おはようございます。秋17期モードの北村です。

2月21日、逸見さんの「ソフトドキュメント」を振り返ります。

まず、その日の私は往復含めて約8.5時間の移動から30分も経たずにオンラインでレッスンに参加したということで、「体力が限界状態でいるとき、どれぐらいのパフォーマンスを発揮できるのか?」をテーマにいざレッスンへ。 逸見さんからは全ての授業で「普段より声が高めな爽やかラインよりもナチュラルな部分を大事にしたほうが良い」とのご指摘をいただいておりました。これが思いのほか難しい……。「本当に自分の素に近い声で大丈夫なのか?」という不安がぬぐえない私なのでした……。

ただ、ここで大江戸さんの授業で絶賛していただいたドキュメンタリーと、逸見さんの授業で改善を指摘されたドキュメンタリーの聞き比べを実行しました。 すると、たしかに声が違う!!

そして気づいてしまったのです。今まで、ドキュメンタリー関連になると自分の爽やかラインを使って「女性が読みそうなドキュメンタリー読み」をしようとしていたことに……。唯一、スポーツだけは格好良さ重視なので、そこには当てはまらなかったのですが。

武器や切り札は使うべき時に研ぎ澄ませて使うもの。

ということで、爽やか読みをどこで発動するように構成していくか、しばらく考えてみます。

余談ですが、私は格闘ゲームとカードゲームが好きなのですが、ナレーションはカードゲームっぽいですね。フィールドを整えながら出すべきカードを出して勝利を目指す。私は、格闘ゲームはプレイヤー目線で戦うもの、カードゲームはカードを操る監督目線で戦うものだと思っています。ナレーションは構成がものをいう芸術だと思うので監督目線のカードゲームに近く、お芝居は逆に相手と泰司しているのでプレイヤー目線の格闘ゲームに近いのかなと。

ということで、モードの授業もあと3回となりましたが、一緒に名監督を目指していきましょう。

本日も笑顔120%な1日を。

あるサラリーマンの詞

先週のブランディングクラス、畠山マネージャーによる「プロデューサー目線」を振り返ります。

プロデューサーってどんな考えで、ナレーターのキャスティングしているの?ということを身をもってシミュレーションしてみようという授業。

まずP役4名を選出し、どんな番組、狙い、視聴者層かを考えます。
そして全員が好きな原稿をプレイしてアピール。
P役はピンと来た人に注文を出しつつ再プレイ&トライ。
そして自分の希望するナレーターを選んで、さぁ行きつけの鯛刺し屋に、と思いきや、そこに鬼上司からの伝達が!方向性が大転換、先に言っといてぇ~、しかも売れっ子ナレーターが使えるらしい…。

視点を変えてイチから選び直し、さぁ行きつけのちゃんねぇの店に、と思ったら閻魔大王様からの指令が!またも大転換。今度は売れっ子芸人も候補に!もう目がクラクラ。

そうして最終的に各自、ナレーターを選ぶのでした…。

プロデューサーと言えども貝社員。ケッキョクカイシャニハサカラエナイ。

とまぁこんな結末になりましたが、実際のプロデューサーは上からの指示に従順な貝社員タイプと、頑として自分のプランを崩さないクリエイティブタイプに分かれるそう。

順調に出世するのは貝社員タイプ。だけど超出世するのはクリエイティブタイプ。しかしクリエイティブタイプのほとんどは途中で組織に絶望し社を去っていく。これぞ生きた社会科デスね。

そんな私は、平穏無事な貝社員タイプでした。

組織のしがらみに巻かれて生きる悲哀。
泳げたい焼きくんの歌詞が心に沁みる。

そんな大企業であるテレビ局という組織論理の中で、フリーランスの僕たちはどう生きるか、常に考えていねばなるまいと思い沁った授業でした。

畠山さん、面白い授業をありがとうございました!今週はお手柔らかにお願いします!

ブランディング17期秋
堀川輝幸

売れている人はそのまま!

墨屋那津子さんによる『NHKメソッド』を
振り返ります!
水曜コアクラス 田口真子です!

スクールバーズに通い始めてから、

初めて耳にした言葉『ストレート』。

何故ストレートはこんなにも難しいのか。
墨屋さんは、2つの難しさがあると仰っていました。
①耳が到達していないから難しい
②ストレートの読みに対して、『物足りなさ』を感じて不安になってしまうから難しい

物足りなさを感じると足し算しようとする。
でも聞き手がそれをいいと感じるとは限らない。
今回も、相手にどう伝わっているかを考えることの大切さを感じ、これまでの授業で学んだ事と
繋がりました。
自分の読みを録音したら、当日に聴くのでは無く
数日あけてから聴いた方が勉強になるよとスクールバーズで教わりました。
数日経つと、自分がどのように読もうとしてたかを忘れてしまうので、聴く側の気持ちで聴くことができる。
そういうことか!と墨屋さんの授業を受けて
より理解が深まりました。

今回墨屋さんの授業の中で私が印象的だった事。
⚫︎日常の自分と普段の自分を一致させる
→普段の自分と違う、普段しないことをしようとするから緊張する。
売れている人は、何もしない。そのまま!
⚫︎蓄える息はMAX。使う量はコントロール
→長い原稿を読む際、使う息の量をコントロールする。そのために自分の呼吸の量を知る。

墨屋さんの授業での学びは
日常生活と繋がることがとても多く、
いかに普段の生活が影響しているかを痛感します。

日頃から意識できることがあると、
以前よりも日々を過ごすのが楽しく感じます。
ナレーションの勉強で普段の生活に楽しさが生まれるとは、、!嬉しい発見でした!

学びに感謝です。
ありがとうございました!

田口真子

大江戸さんによる『緩急のパターン』

17期秋モード土の斉藤あずさです。全3回にわたる大江戸さんの授業が終わりました。

大江戸さんの授業は、ミラーリング。
初回の授業で扱ったバラエティ原稿のミラーリング(しかも4パターン分)を、完成させること。

ミラーリングのミの字もわからない新入生の私は恥ずかしながら、
ミラーリングをやるってどういうこと??
お手本の音源どおりの高さは出ない気がする…
みたいなことを授業終わりの質問タイムに質問しました。
それに対して、
「秒数まできっちりあわせてやるんですよ」
「とにかくやってみてください」
と答えてくださった大江戸さん。
答えていただいた言葉からだけでなく、その語気からも、
「プロの言う、やる、できる、って、そういうことだからね」
「自分でまずやってから考えるんだよ」
という意味がひしひしと伝わって来て、自分のスタンスの甘さを痛感しました。
それが17期秋の一番最初の授業で私が得たものでした。

コアの授業も並行で受けながら、発声や滑舌さえまだまだの私が、このミラーリングを本当にできるんだろうか?と、
12月まではずっと内心ヒヤヒヤしていました。

ミラーリングの取り組み方としては、コアの藤本さんの授業で教わった手順に乗っ取って、お手本の音源を聴きながら、まずは全体をざっくり聞いて、どんな感情の流れで読まれているかを書き込みました。 次に、一文の中にどんな表情がいくつ入っているかを細かく聴き取って、書き込む。
次に、語頭がどんな感じで入っているか、そして、堀場さんの授業で教わった、語尾の↑↓・―をチェックする。
お手本の音域は私よりも高い声で、基本的に全部カスカスの裏声になってしまうけど、最初は裏声で練習しました。
そして私は今は高い音域よりも低い音域の方が武器にしやすいので、これを自分の音域に持ってくる、という感じにしました。
けれど、この順番ですんなりできたわけではありません。
読んでみて、録ってみて、「あ、でき…てないなぁ」「うーん違うなぁ」って、何度も何度もそれでした。
なんども手順をさかのぼりました。

大江戸さん「思った2倍やるべし。金のかかってるバラエティらしい華やかさだよ」
具体的にはやはりまずは、表情が大きくはっきり出ていることは最低限だよなぁ、
でも表情出てないなぁ
なんなら1音目が♭で不吉な音になってるときもあるなぁ汗
私、大きな声ばっかり出して時々喉がイガっとしたりもするけど、それって表情って方に体が使えてないのかも。もっと力抜いたらどうだろう、とか。

「なんか…出来てる風なだけで違う気がするんだけどな…みんなもっと声が前に出ているよなぁ…そもそも読みだす瞬間のテンションのかけ方なのかな」とか。 音源を聞きなおすだけじゃなくて、授業の録音に残っている、上手なクラスメイトの読む様も時には聞いてみたり。

「朝・ゴールデン・引き・めちゃくちゃ、とりあえずできてきた気はするけど、ゴールデンぽさって何?ゴールデンが一番しょぼくなっちゃダメじゃない?!」って混乱もしたり…

やりながら、自分のやり方の浅さに気づき、それを少しずつ埋めていく感じです。
たぶん、頭のいい人は、ここで優先順位が狂わないんだと思うのですが、頭の良くない私は行ったり戻ったりして俯瞰しなおして、って感じでした。

そして、ミラーリングだけではなくて提案もしなきゃいけない(これはどの授業においてもそう)なので、ミラーリングのまま残す部分と、自分の音域で表現しやすい部分を混ぜて、また構成を考えたりもしました。 (この判断もすごく重要な鍛錬だと思います…結局、相手に伝わったものがすべてなので)

実際に授業でゴールデンを読んでみた結果は…
ほかのクラスメイトと比べたら本当にまだまだの出来ですが、少なくとも過去の自分からは変化できたと思います。

でもその後大江戸さんから「じゃあ次は高級感のある、でもやわらかさもある感じで読んでみて」と言われた瞬間、
「ああ…私なんでその系統のミラーリングを今までしようと思わなかったんだろう、ていうか、それの方がシンプルにゴールデンだったな…」と猛烈に反省しました。

さらに「じゃあ自分で取り汲んでるナレーターの読み+嘘だろ?って読みを入れて読んでみて」と言われました。、
「嘘だろって何!?意味が分からないw」と頭がポーンとなりながら読みました(笑)
この、嘘だろ?というのは、「いや、そんな驚かないでしょ…そこまで大げさなリアクションはさすがに噓でしょww」の意の、嘘だろ?です。
「原稿の言葉を多少変えてしまってもいいから、これを1~2か所(基本的に少なめ)に入れると、ぐっと視聴者の耳を引き、臨場感も出て、面白くなる。構成作家さんが書かれた原稿は基本的に変えないが、ディレクターさんが書かれたものはこういうのを入れるようにしている。音的にノイズでも表現として唐突すぎて人工物でも、駆使して、視聴者の耳をこっちに向けさせるのがナレーターの生きる道。」

うわぁそんな風に考えたことなかった…
きれい読むとか、いい声で読む(もちろんうわべの意味ではなく)事ばかり考えていたけど、聴く人の耳を引く、確かにそれが本質だ… それは、どんな音も武器としての価値を見出すことができるということでもあるし、
原稿を読むときの在り方としても、何かをぶち破ろうとするときに相応しいスターティングポーズだなと思いました。

大江戸さんは、それぞれの経歴や習熟度、バーズで今何期目なのかを踏まえて、評価やコメントをしていきました。
17期秋がスタートしてからだいぶたって、クラスメイト達から授業内外で、どんなことが自分の今の悩みかを聞く機会もたくさん経てきて、その悩みにかなりダイレクトに効いた授業だったのではないかと、クラスメイトの表情を見て、私は感じました。

あと、大江戸さんの絶妙なプレッシャーのかけ方で、
「むこうみずに突飛なことをやるわけではなく、でも、安パイを切らずに提案しよう、思いっきりやれ、それがバラエティだよ」ってことがちょっとだけ体感できた気がしました。(だからみんな「勇気をもらった」「バラエティを好きになった」と口々に言っていた)

「ここで2年やってダメならもう終えるつもりで、ちゃんとやること」
アジじゃなくて、クジラを獲って食べるために、真剣に考え抜いて、今日からまた頑張ります。

ありがとうございました。