桜の開花宣言が北上する中、近所の桜の木には一向に蕾の気配がないことが気になって仕方がない今日この頃。
春、ちゃんと来ていますか?
19期・秋モードの杉田です。
さて今回は、あおい先生による「旬の実技」の授業を振り返ってみたいと思います。
今回も、あおい先生が実際にナレーションされたバラエティ原稿を当日いただき、その場で読んでいく実践形式。
今期最後の授業ということもあり、教室全体がいつも以上にピリッとした空気。
みんな、気合い十分です。
番組の概要説明のあと、「元気に、楽しく読む」という指示をいただき、順に読み進めていきます。
あおい先生は一人ひとりの読みに対して丁寧にコメントをくださるのですが、今回は特に「現場」を強く意識した指導が印象的でした。
先生がこう読む、というお手本だけでなく、
ディレクターにこう言われたらどうするか
どうすればさらに良くなるか
といった、一歩踏み込んだ視点で細かくアドバイスをいただきました。
特に印象に残ったのは、現場での振る舞いについて。
収録はどんどん進んでいくため、
読み間違えても勝手に止めない
自分で戻って読み直さない
さらに、
下読みの段階でカット割りを予想し、準備しておくこと。
これはまさに現場で仕事をする上で大事だと感じました。
そして、言葉を立てるために強く読むことはもちろん重要ですが、
たとえ捨てると判断した言葉であっても
丁寧に、抑揚をクリアに読むこと。
勝手に文章をアレンジしない
情報を正確に届ける
という基本の徹底。
それから、間を恐れないこと。
尺が許すなら、間を大胆に使う。
間によって視聴者の注意を引くことで、無理に強くしなくても引き込むことができる。
私は焦って次へ次へと読み進め勝ちなので非常に身に沁みました。
ナレーターは、話の流れに乗って
視聴者を先へと導く存在。
先回りして説明してしまうと、ナレーションは一気に安っぽくなる。
ときに視聴者に寄り添い
ときに客観的に距離を取り
最も効果的な立ち位置を選ぶこと。
また、情熱だけで押し切ると抑揚が単調になるという指摘もあり、
「熱」と「冷静さ」のバランスの重要性を感じました。
印象的だったのはこの言葉。
「現場で、一人ブースに入り、周りの状況もわからない中で出たものが実力。」
プレッシャーの中で出るものこそが、自分の本当の力。
だからこそ
・下読みで作戦を立てる
・本番を想定した緊張感の中で練習する
こうした準備が重要だと教えていただきました。
そして、
ナレーションは
下手ではいけない。
でも「上手いだけ」でも足りない。
その先にあるのは、
「思わず聞いていたくなるナレーション」
技術を超えた「魅力」の部分。
最後に教えていただいたのは、ナレーターとしての心構え。
「ナレーターは現場で細かくプレイを指摘されることはほとんどない。
自分で課題を見つけて、自分で処理していく。
それがナレーターの人生。」
いつも熱いあおい先生の授業ですが、今回は特に、
「現場」と「ナレーターの在り方」を強く意識させられる時間でした。
あおい先生の言葉を忘れず、これからも一つひとつ積み重ねていきたいと思います。
あおい先生、貴重なご指導をありがとうございました!