売れるナレーターのミラーリング術とは

まだ6月だというのに、すでにエアコンと真剣な話し合いを始めています。
「今年も頑張れるよね?」
「いや、ちょっと厳しいかもしれません」
期待を込めてスイッチを入れ、返ってくる風にどこか頼りない風情を感じる今日この頃。
20期・春コアの杉田です。

さて今回は、藤本先生による「バラエティチェック」の授業を振り返ってみたいと思います。

チェックするのは、もちろん……
そう、ミラーリング

一か月前に課題として出されたミラーリングを、どこまで再現できているか。

その精度を藤本先生に見ていただく授業でした。

バーズの代名詞ともいえるミラーリング。

その大切さと難しさを、改めて痛感する時間となりました。

まずは藤本先生から、ミラーリングの授業がバーズで始まった経緯についてお話がありました。

その理由はシンプルです。
ミラーリングを理解し、できるようになった人から圧倒的に売れていったから。

思わず背筋が伸びる言葉です。

ミラーリングは自己流で続けると、
気づかないうちに迷宮入りする。
だからこそ第三者に聞いてもらい、
修正してもらうことが大切とのことでした。

そして、守破離でも教わった、
・プレイヤータイプ
・クリエイタータイプ
についてもお話がありました。

一般的にはプレイヤータイプの方がミラーリングは得意。
しかしクリエイタータイプでもやる価値は大きい。

なぜなら、
テレビの型を学べるから。

ナレーターごとに個性は違います。

でも、テレビで流れるナレーションには共通する型があります。
・リズム
・流れ
・盛り上げ方
・抜き方
まずはその型を身体に入れること。
そのためのミラーリングなのだそうです。

藤本先生が何度も仰っていたのは、
課題を持ってミラーリングするということ。
・なぜ今その人を真似するのか。
・何を身につけたいのか。
ここが曖昧だと効果も曖昧になる。

ミラーリングをすると、
個性がなくなるのでは?
と思いがちです。

しかし先生は、
結局、自分は消えない

その人になることが目的ではない。
自分に足りないものを補うためにやる。

だからこそ、
なぜやるのか
が重要なのです。

そして、やるなら、
・最初から最後まで
・一言一句
・緩急高低強弱まで
徹底的に追う。

中途半端なコピーは、
自分勝手な完成形になってしまうとのことでした。

耳が痛いです。

そして実際にミラーリングを披露。

結果は……
思っていた以上に出来ていませんでした。

印象に残ったフィードバックを並べます。
・音の高低に振り回されすぎ
・真面目に捉えすぎ
・演者の表情を想像する
・自分の生理で読まない
・間もコピーする
・引いている部分をちゃんと見る
・張り上げて「やってる感」を出さない
・7割程度でコントロールする

多くの人は派手な部分ばかり見てしまう。
でも実際は、
引いている部分があるから目立つ部分が活きる
とのこと。

さらに、

意味ではなくリズムで取る
というアドバイスも。

まずはリズム。
難しければスロー再生してみて
一つひとつ丁寧に拾う。

今回一番衝撃だったのは、
自分が全然聞けていなかったという事。

たくさん聞いて、真似しているつもりだったのに、
先生の実演を聞くと全然違う。
「ここ、こうやってるでしょ?」
と言われて初めて気づくことも多く未熟さを痛感。

今回の授業を通して、
ミラーリングは単なるモノマネではなく、
トップナレーターの思考や生理を追体験する作業
なのだと感じました。

まだまだ雑。
まだまだ浅い。

でも少しだけ、ミラーリングの入口が見えた気もします。
半端な取り組みでは到底追いつけない世界。

だからこそ、自分なりの課題を持って、
これからもミラーリングを続けていきたいと思います。

藤本先生、貴重なご指導ありがとうございました!