「ナレーションの本質」の意識を刻み込むチャンスだった

2巡目のモード受講を振り返って思う。7/22「マネージャーにチャレンジ」の授業は、ひとつの転機だった。

ご本人からは気持ち悪がられるかもしれないが、この授業の翌日、私は録音を聴きながらマネージャー陣からのフィードバックコメントを一言一句言われたままの言葉でノートに書き起こした。

「いろいろやろうとしてくれてるんですけど、やろうとしちゃっている」「自分のやりたいことを優先してしまったのかなと」

一度聞いているとはいえ、改めて耳の痛い言葉を直視するのは辛かった。が、今回の指摘はしっかり向き合うことが不可欠だと思い、この行動をとった。

なぜなら、この授業での私の読みは「独りよがりの印象を与えている」というものだったから。

いつぞやかのあおい先生の授業にて聞いた「ナレーションの本質」についての話を思い出した。
本質、それは周りを喜ばせること。話の中であおい先生は視聴率のことにも言及していた。

数字が取れると思う読みになっているか、視聴者の耳を惹きつけられているか、番組を楽しむ邪魔をしていないか、内容を伝えるべきときにはちゃんと伝わっているか。つまり周囲の求めに応じられているか、いや、期待を超えた価値を提供できているか。

私の頭の中で言葉はアレンジされているものの、このような内容を話されていて、「ナレーションの本質を見失わないこと」が最も大切なことだという話に、とても感銘を受けたことを覚えている。

再びフィードバックコメントを読み、心の中で叫ぶ。

「独りよがりのナレーションなんて、本質の真逆じゃないか!!!!」

猛省。

自分を戒めるため、日々の練習は書き起こしたものを読み返すことから始めた。

ピンチはチャンスという言葉がある。
「独りよがりではなく、周りに喜んでもらえるように。」
きっと7/22の授業は、私の心の中にちゃんと「ナレーションの本質」の意識を刻み込むチャンスだった。

その気付きを経て、臨んだ後半戦の授業たち。
講師陣からのフィードバックコメントは、「細かい点はさておき」という前置きがあったりするものの、総じてポジティブなものをいただけるようになったと思う。私はあの日をチャンスにすることができたと言っても良いだろうか。

成長と活躍でいつか恩返しを。
たくさんの感謝を込めて。
春17期モード 八島みこ