お参り行ってないけど、神様は宿したい

今週のコアクラスは松田先生「ナレーションの特性」でした。

まずは「想像力」を生み出す源泉は何か、というお話から。
僕は問いかけられて、ソウ…ゾウ…リョク…( ˙꒫˙ )?となり、騒々しい象が頭の中を駆け巡って行きました。

今その話をあらためて腑に落とすと、「想像/創造」とは「連想」であり、自分の知識、経験、記憶から産み出されている。その抽斗が沢山ある人の方が想像力豊かであり、抽斗を増やすことは知識、経験を増やすことである。
例えばリンゴと言われて赤を想うのは、それを識っているからで、リンゴを投げつけられた人はリンゴ=怖いもの、になったりする。
その記憶、体験の組み合わせで創作物は産み出され、その組み合わせは無限大なので、そこからクリエイターの個性が生まれていく。それがセンスと呼ばれるものの正体である。

なので、ナレーションのセンスを磨こうとしたら、様々なナレーターのミラーリングを行い、知識、記憶を深めていき、組み合わせ数を増やしていくことが有効なのだということ。

ということで、次回授業で本格的に行うミラーリング課題の、進捗確認+考え方の講義に移りました。ミラーリングの課題はあおいさんとよしいさん。

あおいさんのミラーリングを通しての注意点は、声が太いため低く認識してしまうが、実は音程はかなり高い。声の太さは共鳴腔の位置で変わるので、音程と太さは分けて捉えることが肝要とのこと。
高い声は軽妙に聞こえバラエティ向けの声になる。逆に低い声はシリアスで説得力のある印象になる。

あおいさんは声は高く、咽頭共鳴で声を太くすることで、軽妙かつ説得力のあるナレーションを実現している。そう捉えて番組を見てみるとバラエティ全般的に確かにキーは高い。
声の高低の把握と、声の響きのコントロールの両立、しっかり捉えて行きたいと思います。

前回のコア・モードでは全然書けなかったこのブログも、今回は「ブログに書けることを1つ見つける」という意識を持って授業に臨んで見ると、自分で発見している感があって面白いです。(実際は教えて貰ってるんですが)
文章にすることで頭の中がクリアになり、解像度を少し高められるような気がしてきます。

こうして少しずつ解像度を上げることが、想像力を上げることにつながり、それがセンスになっていくのかな、と思います。これこそ「センスは知識からはじまる」!
そして解像度を上げて細かく拘っていくことが、神を宿らす唯一の方法なのだと思いました。
もじをかく、略して「もがく」!ってな訳で、今週も学び多く楽しい授業をありがとうございました!
また次回もよろしくお願いいたします!

17期水曜コアクラス、堀川輝幸