「今出来るは停滞、今出来ないは可能性」

水曜コアクラスですが、今回は土曜参加でした堀川輝幸です。
今週はコア唯一の田子先生の授業「ナレ知っとく!」
パワフル、エネルギッシュ、熱量の高い田子先生の授業。ナレーター界で知っとくと得なことを、華やかさ満載のトークで2時間進行します。

田子先生は一貫して「ナレーターなんて簡単だよ」と言います。以前大江戸先生から伺った田子先生の格言…「行く、喋る、お金がっぽがっぽ」。
「いやいや、そんな簡単じゃないでしょ!」と突っ込みたくなりますが、これこそ田子ナレーションの真髄なのでは?と思います。

田子先生にとって、ナレーターが原稿を喋ることは、ナレーターの業務全体の10%にも満たないミッションなのではないでしょうか。
あとの90%は、魅せ方、立ち居振る舞い、トークによる現場のコントロール、正しい日本語の知識などなど。

私のような未熟者は「原稿をいかに上手く、綺麗に、面白く読むか」といった部分に囚われてしまいますが、そこに囚われていては生き残れないぞ、と。仕事の本質は、一見見えない部分にこそ隠されていて、そここそが超重要なんだとヒントを与えて下さってるように思えます。

そして、アフターバーズ。
そこにて大江戸先生の仰っていた話の中に、ゾクッとする言葉がありましたので、タイトルにも書かせて頂きました。
「今出来るは停滞、今出来ないは可能性」
出来ないことに打ちひしがれていた日々もありましたが、出来ないことを冷静に分解洗浄して、どこから突破口を作っていくか、その行為により可能性を0.0001%でも上げていく地道な作業がナレーションのロマンなのだと思えます。

全ては考え方、解釈次第。
「出来る出来ないじゃない、結局やるかやらないか」と田子先生が授業中仰っていた言葉にも通じる、物事を成す真髄がそこにあるのだと思いました。

今週も様々なヒントを頂き、ありがとうございました。また次週よろしくお願いいたします。