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土曜日ネクスト・アドバンスのサワダです。
早いもので、もう前回のレッスンから一週間が経とうとしております。
明日のレッスンの前に少し時間が出来たので、一週間前のバーズを振り返ってみようと思います。
前回のネクストクラスは山上さんのコピーレッスンでした。
コピーというもの、初めてやらせて頂きましたが、レッスン中のダメ出しなどを聞いていて、かなり深いところまで追求しないといけないものなのだと分かりました。
そしてまず自分がその人をコピーする目的があることが前提だということも大切なことでした。
レッスンでやれと言われたからやるのでは意味がないのは分かりますが、目的意識を持ってるかどうかでかなり取り組み方や追求の仕方が変わってきそうです。
僕は、もちろん得たものはありましたが、最初の段階での目的意識というものは無かったように思うので、次回はそこをもっとしっかり考えていこうと思います。
そして山上さんの、他のナレーターの方への理解の度合いには本当に感服致しました。
あの人はこの原稿ではこういう理由でこう喋る。
全てが正しいのかは分からないですが、少なくともこちらを納得させるだけの明確な理由があって、それを断言する山上さん。
今の僕がそれをやろうとしたら、そのコピー素材だけを見るのではなく、その人の他のジャンルの読みや昔の読み、そして同じジャンルの他の方の読み等も研究して色んな角度から探っていかないと無理だと思いました。
まるでお芝居の役作りのようですね。
一朝一夕で出来るものではないと思いますが、山上さんのやらせたかったコピーとはそういうものなのだと思いました。
恐らく僕の場合は、現段階でこのジャンルやこういう原稿、映像にはこの理由でこうプレイするというものがまだまだ明確には備わりきっていないから、色々な角度から研究することが余計に必要になってしまうのだと思います。
しかし、逆にコピーをすることで、そういったものを自分の中に明確に構築することが出来ると思いました。
それが明確に持てれば、とてつもない進歩になると思うので、今後自分で時間をかけて色々な方を研究してみようと思います。
それと別の話になりますが、ミッドナイトバーズで朝まで「エルヴィス・プレスリー」と「レ・ミゼラブル」を観ました。
朝まででした!!
見終わった直後に気が抜けたのか一辺に急激な眠気に襲われましたが、そこまでする価値のある良いものを観ましたよ!
いやぁ、エルヴィスはカッコいいですね!
あの衣装や動き等は、他の人間がやってもまずカッコよくはならないんですよね。
でも彼がやるとカッコよく見えてしまう、というか…カッコいい!!
何者にも左右されない独自の世界観を持っていて、それをどう批判されようと気にせず堂々と表現することで、それに魅せられた多くのファンが付く。
エルヴィスという一つのモノが成り立っていました。
彼が彼として表現するからこそ許される世界観が作り上げられていたように思います。
だからこそ彼じゃない人間が真似をしても、彼のようにはカッコよくはなり得ない。
前半のコピーの話とは反対になってしまうかもしれないですが、同じ表現の世界である以上、自分を表現して自分のファンを作るという行為はとても大切なことだと思います。
見習っていかねばと思いますが、ここで感動したものをもう一つ!
コピーするにしろ、自分を表現するにしろ、表現するための道具(我々で言えば音を作り出す楽器である自分の身体)が内にあるパッションを表現し切れるようなものになっていなければ、例え内面にどれほど素晴らしいものを持っていようと、出てくるものは大したものにはならないのです。
が!!!
レ・ミゼラブルのミュージカル(基本的には歌だけではあったのですが)は本当に素晴らしかったんです!!
主役が本当に素晴らしい声を持っているのはもちろんなのですが、アンサンブルだろうと十二分に主役を張れるものを持っていて、ミュージカルを少々嘗めていた僕は度肝を抜かれました!
もちろんミュージカルなので歌には気持ちも乗っており、演技もやっている僕にとっては芝居的にも本当に満足いくものだったのでついつい見入ってしまったのですが、今回はさすがにお芝居の話は置いておきます。
ですが、こんなミュージカルがあるのかというくらいに心技体が凄まじく高い次元で揃った本当に最高品質なものでした!
置いておくと言いつつちょっとだけ書かせて頂きますと、皆さん本当にお芝居上手なんでしょうね。
歌に気持ちを乗せるのって凄く難しいことだと思うので、僕の持っていたミュージカルのイメージは「形だけのお芝居」というようなものだったのですが、レ・ミゼラブルの方々は歌に本当によく気持ちが乗っていて、正にセリフの様!
そしてそれが凄まじく高次元で鍛え上げられた歌声によって、あのテレビの画面越しなのに物凄く伝わってくるんです!
舞台って生じゃないと絶対に伝わる度合いって落ちると思うんですけど、テレビ画面を通してあれだけこちら側に伝えてくる表現をする能力にはこれまた本当に度肝を抜かれました。
同じ声を使う表現者として素直に尊敬しますし、全く知らなかった域の世界を見せて下さった学長に感謝です。
あれをやれる人間がそうそういるとは思いませんが、ミュージカルのイメージがガラリと変わりました。
長くなりましたが、コピー等で技術面を強化すると同時に、表現のための声もしっかり作り上げていかなければいけないと心から思った一日でした。
ここに書き切れていないことももちろん色々とありましたし、本当に多くのことを考えさせられた一日でした。
明日(日にち的には今日ですが)はどんな新しいことを学べるのかワクワクしてきますね!
というわけで、お休みなさい。
土曜日クラスの方は明日もまたよろしくお願い致します。
いざ、エルヴィスのように!
サワダ

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