ものすごい勢いで加湿器の水が減り、空気の乾燥を全身で感じる今日この頃。喉もお肌もケアが大事ですね。19期・秋モードの杉田です。
さて、今回は 逸見先生による「ウイスパー」の授業を振り返ってみたいと思います。
まずはナレーションにおけるウィスパーの定義から。
ウィスパーには幅広い捉え方がありますが、基本的には「息を混ぜて声を出すこと」であり、人それぞれマイクへの乗り方が違うとのこと。
今回は、「自分のどこをどう使えば一番素敵に聞こえるのか」を探すのが目的でバラエティとスポーツドキュメントの原稿をウィスパーで読んで収録してみるという、実験的で発見だらけの授業でした。
ウィスパーは、おしゃれでムードのある表現を生み出せるため、ドキュメントに限らずバラエティで使っても問題ない表現。
ただし、微妙なコントロールが必要で、使いどころを気を付けないといけない難易度の高い技でもあると学びました。
私はウィスパー=あまり響かせない、というイメージを持っていましたが、実は「地声の響き」がとても重要で、その響かせ方ひとつで表現がガラリと変わるのが印象的でした。 ウィスパーを意識しすぎると、表現が暗くなったり、妙にクサくなってしまったり……。
意外にも、前に出す表現が必要で、ほんの少しの身体の使い方や発声、イメージの違いだけで、結果が大きく変わることに驚かされました。
また、「息を混ぜる」ことばかりに集中すると、声が暗くなったり、マイクにうまく乗らなかったりと、難しさも倍増。声質によって向き・不向きもあり、使いこなせないと下手に聞こえたり、クサさが前面に出てしまうというコメントもいただきました。
「練習するならお風呂がおすすめ」
という実践的アドバイスも。たくさんの番組を観て、さまざまなウィスパー表現に触れながら、自分に合うスタイルを見つけていくことが大切だと学びました。 そして、もしウィスパーの迷宮に迷い込んでしまったら一度フラットに、普通に読んでみる。それもまた、とても大事なリセット方法だそうです。
ウィスパーは、経験とさじ加減、そして映像との差し引きが必要な高度な表現。
自分の声が向いていると感じるなら、積極的に探究してみると面白い課題だそうです。
ありがたいことに、私の声質も「向いていないわけではない」との評価をいただいたので、今後も研究を続けていきたいと思います。
逸見先生、貴重なご指導をありがとうございました!