松浦先生「情報とバラエティ」授業を振り返って

今年も残すところあと僅か。今期のバーズの授業も、気づけば折り返し地点に突入しました。
ナレーションの無限城にずっぽりハマり、気分は伊之助の19期・秋モードの杉田です。明日はどっちだ!

さて今回は、松浦先生による「情報とバラエティ」の授業を振り返ってみたいと思います。

今回の題材は、情報バラエティ番組の特集部分。
特集でなぜナレーターが変わるのか?
その役割と意味、そして松浦先生の「バラエティナレーションはラーメン」理論について解説していただきました。

課題テーマは
「大きく表現する」を研究すること。

松浦先生ご自身の現場エピソードも交えながら、楽しく授業をしてくださいました。

印象的だったのは、
「王道ナレーション」は新人の主戦場ではないというお話。

王道を求められるのは、あくまで王道の席に座る方々、大御所の領域。
新人がまずやるべきことは、表現を盛ること。

・誇張して
・王道を盛って
・盛って盛って、押せ押せで行く

そしてディレクションが入ってから、初めて引く。
盛るからこそ、個性が浮き彫りになる。

時にはボイスサンプルで出している以外の表現、色付けやオリジナリティが求められる。

「これくらいやってくれるだろうな」という期待を勝ち取る勇気。
その期待が、次のキャスティングにつながっていく。

まさに、
新人が入り口をこじ開けるための戦い方を教えていただいた授業でした。

とはいえ、
「派手に大きくやればいい」という単純な話ではありません。

大切なのは、
メリハリ、スピード、テンポ。

今、何を表現すべきなのかを的確に読み取り、それをコンパクトに出す技術。
そして、自分の個性や強みを活かした「ハマる読み」を見つけること。

自分の可能性を広げるためにも、バラエティの王道を理解した上で、「他にどんなバラエティ表現があるのか」を分類・研究し、自分がキャスティングされるなら、どのポジションかを把握する。

そうして、自分が一番ハマる場所を見つけていく。

「いろいろやって、ストックを作れ。
いつでも出せる準備をしておけ。
出さなければ、誰にも評価されない。」

この言葉が、胸に刺さりました。

自分自身、まだ「あれもこれも」な状態ではありますが、これからも研究を重ね、自分の強みやハマる場所を見つけて、しっかり伸ばしていきたいと思います。

松浦先生、貴重なご指導をありがとうございました!