長かった灼熱の夏も終わり、秋がすさまじい速さですっ飛んでいき、ついに寒い冬が、乾燥を引っ提げてやってきました。
寒いと非常にパフォーマンスが落ちるタイプなのでカイロ必須、そして乾燥するとお肌がピリピリするためニベアも必須の、19期・秋モードの杉田です。 お肌トラブルや火事には、皆さまもどうぞご注意くださいませ。
さて今回は、あおい先生による「旬の実技」の授業を振り返ってみたいと思います。
今回の授業は、当日渡しのアバン原稿を生徒が順に読んでいき、それに対して、あおい先生からフィードバックをいただくという形式でした。
あおい先生ご自身がこれまでに試行錯誤されてきたことや、豊富な経験談を交えながら、個人個人に丁寧なご指導をしてくださいます。
現場での先生の立ち居振る舞いや、番組の種類によって準備の方法をどう変えるのか。
いかにスムーズに現場を進行させ、自身が良いナレーションをするために、何を追求しているのかを詳しく説明してくださいました。
どの言葉を大事にするのか、あるいは捨てるのか、そしてどう立てるのか。
そこに自分の気持ちや感情は関係ない。
ナレーターは原稿を見ているが、視聴者は見ていない。だからこそ、それをいかに分かりやすく説明するかが重要である。
ディレクターが伝えたいことを、どう視聴者に届けるのかを考え、丁寧にナレーションをする。
「このパートは何をするためのものなのか」を常に考え、ディレクターがやってほしいことを的確にくみ取り、精度を上げてナレーションをする。
そのためには、ダイナミックに読んだり、裏声を使ったりすることもある。
ロジカルに考えつつも、機械的にならず、気持ちを乗せていく。
基本的な練習法にも言及していただき、あおい先生が今でも実践されている、さまざまなトレーニング方法を紹介してくださいました。 実際に試してみると、テキメンに効果が出る生徒も!
一人ひとりのパフォーマンスに対して、あおい先生がその場で丁寧にリアクションをしてくださり、
ひとつの文章に対して、実にさまざまな表現があることを示してくださいました。
実際にあおい先生ご本人が読んでくださる場面もあり、そのどれもが素晴らしいナレーションで、「ナレーションは自由なんだ」と改めて実感しました。
懇切丁寧にご指導いただく中で、
「どんな練習をするのか」「どんなナレーターを目指すのか」――その答えは自分で出していくもの。
そして一番大事なのは、継続すること。続けることによってしか得られないものばかりである、というお言葉が強く心に残りました。
初めは腑に落ちないことも多いかもしれない。
けれど、ふと気づいたら高いところにいる。
やろうと思えば、いくらでも練習はできるし、そのための工夫もできる。
結果が出るまで続けることが大事。
大切なことを、ユーモアを交えながら長時間にわたり、一人ひとりにご指導いただき、まさに至福の時間でした。
いただいたアドバイスを無駄にしないよう、これからも続けていきます。
あおい先生、貴重なご指導を本当にありがとうございました!