山本先生「報道の読み」授業を振り返って

例年よりも早い時期から流行していたニュータイプインフルエンザ「サブクレードK」。
ついに周りにもちらほら罹患者が!
予防接種は毎年欠かさず受けているとはいえ、新種ということもあり、いつも以上に気を遣っていきたいと思います。19期・秋モードの杉田です。

さて、今回は 山本先生による「報道ナレーション」の授業を振り返ってみたいと思います。

そもそも報道ナレーションと聞くと、アナウンサーの読みとも違う。
かと言ってナレーター的な読みともちょっと違う…。
僕自身、その境界が曖昧だったのですが、山本先生のお言葉が非常に腑に落ちました。

伝達の一歩先、表現の二歩手前。
アナウンスよりひとスパイス加える。ただし表現に踏み込みすぎない。
自分を出しすぎず、前に出つつも引いていく。

まさに絶妙なバランス。理解はできても実践はなかなか難しいものです。

さらに報道読みでやってはいけないポイントも示してくださいました。

・うねる・しゃくる
・語尾を下ろしすぎない
・助詞を上げない

これらを避けることで、報道らしいナレーションに近づけるとのこと。
今回の授業では、この基礎を踏まえつつ、報道読みのバリエーションを増やすことがテーマでした。

実際の原稿を使い、一人一人の読みを丁寧にフィードバックしてくださる時間はまさに至福。
さらに、バーズでの学び方、オーディションでの心構え、個人練習の向き合い方など、実践的な考え方も多く示していただきました。

また、この日は松浦先生も見学されており、フラット発声法をご指導いただく場面も。
ライトで明るい声の方が、その発声法によって一気に報道寄りのフラットな音に変化していく様子は本当に圧巻でした。
僕自身も声質が軽いタイプなので、しばらくはこの発声法を継続して練習していこうと思います。

山本先生が仰っていた

見本は無限に流れている。
よく観て、よく研究し、練習して自分の体に落とし込むこと。
2年間はあっという間。だからこそ、できることを全てやっていくこと。

この言葉がとても胸に残りました。
とにかくできることから、もっともっと実践していきます。

山本先生、松浦先生、貴重なご指導をありがとうございました!