伝わる読み~「読んでいる」からの脱却~

コア土曜日いわきです。今回は松田先生ナレーションの特性という授業でした。
まず声優、アナウンサー、ナレーターの違いをグループで考える時間があり、
その後宿題としてだしていただいていたコピーのチェックを行っていただきました。

自分一人ではコピーしたい方の読みには近づけず何かヒントを得たいというのが
バーズに入学した理由の一つでもあるので楽しみにしていました。
先生からのご指摘としては出している音が少し低い、音が細かいところまでとれていないということでした。
他の方の読みと先生のご指摘を聞いていましたが、私はまだ完璧に音をとらえきれていないかもしれないと思いました。
また、最後にもグループワークがありました。
1人読み手がいて、文節ごとに止まって相手の反応を見てその反応に応える読みをするというグループワークでした。
ナレーションを読むのだけど会話をするようなイメージです。
私はグループワーク内で何が正しいのか分からなかったので、最後に先生に聞く側に回っていただき、
実践をさせていただきました。
まず緊張で文節で止まれないことも問題だったのですが、伝わらないのが何よりも問題でした。
「読んでいる。全然伝わってこないよ、目の前でおちている」と先生からご指摘を受けてしまい何度やっても変わらず、
どうしたらいいのかとても焦りました。伝えたい気持ちは持っているつもりなんだけれど、どうしたら伝わるのか・・・
もっと大きな声でやってみようという先生の助言で大きな声で気持ちを最大限にこめてやってみると、
「そうそれ!」と先生から合格をいただき何とか1文だけではありますが伝わる表現になりました。
確かに自分でも最後はボールを投げたような感覚がありました。
松田先生、温かく見守って下さっていたコアの皆さんありがとうございます。
録音を聞き返しましたが確かに違います!最後のテイクが何回もできるように練習します。
視聴者に伝えるために、技術として語尾を上げる下げるという技術や間の取り方、出だしの音を上げるとか下げるとか
するのだけれど、伝えるという感覚や気持ちを持っていると視聴者に伝わる読みになるとのことでした。

声が前に出ていない。今は技術というよりも伝えるパッションをもう少し研究したほうがいいかもねというお言葉もいただきました。録音を聴き直してみると確かにパッションが足りない・・・
田子先生の授業でも、もっと思いっきりやったほうがいいとご指摘をいただいたのでそこにも通じている気がしました。
そして、もっと地声は低いはず!というご指摘にも伝わる読みへの鍵があるような気がしました。